らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

寒露とは

2008-10-08 | 季節

今日、10月8日は二十四節気の一つ「寒露」です。

「寒露」とは、冷たい露の結ぶ頃と言う意味で、そろそろ朝晩は寒さをおぼえるようになります。
天文学的には、天球上の黄経195度の点を太陽が通過する瞬間を言います。

暦便覧には「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」とあります。

季節は秋の長雨が終わって、これからが本格的な秋になります。
菊の花が咲き始め、コオロギが泣きやんで雁が渡って来る頃といわれています。

・我が家の大菊はやっと蕾が開きかけたところです。


「露」空気中の水蒸気が凝結し、地面や地面付近の草木の葉などの表面に
水滴となって付着したものであり、地表付近の空気が冷やされるとできますね。

そして、空気の上昇と共にはかなく消えていきます。
このようなことから「露」は、はかなく消えやすいことの例えとしてよく使われます。

豊臣秀吉の辞世の句は有名ですね。
「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」
                         (
豊臣秀吉の辞世の句)
「露」を詠んだ俳句もあります。
「露の世は 露の世ながら さりながら」  小林一茶
  これは小林一茶が娘を亡くしたときに詠んだ句といわれています。

・「石ころも 露けきものの 一つかな」  高浜虚子
 早朝の静かさのなか、目にするもの全てに露が降りている。
 石ころさえも露けきものとなっている。澄み切った朝がひんやりと伝わってくる。
 これは「寒露」を詠んだものと思われます。

コメント
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