早春に地下茎から芽を出し、やがて小さな青紫の花を咲かせる草、それは「ワスレナグサ(勿忘草)」です。
今、この「ワスレナグサ(勿忘草)」の花が畑のあぜ道に咲いています。
今日は、この「ワスレナグサ(勿忘草)」の花をご紹介します。
・畑の畦道に咲いている「ワスレナグサ(勿忘草)」の花です。
「ワスレナグサ(勿忘草)」はヨーロッパ、アジアが原産で、日本には明治時代に園芸業者が輸入したのが最初と云われています。
名前の由来は、恋人のために川岸でこの花を摘み、誤ってドナウ川に落ちた青年が「私を忘れないで」と言って水中に消えたという中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公ルドルフが発した最後の言葉と云われています。
英名でも「Forget-me-not」と言い、和名の「ワスレナグサ」はこれを訳したものだそうです。
・青紫の小さな花ですが、とても可愛い花です。
昔、倍賞千恵子や菅原洋一が歌ってヒットした歌謡曲「忘れな草をあなたに」はご存知の方が多いと思います。
若き日を思い出して口ずさんでみては如何でしょう。
忘れな草をあなたに
作詞:木下龍太郎
作曲:江口浩司
歌 :倍賞千恵子
1. 別れても 別れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
おぼえておいて ほしいから
しあわせ祈る ことばにかえて
忘れな草を あなたに あなたに
2. いつの世も いつの世も 別れる人と
会う人の 会う人の
さだめは常に あるものを
ただ泣きぬれて 浜辺につんだ
忘れな草を あなたに あなたに
3. 喜びの 喜びの 涙にくれて
抱(いだ)き合う 抱(いだ)き合う
その日がいつか 来るように
ふたりの愛の 思い出そえて
忘れな草を あなたに あなたに