スーパーの果物売り場には秋の味覚がたくさん並んでいます。
ハウスミカンや二十世紀梨、豊水梨、ブドウなど、いろいろな果物の中に美味しそうなイチジクも置かれています。
私の畑には3年ほど前に菜園仲間から頂いたイチジクの木を植えていますが、その木に今年初めて実をつけたのでご紹介します。
・これが畑のイチジクです。まだ茎が細く小さな木ですが、今年初めて6個の実をつけました。
果実は市販されているような大きなものではありませんが、その内の一つが赤く熟しました。
イチジクはクワ科イチジク属の落葉高木で、原産地のアラビア南部では少なくとも6000年前に栽培が始まったといわれています。
日本へは江戸時代に中国から長崎に渡来したようです。
当初は薬用として栽培されていましたが、生産量が増えるにつれ食用として親しまれるようになったと云われています。
・赤く熟れた我が家のイチジク第1号です。先端部分はまだ割れていませんが、野鳥に食べられる前に収獲することにしました。
イチジクは漢字では無花果と書き、花の無い果実と思われますが、実の中に無数の白い花を咲かせるそうです。
その花が実に包まれて外から見えないことから「無花果(イチジク)」の漢字がつけられたようです。
・赤く熟れた中央の白い部分が花のようです。
「イチジク」は食物繊維の王様で、不老長寿の果物とも言われてます。
また、比較的多くカリウムを含んでいることから血圧を下げ、高血圧や動脈硬化などの防止に効果があるとされ、更に、先に書いたようにペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれているので便秘改善にも期待できると言われています。