今、わたくしが教えていること


 「教える」という言葉は、はなはだおこがましいと思うのですが・・・

 とりあえず今、金沢大学で開講している授業の内容です。

 ちょっと今「わたしは、何をやっているんだろう?」という、自分見つめ直しのときです。


粕谷雄一の授業

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『砕かれたハリルホジッチ・プラン』


L'analyse de la stratégie halilhodziciste.

五百蔵容氏による『砕かれたハリルホジッチ・プラン』(星海社新書)が届き、読みかけております。

サッカーの素人にとって読みやすい本とは言えませんが、ハリルホジッチ監督が日本代表チームのためにしてくれたことが、徐々に見えてくるように思います。

わたくしは、アルジェリア代表チームを応援していたおかげで、2014年ブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント第一戦、ドイツ代表対アルジェリア代表の試合、五百蔵さんが「優勝したドイツ代表をまさに土俵際まで追い詰めました。この大会のベストマッチとも評され、ハリルホジッチの傑作といえる試合です」(p.29)と称える試合を見ることができたわけですね。ちなみに当時のわたくしの感想はこんなのです。

五百蔵さんが綿密に分析されているこの試合、他のサッカー関係の方々も「鳥肌がたつような、凄い試合」だったと言っていたこんな試合を大舞台で見事にやってのける監督が、日本代表チームを率いてどんな戦いをみせるか、本当に見たかったです。彼なら日本代表が、自分でも知らなかった自らの力に気づくように導いてくれたはず、と思うのです・・・

ハリルホジッチ監督に感謝、信頼を伝える署名運動は、まだやってます。ここです。

繰り返しますが、この署名運動はいかなる個人、いかなる機関も非難するものではありません。よろしく。
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講義ノートは、講義そのものとは違うと思います。

Est-ce que le cahier d'un prof est "équivalent" de son cours ? Cas d'une université japonaise (pas la mienne!).  

ここをごらんください。

学生の無礼にぶち切れて教室を出て行ってしまった教授の講義ノートを数人の学生がスマホで撮影した、という事件が物議を醸しています。

うちの学生さんに感想を聞いてみたら「先生が帰ってしまったので、本来受けられるはずの授業が受けられなかったわけですから、学生たちはその内容が知りたかったんじゃないですか」と言われて、なるほどと思いました。

わたくしの感想は、この学生さんの感想とはちょっと違って、世間のひとが授業用ノートと授業そのものが等価物と思っているんだったらそれは嫌だな、というものです。

ウェブには教員の頭なんか比較にならないほど圧倒的情報量があるということに加えて、ウェブ上の資料公開やらMOOCやらがどんどん存在感を増すなか、「教室で授業する」というしきたりの妥当性、教室に「教員という人間が居る」意味、というのは常に考えていたいところです。
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マクロンさんにそこまでの大変革が可能なのでしょうか On va voir.


 Francafrique フランサフリックって、フランスと旧植民地のアフリカ諸国との独特の、いわば「腐れ縁」みたいなものを指す言葉だと思います。今日手元に届いたJeune Afriqueが、マクロンさんのフランス大統領就任一年を振り返り、彼の対アフリカ政策を検討しています。
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こんなことを考えました


 たぶん、こうだと思いました。
 論理は万人の友であり、文学の遺産は人間の心の友である。
 La logique est un ami de tous, l'héritage littéraire celui du coeur humain.
Logic is a friend of all, literary heritage that of human heart.

 誰の言葉かって言うと・・・

 この命題から導かれるひとつの系は、ディベートは万人の武器になるけれど、人間の心のためには文学の積み重なりが必要だろう、ってことだと思います。
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松原雅典先生


 獨協大学で開かれました「日本スタンダール研究会」で発表してまいりました。

 写真は、学食です。土曜日でもあり、メニューが少なかった・・・という不平は言わないことにしますが、ここでも若い学生さんんたちに野菜が提供されていなくて、気がかりでした。
 なにはともあれ、若い学生さんの健康が大事ではないですか・・・

 さて、今回もまたわたしは発表をしたのですが、全然受けなかった。現在の日本の大学の状況まで含みこんだ壮大なお話でしたが、壮大すぎますか。

 でも、松原雅典先生と久しぶりにお会いできたのはうれしく思いました。大病をされましたが、今はもう本当にお元気そうで、まことに喜ばしいことです。先生は80歳をこえておられますから、わたくしの「ハリルホジッチ監督に感謝」の署名も、ネットでお願いしますというわけにはなかなかいかず、手書きのご署名をいただきました。

 松原先生も『パルムの僧院』について御本を書いておられるそうです。『赤と黒』のジュリアン・ソレルはひねくれていて書きやすい、『パルムの僧院』のファブリスは素直だから、かえって書きにくい、と言われるんです。そんなもんですかね・・・

 松原先生はスタンダール研究の大先輩というだけでなく、金沢大学教員としても大先輩にあたります。先生の買い揃えたのと、わたくしの買い足したのと合わせると、金沢大学所蔵のスタンダール研究書はかなり充実しているといえるでしょう。でも本が厄介モノになってしまった昨今では・・・
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ハリルホジッチ監督に感謝して、信頼を伝える署名運動につきまして


この投稿では100人署名があったら監督に送ろう、というような呑気なことを言っておりましたが、既に署名は1200を超え、まだまだ増えそうです。

これは、長期的展望をもって腰をすえてやろう、と思います。

ハリルホジッチ監督に感謝し、信頼を伝える 署名運動です。よろしくお願いいたします。

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