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ドアの向こう

日々のメモ書き 

たづたづし

2007-02-18 | イーゼルのうた

 
 春浅し 冴返る 余寒 春北風ハルナライ 薄氷ウスライ。 季語もなかなか 春遠し。
 せっかくの日曜も 寒気がぶり返し雨となった。 

  夕闇は道たづたづし月待ちて行ませ我が背子その間にも見む (巻四・709)
  
 先日の講座で習う。夕闇になると道がはっきり分からないので…  松本清張の「たづたづし」も紹介される。  「たまたま本屋によって万葉集をひらいたとき、偶然、この歌が目にふれて頭に残ったのだ… 奇妙にわたしの頭に印象を刻んでいる… 」  
 月が出るまでの暗がりの路、 たどたどしくて分かりにくい… 万葉のうたに導かれるミステリーもおもしろかった。「点と線」など読んだが 推理小説は久々。

           -☆-

 鏡のまえ 20F  古い絵にPCで加筆した 雨の日のお慰み

  …うつろう季節  たづたづし           
            
           -☆-

清川 妙先生がTVに出演されるそうです  楽しみ!
 NHK総合 英語でしゃべらナイト 23日(金)午後11:00  
 
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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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鏡の前 (boa !)
2007-02-20 17:22:54
出ました。ラグタイムさんは、本当に透明感や、物に反映した映像を表現するのが特技ですね。味わいがありますね。

左下に置かれたオレンジ色に、百合の花粉を見ます。ピッチャー様の花卉を鏡を使って三次元的表現に持ってゆき、区切る鏡の枠線がきっぱりとしたラインで絵を引き締める技法は、墨彩と同じ考え方ですね。20号だと迫力がありますね。

多分、原画とはちがって、色合いが強いコントラストになっているのでしょうね。原画の詩情に触れてみたいと思います。今よりも、若い頃の作品なのでしょうね。力強い意志を感じました。
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気持も映って ()
2007-02-21 07:41:05
 10年くらい前です。仲間に感化され調子も変わっています。 花は勢いがあって好きですがバックは縞柄の布で、色が気に入らない。
 そこで遊んでみました。 構図や色の配置など。ペイントや編集のツールでも簡単に試すことができます、便利です。
 鏡の向こうに広がる世界をねらいました。
絵にはなんでも写ってしまいますね。 心のありようも。
 すべてお見通し、boa!さんの前で嘘がつけません。 こまやかに ありがとうございます。
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「たぎたぎし」 (boa !)
2007-02-22 12:11:45
どこか頭の隅で、「たづたづし」を伺って、よく似た言い方がと引っかかっていました。
立屋敷の遺跡に立って、思い出しました。
日本武尊でした。「しかるに今わが足え歩まず、たぎたぎしくなりぬ」でした。(記・中)

伊吹の山の神に言上げして、報復を受け、當芸野まできて、動けなくなった時の語です。この後、薨去されるのですが、”たづたづし”と全く同じ意味で使われています。とっくに、ご承知のことでしょうが、思い出したのを自分で喜んでの追加です。

23日は、お昼寝でもして、夜を起きて、清川先生にお目にかかります。
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15㎞ほど歩いて ()
2007-02-22 14:45:44
 「たぎたぎしくなりぬ」とのりたまひき。 故、其地を號ナヅけて當芸タギと謂ふ。
 岐阜県養老町辺りということですね。

 たぎたぎし・たづたづし・たどたどし

 空飛ぶ教室! ありがとうございます
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拝見! (sora)
2007-02-24 11:20:40
清川先生のご出演番組を拝見しました。
蛙さんのお話されている先生にお会いできました。
本にては御目文字預かってはおりましたが…。
素敵ですね。
何でも極めようとなさるその精神が…!
そして極めてしまうその実行力が!
とても85歳というお年には見えませんでした。
そのように年を重ねて行こうという目標が、
眼の前にお見えでおられる蛙さんもきっと
素敵だろうと推察いたしながら…拝見していました。
テレビを見て興奮いたしました。
ありがとうございました。
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ありがとうございます ()
2007-02-24 14:33:25
ちょっぴりユーモアがあって ほんとうにすてきでした。 行動力も 精神も 見習うことばかり。 soraさん あこがれの先生を褒めてくださいまして、我がことのように嬉しいです。
 講座でいつもおっしゃる 「いつからでも遅くはない、脳は鍛えればいくらでも鍛えられる」と。 実践されています。
 たどたどしい生徒ですが ぜひ真似ようと思います。 
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