富士山
今日2月23日は語呂合わせで「富士山の日」だそうです。
昨年6月、世界文化遺産に登録されて以降登山者が増えている富士山ですが、最近、富士山の噴火に関するニュースをよく耳にします。
「富士山噴火、もうそこまで?麓で始まった本気の避難対策」とか
「小笠原・新島出現で懸念される富士山噴火リスク」
「富士山噴火まで2年切った?」など、
本当に富士山の噴火が近づいているのでしょうか?
・世界遺産に登録されている富士山です。(ウィキペディアより)
今日は推測の域を出ない富士山の噴火はさておき、名称の由来について調べました。
先ず、富士山は古(いにしえ)より噴火を繰り返し、神が宿る山として人々から畏れられてきた山で、「ふじ」という音も、『火出(ホデ)』が変化したとか、『吹息穴(フジナ)』の略などと云われており、更に、アイヌ語で火の山を指す「ふんち」「ぷし」、古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」、おわんを伏せる「ふせ」など、様々な説が出されています。
奈良時代の常陸国風土記には、「福慈」と書かれているそうであり、これが最初に登場する「ふじ」のようです。
そして、やや遅れて万葉集では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」で登場し、「富士」と書かれるのは平安時代初期の続日本紀あたりが最初となるそうです。
このほか「竹取物語」に由来する『不死』があります。
「竹取物語」では、物語の最後にかぐや姫が月に戻る際、『不老不死』の薬を帝に残しますが、帝はその薬を日本一高い山で焼いてしまいます。
そのため、その山は『不死』の山となったと描かれており、またそのとき、帝が兵士を大勢引き連れたことから【士に富む】で『富士』になったとの説もあるようです。
いずれにしても富士山の名称の由来に定説はないようです。