らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

梅雨

2014-06-29 | 雑学

沖縄では26日に梅雨明けとなりましたが、大阪はまだ梅雨真っ只中のような蒸し蒸しした厭な日が続いています。
ところで「つゆ」を何故「梅雨」と書くのでしょうか?
調べてみました。

「つゆ」は元は中国から「梅雨(ばいう)」として伝わった言葉で、江戸時代の頃より日本で「つゆ」と読まれるようになったそうです。
「梅雨」の語源については、
一説には、中国では「黴(かび)」が生えやすい時期の雨であることから、元々「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたそうですが、カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」と読めて季節に合った「梅」の字を用いて「梅雨」となったとする説があります。
他には、梅の熟す時期に降る雨で、元々「梅雨」と呼ばれたという説や、更に、この時期は「毎」日のように雨が降るから「梅」という字が当てられたという説、更には、普段の倍、雨が降るから「倍雨」というこじつけた説などもあるようです。

日本で「つゆ」と呼ばれるようになった由来は「露(つゆ)」からと考えられているようですが、梅の実が熟し潰れる時期であることから「潰ゆ(つゆ)」と関連付ける説もあって、梅雨の語源には未詳部分が多いそうです。

なお、梅雨は旧暦の5月頃であることから「五月雨(さみだれ)」とか、麦の実る頃であることに由来して「麦雨(ばくう)」などの別名があります。
五月雨と言えば松尾芭蕉が奥の細道で詠んだ句に

  「五月雨を あつめてはやし 最上川」  松尾芭蕉

がありますが、この句が詠まれた日は元禄2年(1689年)5月29日(新暦7月15日)で、降り続く梅雨の雨を集めた最上川が、水かさを増しながらゴーゴーと勢いよく流れている様子を詠んだ俳句のようです。