スキヤキ2012をふりかえる -3- 二重星


 そこでスキヤキ・シンポジウムのことに移りますけど、エントリーを書き終わって読み返してみると、うーん、ちょっと理屈っぽいかなあ、と思います。
 読むのしんどい方はとばしてくださいね。

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 今年のスキヤキのシンポジウム(Ustreamはここです)をご覧になった方々は、かなり重いものを受け取られたことと思います。コーディネータ役のわたくしを褒めてくださる方もかなりおられるのですが、当の本人としては、うーんこれは消化不良を誘発したかなあ・・・という恐れの気持ちが強いです。もっと楽しい?シンポを期待されていた方は少々戸惑われたかもしれませんし。
 とにかくわたしとしては、パネラーの皆さんに率直に喋っていただこうと思ったのです。あの場での発言を無理やりにでも引き出した責任?はわたくしにあります。相当ナマな形で発言が出たかもしれませんが、それはそれでよかったと思っています。パネラーの方々のお互いの刺激になったはずでもありますし。

 写真は北陸中日新聞8月31日号の記事です。

 パネラーのお三方は、前のエントリーのうーごさんたちとは違い、あきらかになんらかの思想的メッセージ性をもって活動しておられる人たちです。
 そこで音楽ではメッセージが大事か、メッセージはなくてもいいのか、という話になるのですが、これはわたしは先にいちおう自分の答えを出しておきました。

 いまこのお三方を眺めて考えていると・・・なんというか、みっつの二重星みたいな気がしてきました。

 はくちょう座のアルビレオみたいな。

 肉眼で見ているとひとつの星だけど、望遠鏡で見るとかスペクトル解析するとかしてみると二つの恒星でできているのがわかるという。
 つまり、音と思想ですね。
 それが、聞く方には、音楽というひとつの光として入ってくるんです。

 で、さっそくお三方のご紹介――というかわたしの思うこと――に入ろうと思ったのですが、シンポに来られた方からいいお話をメールでいただきましたので、そちらの方からご紹介します。(つづく)

 
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