別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

寒に入る

2013-01-05 | こころ模様

 

   このあたりでは雪こそないが 朝は氷点下がつづく
   空っ風は頬に冷たく痛いと感じる

      

   噴水に 虹  (元日撮影)
 
  庭の蝋梅が咲き出した


 歳時記に新年の季語が多い。
 なかでも元旦の朝はとくべつで  元朝(ガンチョウ)という 

  歳旦(サイタン)をしたり顔なる俳諧師     蕪村
  旧景が闇を脱ぎゆく大旦(オオアシタ)    草田男

 ・元旦 歳旦(サイタン) ・鶏旦(ケイタン) ・改旦(カイタン)
               ・朔旦(サクタン) ・大旦(オオアシタ)・初旦(ハツアシタ)
   また、年の朝(アシタ)・月の朝(アシタ)・日の朝(アシタ)の意味で三朝(サンチョウ)とも言い
  三旦(サンタン)・三元(サンゲン)・元三(ガンサン)・三始(サンシ)・三の晨(ミツノアシタ)・三の始(ミツノハジメ)などとも(山本健吉編)

  さて 宿題の一句を 詠まなければ…


    きびきびと万物寒に入りにけり  風生 

 自然は凛として潔い。 
     

    厳かに万象寒の内にあり     風生

 果敢に冬の楽しみに向かいますか それとも
 寒さをよけて 籠り居をしましょうか

 とりあえず年賀状を出せなかったひとに 寒見舞を出そうとおもう 

 

 

コメント (4)
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