日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
「だいがくきょういん」もがんばんなきゃ
日本で大学というのは明治のころに、「おうべい」の進歩事情を把握するために作られたわけで、だいがくきょういんが基本的に上を向くのは、まあ当然だったんでしょう。で、その「上の方」には「おうべい」があったわけで、アルジェリアがあったわけじゃない。アルジェリアがないだけならまだしも、ブラジルも、カナダさえもあんまりないみたい。「おうべい」にあるnation stateの「こくご」にまつわるものだけが上にあった。
ここには、一直線に上に向かっていく動きしかない。
でも、精神的高みは、横方向にもある。
資本主義が、市場システムが、囲い込みをやってしまうから横方向の流通は阻害されている。
MOOCみたいなものもどんどん増えていくだろう。
さてだいがくきょういんはなにをする?
Comment agir ?
資本主義が作る垣根を、人と人との垣根に、抜け穴を作っていくこと。なぜなら「知」とは上方向にも横方向にも伸びていくものだから。
若い日本人に「戦え」というなら、せめてどういう人たちのためになぜ戦うのか、わかってもらうようにすべきではないんだろうか?
・・・とここまで考えれば、音楽業界がダウンロード時代に華やかさを失い、文学がアニメや漫画やほかのジャンルにシェアを奪われていくのも、悪いことばかりではないという気になる。
だって、資本主義が、市場システムが関心を薄くしてくれるから。
ほんとうの歌とか、ほんとうの文学って、これから息を吹き返す目があるかも。
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かたみ
お義母さんが亡くなって一年。遺品の整理。わたしは見ていただけですが、リュックをいただきました。
山歩きの好きなひとでした。
そういえばDominiqueも山歩きが好きでした。まあ彼女は生きているだろうけど。たぶん・・・
山歩きの好きなひとに悪いひとはいなさそうな気が。
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W.E.B.Dubois
CiNiiを検索していて気が付きました。
W.E.B.Duboisの邦訳って『黒人のたましい』The souls of black folkと『黒人論』The Negroしかないみたい。しかも後者は所蔵館一館しかないです。
ははあ、なるほど、こういうふうにしてあるわけか・・・
こういうのこそ、紹介しなくちゃいけない。
それには二つ理由がある。
ひとつは、世界のトレンドが、少数の選良が追及する高邁な理念より、多数が幸せになり心安らぐ思想を要求しているから(そして、現時点ではそういう思想を追求することこそが、逆説的に「高邁な理念」を追求することになること)。
もうひとつは、にっぽんの権力志向ばりばりの人たちにはピンとこない話かもしれないけど、結局そういうことをすることが21世紀において、最終的に日本を守る営みになるから。
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