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公園で 立原道造
僕が 噴水を見ていると
飛沫の向こう側に
人が噴水を見ている
ここの午後は町のどこより
太陽が人の背中をやさしく光らせ
しづかに時間が風とじゃれてゐる
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- 拝借の写真は酒井抱一「蓮池に蛙」
（大海を知らず、大間に合いで学んでいます。よろしくお願いします）
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噴水の向うにいる人、そして互いに水のカーテン越しに同じものを見ている。ゆったりと流れる時間、もう手に入れることができないもののようにさえ思われる優しい空間ですね。
boa！さんが 直ぐ目の前にいらっしゃる不思議！
うれしい。
噴水も白秋にかかると
噴水(フキアゲ)のゆるきしたたり。－－
霧しぶく苑の奥、夕日の光、
水盤の黄なるさざめき、
なべて、いま
ものあまき嗟嘆(ナゲカヒ)の色。
と、甘くけだるい。 ことばの景色も、感じ方もそれぞれ。みんなちがってそれぞれいい。