日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
文学概論~世界文学わたしの一冊は
「文学概論」今年も終わりました。
最終日2月3日は、こんな課題で書いてもらいました:
「この授業で言及された本、あるいは言及されなかったとしても世界文学として意義がある(文化の違うひとと共に語り合う意味がある)と考えられる作品をひとつ選び、そのおもしろさ、及び世界文学的意義を説明、紹介してください。(補足)どうしてもマンガ作品について語りたい場合はやむをえませんが、できるだけ狭義の文学作品を扱って下さい。これはマンガを貶めているわけではなくて、授業で大きく扱っていないと思うからです」
以下、150人以上の金沢大学文系の学生さんたち(大半は一年生)にとっての世界文学って、こういうものです。
複数回答があったもの:
星の王子さま 21
変身(カフカ) 14
こころ(夏目漱石) 10
エミリーに薔薇を 5
ハリー・ポッター・シリーズ(ハリーポッターと賢者の石) 5
レ・ミゼラブル 4
老人と海 3
赤と黒 3
源氏物語 3
シャーロック・ホームズ・シリーズ(緋色の研究) 3
モルグ街の殺人 2
砂の女 2
指輪物語(トールキン) 2
赤い高粱(莫言) 2
伝奇集(ボルヘス) 2
テロル(ヤスミナ・カドラ) 2
ボヴァリー夫人 2
あとは適当に並べます・・・
アナバシス(クセノフォン)
シンデレラ(グリム版)
竹取物語
神曲(ダンテ)
坊っちゃん
門
吾輩は猫である
小僧の神様
走れメロス
斜陽
『レキシントンの幽霊』『めくらやなぎと眠る女』『かえるくん、東京を救う』
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
ノルウェーの森
象の消滅
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
太陽の子(灰谷健次郎)
食堂かたつむり(小川糸)
しゃばけ(畠中恵)
告白(湊かなえ)
容疑者Xの献身(東野圭吾)
ほたるの墓(野坂昭如)
三匹のおっさん(有川浩)
レインツリーの国(有川浩)
カラフル(森絵都)
風が強く吹いている(三浦しをん)
芋虫(江戸川乱歩)
響きと怒り
尼僧への鎮魂歌(フォークナー)
クトゥルー神話(ラヴクラフト)
かもめのジョナサン
青空の向こう(アレックス・シアラー)
うろんな客(エドワード・ゴーリー)
外套(ゴーゴリ)
罪と罰
カラマーゾフの兄弟
百年の孤独
1984年(オーウェル)
ガリヴァー旅行記
アクロイド殺し(クリスティー)
私を離さないで(イシグロ)
夜想曲集・音楽と夕暮れをめぐる五つの物語(イシグロ)
人形の家(イプセン)
ソフィーの世界
ロボット(チャペック)
アンネの日記
人間嫌い(モリエール)
紋切型辞典
首飾り(モーパッサン)
恋愛論(スタンダール)
三銃士
モモ(エンデ)
ドラゴンラージャ(イ・ヨンド)
故郷(魯迅)
三国志演義
以下、狭義の「文学」作品というのからははずれるものとか、○○作品群とか。
WATCHMEN(作者名が書いてなかったのが示唆的)
フランス語の擁護と顕揚(デュベレー)
わたしはマララ
キャプテン翼
ワンピース
AKIRA
風の谷のナウシカ(漫画版)
星進一の小説群
村上春樹の作品
プラトンの著作
フォークナーの作品
オイディプス王(伝説)
100万回生きたねこ
写真は、徳田秋声記念館の薮田学芸員さんに来ていただいた時のものです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )