ふう

 起きてる時間すべて仕事していて、それでもちっともおっつかないという変態状態がひと段落つきました。

 ふう。

 温泉でも行ってきましょうか。

 あ、ところであさってわたしのライナーのついたマトゥーブ・ルネースのアルバム『わが愛する者全ての名において』が発売になります。
 ジャケ写真のファイルが届いたら、ご紹介いたします。

[追記] 「あさって」っていつのことか分かりにくい、というご指摘をいただきました。もっともでした。2月1日のことです。アオラ・コーポレーションさんのこのページに載ると思います。

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せんたくもの


 オルレアンで泊まったホテルについていた、洗濯物を熱で乾かすもの。

 おかげで、旅行では常に問題になる洗濯に頭を悩まさずにすみました。

 こういうの金沢のわたしの家にもあったらいいな。

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ジェフ・ベック

 ただのベックじゃなくて、マンガのBECKでもなくて、ジェフ・ベック。

 金沢に来るんですが、チケット1万円もします。今の相場なんですかね。そういえばロックのコンサートってもう何年行ってないだろう・・・ いま一万円あったらベックよりワールドのCD3枚くらい買いたい気持ちです。

 たしかにジェフ・ベックのライブなんて一度も見たことないんですけどね。でもBlow by BlowやWiredのころはたしかに凄かったけど、今はどうなんでしょ。

 去年だったかどこかの雑誌にペイジと二人でたくさん写真が載ってるのがありましたが。
 二人ともいい爺さんになってます。
 でもこんな爺さんたちにのさばらせているようじゃ、ロックも難しいなと思います。
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アングレームと南アフリカ・マンガ


 地下鉄で撮ったアングレーム・マンガ・フェスティバルのポスターです。

 ところで1月29日から2月1日まで開かれる今年のフェスティバルですが、Jeune Afriqueの報道では、南アフリカのマンガ雑誌Bitterkomix関係の展示会開催、アンソロジーの出版が決まっています。

 南アフリカというのはほとんどマンガの出版はやっていない国だそうですが、この雑誌は独自で、かなり政治色の強い作品を掲載し続けているのですね。

 たぶんマンガ家数も読者数もそんなにはないだろうという気がしますが、国単位で考えたとき「南アフリカマンガ界」は、フランスがキープしていくことになるんでしょうか。

 国際レベルでマンガで何かしようというとき、こういう支持層拡大の布石がそのうち効いてくると思います。
 こういうのが、わたしはフランスの得意なやり方だ、と思うのです。
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朝青龍とサランのラジオ放送

 朝青龍さん、優勝おめでとうございます。

 やっぱり調子のよいときの彼がいちばん強い、ということですね。

 彼がやりたい放題やる(と相撲界の人には見えているのだと思いますが、要するに朝青龍は「やんちゃ」なんだと思います)のでは他の者に示しがつかないとか、勝ったときの態度が憎たらしいとか、批判はたいへん多いのですが、結局彼がいないと土俵が盛り上がらないというんですから痛快ですね。

 ところで例のサランのラジオ番組 Speciale Mongolie では朝青龍の名前も彼女の口から出てきますよ。ウランバートルの国営サーカス場を朝青龍が買い取って日本で作っている会社 ASAグループが興業を管理しているという話で(冒頭から54分くらいのところです。フランス語の分かる人は聞いてみてください)。

 というわけでこの放送でモンゴル語をフランス語に通訳しているのがサランです。

 番組の最初に出てくるのが「メリフル」という楽器の名手、「チ・ブラーグ」という人なのですが、34分くらいから聞いていただくと分かるように、日本の方と結婚して子供さんが二人おられて、日本に住んでおられるということですから、もうかなり年配ながらこの人日本で相当有名な人のはずです。御存知の方がおられましたら教えてください。
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Musique Info ワレン、ベニスナッセンの失敗を語る

このエントリーに続きます)

Musique Infoの月刊のやつが届きました。さてこの形態で定着するでしょうか。たしかに厚みはばっつくなってますが。

 パラパラ見ていたらラップのWallenさんの小さいコメントが載ってました。やっぱりアブダルマリクのBeni Snassen プロジェクトはポシャってたんですね。彼女は「身近な人を巻き込んでしまって心苦しい」と言って、こんなことをつぶやいてます:

 En regle generale, la culture des crews est en train de mourir.「一般的に言ってクルーで仕事をするという文化が死のうとしているんです」

アメリカでさえ50セントがGユニットを保つのは難しかった、というのですね。

 これって、すべて金、資本主義とマーケット至上主義になった、ということでしょうか。
 いろいろ嫌なことがあったんでしょうね。

[追記] Musique Info Hebdoは結局紙のバージョンがなくなってしまったようです。今はNews Letterとサイトでやってますね。09.12.23.


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ぜんぜん進展のないマミ事件

 ひょっとしたらもうシェブ=マミのことは皆さんお忘れかもしれません。女性監禁暴行事件でフランス司法当局に拘置されて、保釈金を積んで釈放されたものの、アルジェリアに逃げ帰ってしまって音沙汰なしになってからもう二年近くになります。

 このたびこの件がフランスの軽罪裁判所に送られたという記事を見ました。
 マミは、最悪の場合10年の刑務所暮らしになる恐れがあるそうです。

 でも記事をよく読んでみても、マミがフランスの裁判所に出頭したわけでもなく、状況はまるで変わっていないことがわかります。相変わらずマミはアルジェリアにいたままです。

 もう彼は芸能界には戻らないのかなと思います。
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ガレット


 フランスの楽しい風習ならなんでも受け入れそうな日本ですけど、広まってないものはいろいろあって、たとえばエピファニー(1月6日)の日に食べるガレットというのもそのひとつ。

 だいぶん日は過ぎてますが(フランスのスーパーでも1月中くらいダラダラ売ってますね)、きのう某フランス人のお宅でガレット食べてきました↑。立派なガレットでしょう? それにおいしかった。

 これにはフェーヴ(feve 豆)とよばれるなんか小さいモノ(98年のワールドカップの年にわたしが買ったものでは、サッカー選手の小さい陶器の像になってました)がどこかに入っていて、切り分けて食べた人の中でこれに当たった人が「ガレットの王様」になるわけですね。
 でも別に王様になったからどうということではなくてそれだけですから、ちょっと愛想がないかな。ものの本には「王様が決まったら、彼は女王様を選ぶのである」と書いてあるのですが、昨日はそれはしなかったな。

 でも昨日は「集まっている人のなかで最年少の人がテーブルの下にもぐって、その人が順番に次の切れ端をだれそれに、と指名していく」のがしきたりだ、とはじめて教わりました。ふーん。


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Jennyさん



(前のエントリーから続きます)

 ちなみにこれがジェニーさんのマンガ的自画像です。

 見えにくいですが、鉢巻きに三色旗が描いてあります。

 巻末の経歴を見ると、ジェニーさんはマダガスカルのタナナリヴォ生まれで、三歳のときパリ郊外に移住してきて、アニメ映画製作の教育を受けてますね。
 それからChibimagというアソシアシオンに参加してます。
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「マンガ」って――Jennyの場合


 さて駆け足でフランスに行ってまいりましたが、一日だけのオフの日にヴァージンメガストアに行ってきました。

 膨大な量の日本マンガの翻訳が並ぶ棚の一角にJennyさんのPink Diaryを見つけましたので、買っておきました。

 この人はフランス初のshojo-mangaka「少女漫画家」という触れ込みでデビューしてます。マダガスカル生まれでフランスに移住してきた人ですね。

 ところでこの作品も、例のクリスチナ・プラカの作品同様、舞台が日本で、日本の若者の生態が描かれるものになってますね。

こういうのを見ていると、shojo-mangaというのは内容、ストーリー展開の場が多くの場合日本に限定されるものなのではないか。Mangaというジャンル自体、高度に進歩していながらエキゾチックという、日本の特異な立場と不可分なのではないか。
 そんな風に思います。

 今回の出張の目的地もオルレアン大学だったのですが、今年はかの大学の日本語クラスに120人以上の記録的登録があったという話が出てました。
 その原因説明としてオルレアンの先生がしたのが、フランスの学生たちは「高度に進歩していてかつエキゾチック」な日本に魅力を感じているのではないか、という言い方だったのです(それと、中国語みたいに声調がないから発音がやさしい、というのも言ってましたね)。

 日本ではいま「日本のマンガは世界で評価され、愛好されている」という言われ方をしていると思います。
 たしかにそうかもしれませんが、この流行には今のべたような様相もあることをちょっと考えておいた方がいいように思います。
 つまり「マンガ」という芸術ジャンルにおいて世界のどこより日本が進んでいる、というより「マンガ」自体が日本と不可分、少なくとも非常に密接な関係にあるとされている、というとらえ方の方が現実に即しているかもしれないのです。
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