早起きをして見てきました。 忘れ草… 今年も忘れず 櫻の木の下に咲いています。 (さいたま市浦和区 見沼代用水西縁に 800mつづいている)
この花を身につければ憂いを忘れられると信じていたのですね。
自生していたのを、 近所の方々が守っていらっしゃいます。 万葉ファンには嬉しいこと。 TVの取材もあり首都圏ネットで放送されるようです。
忘れ草垣もしみみに植ゑたれど醜(シコ)の醜草(シコクサ)なほ恋ひにけり 巻12・3062
やはり 効き目はありません。 恋の憂いは忘れられやしない。
醜草… などと。 あでやかです。
週末には咲きそろうことでしょう。 昨年のようす
朝の6時、 散歩のひとがたくさんいました。
(上) 斜面に 乳茸刺 チダケサシ。 アスチルベの仲間で、 雰囲気はそっくりでも、 色は淡く、姿もスッキリ。
(下) 園芸家が育てているヤブカンゾウ。 その向こうに屹立するのは トリトマ。 よく目立つ個性的な花穂。 トーチリリーとも呼ぶって。 草丈150㎝ 印象的です。
花言葉 「あなたは私を楽しませる」 朱がかった茶色はつぼみ、 開花すると黄色。 筒形の花が下から順に咲き上がっていく。 美しくて おもしろいひと…
「鋏を入れる…」 柔らかくて良いことばですね。いつもおなじ表現しか浮かばないのを悲しみます。切るでは、ドキッとします。
和花が群れる園生、ときめく画材… お姿が眼に浮かびます。
わが家にも自生していたのですが、近年は見かけません。強い草たちに追いやられたのでしょうか。前の空き地の草むらにはまだちらほらと鮮やかな色が見えています。大都市圏でこのように繁殖するには、人の配慮があるからでしょうね。
「夏は白」。別所納言の仰せどおりです。私は白しか庭には植えない徹底でしたが、桔梗、竜胆は例外でした。このところは、和花ならなんでもです。「とこなつ」のピンクも今,オカトラノオの白い穂の下で可憐に揺れています。
和花はその命名に感心します。半夏生も今が見ごろです。槿も、紫陽花の白が終わった片隅で賑やかに微笑み交わしています。ハマユウも白い華やかな姿が雨に打たれて茶がかって来ましたので、鋏を入れようと思っています。