らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「クワ(桑)」の花

2011-04-28 | 

最近では余り見られなくなった桑の木。その木に咲く桑の花。
読者の方は、「クワ(桑)」の花を御覧になったことがありますか?
今日は、我が家の「クワ(桑)」の木に花が咲きましたのでご紹介します。

この「クワ(桑)」の木は、昨年、パソコンクラブでご指導を頂いている U氏から頂いたもので、今年が2年目の木です。

・これが2年目の「桑の木」です。黒く点在しているものが花です。


「クワ(桑)」はクワ科クワ属の植物で、原産地は中国北部から朝鮮半島と言われています。
雌雄異株で、春に開花し、花後にできる果実はマルベリーと呼ばれ、熟すと赤色から黒褐色になって生食できます。
私は食べたことがありませんが、このマルベリーは甘酸っぱくて美味しいようです。

・これが桑の花です。花後にできる果実が熟すと赤から黒褐色に変色し、食べるとキイチゴのような食感があるようです。


「桑」は明治時代には、貴重な輸出品である絹を作り出す蚕の餌になることから大変重要な存在だったようです。

・蚕の餌になる桑の葉です。


童謡「赤とんぼ」の一節に “山の畑の桑の実を、小籠に摘んだはまぼろし~か~” と歌われているように、養蚕業が盛んだったころは、地方に行けば桑畑があちらこちらに見られましたが、今では養蚕業者が減って余り見られなくなっています。
この歌のような光景は、古き良き時代の日本の田園風景の一つです。消え去ることなく、いつまでも残して欲しいものです。