スキヤキ2014の収穫~番外 バッキバ、トゥーマラッカ


 フィナーレにもパレードにも、またこの写真のように二日目、フローラルのステージチェンジ時に突如、巨大人形とともに現れた、たのもしいリズム隊を率いるもうひとりのリーダー廣瀬拓音さんの活躍に拍手して、ことしのスキヤキの御報告を終わります。
 彼こそスキヤキの垣根を超えて、いちばんいろんなところに出張っていくでしょうね。
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スキヤキ2014の収穫~10 巨大人形は雨に弱いか?


 さて、未だに謎として残っているのは「あの巨大人形は、雨に弱いんだろうか?」という疑問です。雨にあたって糊が溶けだしたら、あっというまに崩壊するのではないかという危惧が・・・

 ということでフィナーレ前半はビニール袋をかぶった重武装で登場しましたが、もう雨は心配なかろうと判断されたところで袋を脱がされました。

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スキヤキ2014の収穫~09 フィナーレ


 ということで、今年のフィナーレはこのガーデンステージを活用して行われました。
 ちょっと場所が狭くなった感はあるのですが、いつもどおりの太鼓連打で祭りも最高潮へ。

 「フィナーレの帝王」(というのはわたしがいま考えた異名ですが)チャンさんは、片手に小さな鉦みたいなものをもって登場。彼にしてはえらくつつましい・・・と思ったらそうでもなかったです。あの鉦、しっかり音が響きわたってみんなを統率してました。

 橋本委員長の三本締めでことしのスキヤキミーツザワールドも無事終了。よかったよかった。フィナーレは雨、まぬがれました。

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かわいい表札


 閑話休題。トルコの話がでましたので、トルコ語自主講座サークルの最近の話題を。


 このエントリーを見て下さい。

 トルコ語自主講座サークル TRKL の部室。前を通ったら、可愛い表札が出てました。

 そうそう、宣伝にもなるから表札出しといたら?と勧めたのはわたしでした。


 まあ顧問としては、あんまり張り切り過ぎて息切れしないように、とアドバイスするのみです。この子たち元気だな。

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スキヤキ2014の収穫~08 トルコ


 ヘリオス脇の屋台もかなり整理された感じを受けました。ただトルコ料理のスタンドがずいぶん多かったのはなんか理由があるのかな?

 とにかくわたしソースなしのケバブを二回食べました。おいしかった。

 この「のびーるアイス」というのは食べてません。わたし、食に関する好奇心ってあんまりないもので。


 
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スキヤキ2014の収穫~07 ヘリオスのそと、などなど


 ことしはヘリオスのそとで主にアマチュアの方々の出演したカフェステージを模様替え。去年までインフォメーションがあったあたりに立派なステージをしつらえ、客席もテント式にして、雨がきても安心、という態勢が作られました。

 このステージで今年の目玉、ボンゲジウェBongeziwe Mabandlaのステージがあったりするんですからあなどれなかったです(ちなみにボンゲジウェの音楽は、わたしにはちょっとよく分からないです・・・)




 ことしはワークショップ班でまじめに?働いたせいか写真をあまり撮ってません。ここでまとめて出演者の印象を簡単に書いておくと:

 ボンゲジウェとスキヤキ・フレンズ(三日目、ヘリオスステージ):マチュメ・ザンゴさんが今年はひとりで自由に参加できて張り切ってましたが、ステージ左に陣取った彼以上に存在感を見せたのが、ステージ右のおなじみチャンChang Jaehyoさん。マチュメ、ボンゲジウェ、廣瀬、マンゴー組 vs チャンさんのバトル、みたいな演出もありました。うーん毎年このレジデンス・ユニットは凄いんですが、凄いということだけ覚えていて、どういう音楽だったかがすぐ記憶が薄れちゃうのが難点ですね・・・

 トリ・アンサンブル(三日目、ヘリオスステージ):彼らが到着したところは見ているのですが、演奏はほとんど見られなかったです。ただそのちょっと見た演奏からは、なんとなくヌスラット・ファテ・アリ・カーンとカッワリーを思いだしました。そういう雰囲気なんですよ。

 藤本一馬+伊藤志宏(一日目、クラブステージ):クラシックとジャズの高度な接点でギターとピアノがぶつかりあうすごい音楽。もうすぐこのデュオでアルバムが出るそうですから、しっかり聞いて、その音楽的突進ぶりに再び接してみたく思います。

 馬喰町バンド(一日目、クラブステージ):今の日本人の本物のうたとは何か?、を追及している人達だと思います。プロずれしないその姿勢も好感が持てます。息長く活動してほしいです。

 ちなみにクラブステージ二日目、U-zhaanとOOIOOは超満員でほんのちょっとしか見られず、寸評もできません。すごい人気でした!


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スキヤキ2014の収穫~06 意味はどこにある?


 マイラさんの歌のことを何も言ってなかったですね。

 彼女の歌はモダンで、洗練されてます。「ワールドミュージック」という言葉に土俗の意味をみたい人には、向かないです。カーボ・ヴェルデは世界でも田舎の方、などと思うと、ぜんぜん的外れになります。だいたい音楽的に度し難く田舎者なのは、日本の人です。
 ボサノヴァも入ってますが、一部にすぎないです。

 先日、車のなかで彼女のアルバム Lovely Dificult を聴いていると、ちょうど「鈴見」の交差点(金澤・卯辰山の下を抜けるトンネルの金澤大学側)に来たところで13曲目の"Meu Farol"が流れて「あ、これ・・・」という感覚を得ました。要するに周囲と音楽とがぴたっと一致した感じがしたのです。こういうの、至福の瞬間ですね。

 この歌、お母さんを歌ったものですね。お母さんはわたしの"farol"だ、って。
 英語は"beacon"になっているし日本語のタイトルは「かがり火」になっているのですが、この"farol"というポルトガル語は「灯台」や「車のヘッドライト」の意味もあるので、もう少し光がつよい感じかも。
 
 でもわたしが鈴見の交差点で感じたのは、あまねく光が満ちた心地よさであり、それだったらフランス語の"lumière"がいちばんいいような気もするんですね。
 歌詞の意味の繋がりからするとそれは許されないかな・・・残念だけど・・・

 このアルバムの歌詞カードは、ポルトガル語のものは仏訳と英訳つきで、フランス語、英語のものは元の歌詞だけとなってますね。


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スキヤキ2014の収穫~05 アートスペース


 スキヤキ・トーキョーも終わって、日本ははや秋のきざしが・・・

 マイラさんの公開インタビューは23日(土)15時から開かれてました。場所はヘリオス併設のアートスペース。

 ご覧になれば分かると思いますが、モザンビーク巨大人形隊の一員でもあるブチェカButchecaさんの展示会「チョチョロサ」Tchotcholosaもやってました。ちなみに今回のスキヤキのポスター自体(前のエントリーの写真でわれわれの机の前にいくつも貼ってあるやつです)もブチェカさんの手によるものです。 
 すっきりした、垢ぬけした、いい展示の仕方ですね。いや、わたしがやったわけではないのですが。

 ちなみにマイラさんのインタビューはフランス語で行いました。残念ながらポルトガル語ではまだそんなにできないので。マイラさんはフランス語は全く問題なく、きれいに話しますよ。モザンビーク勢では巨大人形隊のフィエルさんが少しですがフランス語話せました。やっぱり似てるんですね。
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スキヤキ2014の収穫~04 マイラさん


 カーボ・ヴェルデの女王、マイラ・アンドラーデ(←前に述べた通り微妙な発音)さんのインタビュー通訳を、急遽わたくしがつとめさせていただきました。左側はインタビュアー、リスペクト・レコードの高橋さんです。

 ヘリオス・ステージでのマイラの妖艶なことといったら、これで悩殺(って死語かな)されなかったらもうオトコやめたほうがいいのでは?って感じだったかも・・・

 でも打ちあわせでお話しした彼女は、たいへん知性を感じさせる方でした。こういうのを才色兼備って言うんだな(これも死語っぽいけど)。お父さんは外交官と紹介されていますがそれは彼女の義父に当たる人ですから、外交的環境にばかりいた人ではありません。
 
 カーボ・ヴェルデは、無人の島にポルトガル人がやってきたことから始まった国。世界第一の本物のクレオール国家だ、と彼女は言います。ヨーロッパとアフリカの両方に繋がりをもつこの国の住民は、ともすればヨーロッパとの繋がりの方を重要に考えるところがあるとのことですが、彼女は自国民のそういうところが問題だと思っているようです。

 そういうことを聞くと、そうですね・・・ アフリカの果ての島国とアジアの果ての島国ということで、意外になんとなくカーボ・ヴェルデ人と日本人、似たようなところがあるかもしれないです。

 ドイツに公演にきたセザリア・エヴォラ(「はだしの歌姫」。彼女がいなかったら我々はカーボ・ヴェルデなんて国を知っていただろうか?)との出会いのとき、セザリアはマイラさんに「あなたを『上げる』のも『下げる』のも、民衆なのですよ」と教えたそうです(これ、うまく日本語にできなかったな。今でもできないな・・・ もちろん歌手としての人気を上げる、下げる、という意味は入ってますが、それだけじゃない感じなので)。彼女はその教えを心に留め、よく守っています。

 なんだかこのあたり、日本のフランス語教育関係者にもよく考えてほしいところかなと、今のわたしには思えてしまいますね・・・

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スキヤキ2014の収穫~03 モザンビーク三人衆


 巨大人形プロジェクトのモザンビーク三人衆です。

 さてこの人形、結局これは神か精霊かあるいは人間か、なんなんですかと彼らに聞いてみたのですが「・・・御想像にお任せします」という答えで、結局彼らにとってはそういうのはどうでもいいことなんでしょう。

 とにかく以前(っていつだ?)からあったんだそうですが、「ペットボトル」の出現で型がとりやすくなり、飛躍的に作りやすくなった、というんですね。なんとも面白い。素晴らしい。

 これが、アートというものだな。
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