らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「関電の節電要請」終了

2012-09-08 | 時事

昨日で関西電力管内における関電からの節電要請が終了しました。
危惧していた計画停電は実施されず、一安心したところです。

関電管内では、7月2日から昨日までの約2ヵ月間、記録的猛暑だった2010年夏比「10%以上」(当初は15%以上)の節電を求めていましたが、大飯原子力発電所3、4号機(福井県)の再稼働に加え、節電協力も得られたことから計画停電は回避できたと発表しました。

今年の夏、大阪市内では35度を超える猛暑日が9日連続するなど、大変な猛暑となりましたが、昨日までの節電要請期間中、電力使用率が「やや厳しい」とされる90%以上になったのは4日間だけで、うち最大使用率は92%となったようです。
この為、万が一の事態に備えた計画停電は、一度も実施されることなく回避され、企業も家庭も一安心したところです。

関西電力の試算によれば、夏の節電要請が始まってからの節電効果はおよそ11%と、10%以上という目標を上回っているということです。
これについて、関西電力は、家庭でのエアコンの使い方の工夫や、工場の操業の休日へのシフトなど節電の取り組みが浸透したものとみています。

一方、節電要請の期間中に再稼働した大飯原子力発電所の3号機と4号機について、関西電力は、来年9月に予定されている次の定期検査まで運転を続けることにしていますが、関西広域連合は、安全面で再審査を行うよう求めています。

なお、大飯原発の再稼働が無かった場合、使用率が90%以上は21日で、うち3日は95%以上になったと関電では発表しています。
しかし、結果論かも知れませんが、大飯原発の再稼働は無くてもこの夏の電力不足は起こらなかったことになり、「計画停電」という脅し文句は大飯原発の再稼働を行うための方便だったような気がします。
このうえは、原発の安全性を十二分に確保してもらい、関電には福島のような事故が起こらないように徹底した安全管理を望みたいと思います。