“熱海の観光”シリーズ、は本日が最終回となります。
今回のシリーズは、熱海市で高校のクラス会を開催したことに伴い、自由時間の範囲内で観光スポットを巡ったものです。
さて、クラス会の翌日、私たちはバスで熱海から十国峠を経て箱根に行きました。
関西に住む私たちは滅多に霊峰富士を拝むことがなく、十国峠からの富士山の眺望を楽しみにしていましたが、当日は生憎の曇天で顔を見せてくれませんでした。
箱根と言えば、毎年正月に行われる東京箱根間大学駅伝でお馴染みですが、芦ノ湖畔にはその選手たちを讃える 『箱根駅伝栄光の碑・若き力を讃えて』と刻まれたランナーの銅像が建っていました。
その銅像の傍には“駅伝を讃えて”という勝氏の詩碑がありましたのでご紹介します。
“駅伝を讃えて”
若い豹は春の象徴
君たちが走ると 東海に春がよみがえる
富士はおおらかに微笑み
相模の海は夢多い調べをおくる
君たちは意思と力の群像
君たちは青春の花々
赤や海老茶や紫が入りみだれて
春のさきがけのテープを織りなす
君たちは光のようにはつらつと走り
町々を 並木を 野を 山を
呼びさます 春のつばさ
東京箱根間大学駅伝
二日間のレースは
二つないスポーツの交響楽
自然の美とスポーツの美の
明るく開ける新春のフィルム
よろこびと涙を
わかち合う二百二十キロ
若い日の楽しい感激よ
勝 承夫
私たちは、芦ノ湖の箱根町港から遊覧船“海賊船”に乗り、湖畔の眺望を楽しみながら桃源台港まで湖を縦断しました。
・芦ノ湖に面して立つ箱根神社の平和の鳥居です。
・芦ノ湖の遊覧船から眺めた駒ケ岳です。
桃源台からケーブルカーを乗り継いで強羅まで行き、大涌谷の湯けむりを見学しました。
「黒い温泉卵」
大涌谷では真っ黒に茹で上がった温泉卵を販売していました。
珍しいこの黒い卵は、温泉に含まれる硫化水素と鉄分が結合し、硫化鉄となることからできるようです。
この卵はじっくり茹でて蒸すことで、独特な硫黄の風味とマイルドな味が特徴と云われています。
“1個食べると寿命が7年伸びる”とか云われているそうですが、5個500円は上手い商売ですね。
ケーブルカーから眺めた大涌谷の地滑り止めの工事現場です。
ケーブルカーと小田急電鉄を乗り継いで小田原まで下り、小田原から帰阪の途につきました。
(お詫び)
誠に勝手ながら、所用のため明日10日から5~6日お休みさせていただきます。