らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「大寒」の行事

2011-01-20 | 季節
今日1月20日は二十四節気の一つ「大寒」です。
「大寒」とは、寒さが一年で最も厳しくなる頃であり、暦便覧には「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明しています。
日本列島は今週に入って、「大寒」に合わすかのように強い寒気に居座られ、日本海側を中心に大雪に見舞われています。
今年の「大寒」は、正に暦通りの寒さとなっています。

この「大寒」寒波による大雪で、雪国では屋根の雪降ろし中の落下事故や屋根から落ちてきた雪に埋もれて亡くなった方が全国で46人にも上っているそうです。
専門家は、事故防止の注意点として”雪下ろしは一人では行わず、必ず二人以上で行って欲しい”と指摘していました。
雪国の皆さん、屋根の雪降ろし時には、くれぐれも事故のないように注意をしてください。

「大寒の行事」
さて、大寒の行事に「大寒禊(たいかんみそぎ)」があります。
・「大寒禊(たいかんみそぎ)」とは、冷水に入って心身を清め、無病息災を祈る行事です。
 禊とは、「水(霊)注ぎ(みそそぎ)」を略した言葉といわれており、日本神話のイザナギノミコトの日向の阿波岐原(あわぎはら)における禊祓いに倣った、最も古い行法といわれています。
 水は海に篭(こも)る霊力によって心身の不浄を除き、自分自身の本心の力を最も良い状態にすると信じられいるそうです。

・「凍り豆腐」「寒天」「酒」「味噌」などの製造業者の方は、寒の内のこの時期に寒気を利用して仕込を行います。

・更に、今日は「二十日正月」でもあります。
 「二十日正月」とは、正月の終わりとなる節目の日で、この日を以って正月行事は終了します。
 京阪神地方では、正月に用いた鰤(ぶり)の骨や頭を酒粕、野菜、大豆等と一緒に煮て食べる風習があり、このことから「骨正月」、「頭正月」とも言われています。