アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

目次9

2024-05-15 12:56:19 | 目次(カテゴリー別)



【錬金術neo】
エメラルド・タブレットの世界(古神道の世界観との類似)
 エメラルド・タブレットの秘儀(ヘルメスのつぼ)
 世界樹の見え方(それはひっくり返っている)
 ニュートンの世界観(第五元素の説明)


【修験道neo】
一言主の神の由緒(善事も一言、悪事も一言)
 田中陽希GreatTraverse-10(道なき道 )
 役行者が己の骸骨に出会う(トラウマを超えて)
 田中陽希GreatTraverse-1(日本のピラミッド説など)
 田中陽希GreatTraverse-2(修験道との関わり、大峯山など)
 田中陽希GreatTraverse-3(登ってはいけない山-1 )


【老子neo】
あらゆるものに神性を見る(老子第39章 昔之得一者)
 冥想体験としての老子(老子第16章 致虚極)
 不争の徳は水の如し(老子第8章上善若水)
 無為の体験を経た言葉(老子第81章 信言不美)
 陰極まって陽生ず(老子第36章 将欲歙之)


【キリスト者の秘蹟neo】
アヴィラのテレサの語り得ない体験(一瞬の飛翔)
 ヨブへの答え(先進国と発展途上国 )
 イースター復活祭(イエスはいつ大悟したか)
 霊操のメソッド(来たるものあり)
 イザヤの召命(木の切り株だけ残っても)
 ペテロの逆十字(第一の人間は無用の用を生きる)
 最後の法王(我ら平民の覚醒と連動)
 オリーブの栄光(誰もペトロ2世を名乗れない)
 シバの女王が南からやって来て最後の審判に臨む(女性忌避の最終シーン)
 神学大全を捨てたトマス・アクィナス(過去の自分を捨て去る)
 イエスが弟子の足を洗う(最後の審判の時代)
 聖なる傷痕に指を入れた使徒(見ないのに信じた人は幸いである)
 預言者エリヤのクンダリーニ上昇(つむじ風)
 キリスト教の守護天使、古神道の正守護神(誕生から封切りまでエスコート)
 聖ドナトゥスのエクソシズム(別の出口を作る)
 アリマタヤのヨセフ(金持ちが天国に入るのは、らくだが針の穴を通るよりむづかしいが)
 細川ガラシャの十字架(散りぬべく 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ)
 北東の隅に最初は役に立たない石を置く(まさかの艮の金神)
 どんな不信仰な人でも耳を傾ける年(凡夫の耳も菊の年)
  義の教師メモ(十字架で殉教せず)
  ケルソスの語るイエス一家(イエスの生い立ちの真相)
  ケルソス反駁に見るユダ像(不安定な悪役)
  イスカリオテのユダは特別扱だった(13番目の係累)


【アヴァンギャルド精神世界18年の回顧neo】
アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-1(ブログを始めた頃)
 アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-2(出口王仁三郎)
 アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-3(相としての組織宗教衰退と万人が神仏を知ること )
 アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-4(わが身一身で、あらゆる冥想法を試すわけに参らぬこと)
 アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-5(物事を変えるには相当に早い時期から準備が必要)
 アヴァンギャルド精神世界18年の回顧-6(人類全体の進化 )


【【肉体】【ザ・ジャンプ・アウト-05】neo】
天国もいいけれど(神のために神を捨て去る)
 ひきこもり列島(非社会的生活での思考力・集中力の低下)


【【七つの身体】【ザ・ジャンプ・アウト-04】neo】
七つの身体総論(七つの身体 総論)
 七つの身体総論-2(チベット死者の書とニルヴァーナのプロセスとテクニック)
 七つの身体総論-3(七つの身体はそれぞれ別次元にある)
 七つの身体総論-4(第五身体=コーザル体=両性具有)


【【七チャクラ】【ザ・ジャンプ・アウト-03】neo】
チャクラと七つの身体論の参考資料の現状(チャクラと七つの身体-1)
 チャクラの数とポジション(チャクラと七つの身体-2)
 チャクラの位置と性質(チャクラと七つの身体-3)
 荘子の7つのチャクラ(七チャクラ説-1)
 太乙金華宗旨の7つのチャクラ(七チャクラ説-2)
 ヨハネの黙示録のチャクラ(七チャクラ説-3)
 10チャクラ説(仏教十界説など)
 瑞宝十種(十種神宝(とくさのかむだから))(饒速日命(ニギハヤヒノミコト))
 密教のチャクラの数(4チャクラ説、5チャクラ説、6チャクラ説)


【【クンダリーニ・ヨーガの全貌】【ザ・ジャンプ・アウト-02】neo】
死の世界・死の技術(クンダリーニ・ヨーガの全貌-1)
 古今東西-1ウパニシャッド・ヘルメス文書(クンダリーニ・ヨーガの全貌-2 )
 白魔術とは-1(天意を読みしたがう)
 白魔術とは-2(唐代の禅僧普化の例)
 最初から追い込まれた生い立ち-1法然(若くして虚無を見る)


【【世界樹】【ザ・ジャンプ・アウト-01】neo】
キリスト教の梯子(キリスト教の梯子)


【【アストラル体】【ザ・ジャンプ・アウト-07】neo】
縁がない人たち(上意下達のスタイルは去った)
 一厘の仕組(一厘の仕組)
 親鸞の愚禿鈔(横超=選択本願・真実報土・即得往生)
 人間の善悪(自由から善へ)
 離魂(死期と分身)
 宇宙人は猫をいやがること(ホイットリー・ストリーバーの未知との遭遇 )
 神がかりにだまされる者は、神の綱が切れる(Coolな出口王仁三郎)
 虹の身体と幻身の違いについて(別の微細ボディ)
 虹の身体-1(ナムカイ・ノルブの説明)
 虹の身体-2(まず死から)
 死のプロセスから(頭頂からの脱出)
 幻身の正体(メンタル体の特徴)
 出口王仁三郎のコーザル体-4(両性具有=完全無欠の神人)
 冥想十字マップ-1(定とサマーディ(三昧)の違い)
 冥想十字マップ-2(チャクラと七つの身体への対応)
 雪巌祖欽のアートマン(坐禅のバリエーション)
 ケン・ウィルバーの結跏趺坐(空とワン・テイスト)
 ケン・ウィルバーの意識状態(見性からの深まり)
 エメラルド・タブレット(エドガー・ケーシーの見たアトランティス)
 冥想の深浅高低-1(ヨーガ・スートラに見る定と三昧-1)
 冥想の深浅高低-2(ヨーガ・スートラに見る定と三昧-2)
 冥想の深浅高低-3(ヨーガ・スートラに見る定と三昧-3)
 冥想の深浅高低-4(原始仏教の分類1)
 冥想の深浅高低-5(原始仏教の分類2)
 冥想の深浅高低-6(原始仏教の分類3)
 冥想の深浅高低-7(原始仏教の分類4)
 冥想の深浅高低-8(原始仏教の分類5)
 冥想の深浅高低-9(原始仏教の分類6)
 冥想の深浅高低-10(冥想の縦軸と横軸)
 人間の最終ステップ(九分九厘まで)
 空海の十住心論-1(空海の十住心論-1)
 空海の十住心論-2(空海の十住心論-2)
 日の老いたる者の言葉(音楽の効用)
 不連続な意識のスペクトル(ケン・ウィルバーの意識のスペクトル)
  クンダリーニ・ヨーガの源流-1(ウパニシャッド「死神の秘教」)
  クンダリーニ・ヨーガの源流-2(仮死で「ただある」)
  クンダリーニ・ヨーガの源流-3(不死への上昇)
 スピリチュアルの暗号解読(海王星の発見から)
 オルガスムの法則(エーテル体レベルでの現象  )
 グルジェフのエーテル体(遠隔治療の原理)
 エーテル体の色(肉体の回りの青みがかった光)
 平田篤胤の養父篤穏の養生法(エーテル体のイメトレ)
 OSHOのヴィパッサナー-1(想念と行動の意識化)
 OSHOのヴィパッサナー-2(出入する腹への気づき )
 OSHOのヴィパッサナー-3(入息出息を鼻の先で見守る)
 OSHOのヴィパッサナー-4(取扱注意が必要な呼吸覚醒)
 エーテル体の形状と位置づけ(エーテル体の形状と位置づけ)
 生気に乗った生命(エーテル体の形状と位置づけ(続))
 エーテル体の性質(睡眠時にエーテル体は肉体から離脱)
 メスマーの27の法則-1(人間と全宇宙は常にシンクロしている)
 メスマーの27の法則-2(気の力を自在に操れる人もいる)
 メスマーの27の法則-3(エーテルとアストラルの区別)
 第二身体は、濃縮した煙(神霊原子)
 不完全なる霊素(陰陽・火水からどのように半物質、物質へと変わっていくか)

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大物主神、レディの秘所を突く-2

2024-05-15 06:28:46 | 古神道の手振りneo

◎古事記の天国と地獄の結婚-3

(2019-09-14)

 

ギリシア神話では頻出の、男神と人間の娘の結婚。古事記では、三輪山の大物主神が、美人の勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)と交媾し、神の子富登多々良伊須々岐比売命(ホトタタライススギヒメノミコト)が生まれた。

これについて出口王仁三郎が言霊解を出している。まずトイレで御用たし中の美女を下から大物主神が赤い矢に変身して襲う段。

乙女(美人)の最もデリケートな部分を神に突かれたという衝撃により、乙女は至誠に目覚めそれまでの退嬰的消極的な姿勢を改め、積極的に四方に奔走し、敬神勤皇報国のために大々的活動を開始されたこととみている。

要するに大悟覚醒し、本来の自己、大神、アートマンに出会うというショックを受けて、人格も行動も至誠を基にするという形に全く変わってしまったという意味。

ここで注目すべきは下から突かれたという点。個室にて最もリラックスし、神に対してオープンとなった時に下から突かれたのである。サハスラーラは上だろうに。

この上下の見方は、神の側から見れば、世界樹モデルで見るが如く、世界樹の根が全体であり、枝葉が個。ところが人間で言えば、頭の側が根となる。これは人間にとっては逆転である。タロットカードの吊るされた男の姿。

正神が下から突くことはあり得ない。

 

古事記、霊界物語では、類似の上下逆転のモチーフがある。神界の大立者野立彦命が富士山火口に飛び込むシーンである。これは上から下への落下。現代なら単純にクンダリーニが上方に突き抜けてメンタル体で肉身を離脱し、アートマンに至り云々と解説するところを、古神道ではことさらに逆の表現をとる。

野立彦がダンテスの別称であることも知られているが、その文字配列すらも逆転した並びではある。

どうも古神道は、このように上下逆転して表現するのが好みなのではないかと思う。

女性が悟るというのも珍しく、意味深長。

だが、赤い矢が美男子に変身したという男の大悟覚醒シーンも含まれてはいる。男女同時に悟る。

 

以下は、出口王仁三郎の解説。

 

『『其の美人の富登を突き給ひき』

 ホトの言霊は霊地(ほと)であり、秀所(ほと)であり、地の高天原である。亦た局処(つぼと)である。神宮坪の内と謂ふ意義もあります。

 突き給ひきと云ふ事は、肝腎要めの局所を突き止め、見極められたことであります。

 

 ヲトメの言霊を解説すれば、

 ヲは祭り守らしむる也、長也、治む也、教也、緒也、結びて一と成る也。

 トは結び定むる也、皆治る也、十也、八咫に走る也。

 メは内部に勢を含む也、本性を写し貽(のこ)す也、親也、発芽也、天の戸也、世を見る也。

 

 以上の言霊は、天地経綸の活用ある女神の発顕にして、祭政教一致の大道場である。即ち皇祖皇宗の御遺訓を遵奉し、且つ顕彰する神示の、聖団のある地の高天原である。

 

 ホトの言霊を更に解釈すれば、ホは上に顕る也、活霊也、照込む也、火(ほ)の水に宿る也、日の足也。

 トは通り結び納る也、最も迅速疾走鋭敏也。

 則ち、厳の御魂の瑞の御魂に依宿し、最も迅速に鋭敏に活用を照らす日の御子の、足なる十の聖処地の高天原なる事が伺はれるのであります。

 

 『爾(かれ)其の美人(おとめ)驚きて、立走りいすすぎき』

 をとめは三輪の大物主神に、局処を突き止められ、非常に恐懼措く処を知らず、直に立ちて大神の命を奉じ、四方に奔走して敬神勤皇報国の至誠の為に、大々的活動を開始されたといふ事であります。

 『いすすぎき』と云ふ概略な意義は、勇み進み君国の為に至誠至忠の大活動を為す事であります。吾々皇道大本の信者も、君国の為めに、至誠以て天地を貫くの大々的活動を致さねば成らぬ時運に到達致したのであります。

 

 『乃(かく)て其の矢を将来て、床の辺に置きしかば、忽ち麗はしき壮夫(おとこ)になりて、即ち其の美人に娶(めあ)ひて生みませる御子、名は富登多々良伊須々岐比売命』

 

 そこで其の矢を将来て、床の辺に置きしと言ふ意味は、改造された三輪の大物主の化身を、最も尊き座に置き奉って、将来の大国家の経綸を、勢夜陀多良比売から一々詳細に申上げると、大物主神は、初めて神意を覚り給ふと同時に、今迄の御煩慮は忽然として消え失せ、勇壮活溌なる大丈夫に身魂が改造変化され、将来に望を抱かれ、楽天、進取、清潔、統一の大精神を確持し、美人(瑞霊)と見合はし聞合はし宣り合はして、立派な御子を生み玉うたのであります。

 

 ミコの言霊を解すれば、

 ミは玉に成る也、◎を明かに見る也、真也、満也、三也、形体具足成就也。

 コは天津誠也、脳髄也、一切の真元と成る也、全く要る也。

 即ち玉と成る也は、玉は天下統治の表象である。◎を明かに見る也は、皇国の大使命を日神月神の光に依りて悟る事である。真也は至真至美至善の神徳である。満也は光輝六合に満ち渡る事である。三也は主師親の三徳及び三種の神器である。形体具足成就也は、君民一致の神政完了する事である。

 

 天津誠也とは、惟神の大道にして麻柱の究極である。脳髄也は、万有一切を司宰する主脳の意義である。一切の真元也とは、政治宗教教育哲学等一切の真相本元を究極し、且指導する事である。全く要る也は、全大宇宙を神の意志に依りて統御し要むる事である。

 

実に三輪の大物主神と大便所に入れる美人と肝胆相照し以て宇内無比のミコを生み給ふと曰ふ、実に結構なる皇宗の御遺訓であります。』

(出口王仁三郎全集第5巻 神武天皇御東征之段P19-22から引用)

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大物主神、レディの秘所を突く-1

2024-05-15 06:22:19 | 古神道の手振りneo

◎古事記の天国と地獄の結婚-2

(2019-09-09)

 

『古事記』によれば、三輪山の大物主神は、今を時めく美人の勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)に一目ぼれした。大物主神は、すかさず丹塗矢に変身して、その美人がトイレで大便中に下水溝を流れ下って便器に至り、ぐさりと彼女のホトを突いた。

すると不意を突かれて彼女はあわてふためいたが、気を取り直し、その矢を持ち帰って床の辺に置いたところ、矢はイケメンの男になったので、二人はすぐ交わった。

この二人の間に生まれた子が、富登多々良伊須々岐比売命(ホトタタライススギヒメノミコト)であって、神の子と謂われた。

三輪の大物主神は、世界各国の帝王又は大統領たちを司宰する大帝王のシンボル。彼が、世の中の醜き低きところの極み(大便所ではあるが、万物の生れ出る根源でもある)まで探して恋い求め、混乱する世界の肝腎かなめの局所を突きとめ、見極めた。

出口王仁三郎によれば、ホトタタライススギヒメノミコトを言霊で解釈すれば、直霊の御霊の光り、太陽の如くに明かに照り渡り、雲の上に伊都能売(天国と地獄の結婚)と顕はれて、永遠無窮の天下は治まりて静かである五六七(みろく)の仁政を施いて、世界を統一するということ。

五六七の神の御代の現象は、実にホトタタライススギヒメノミコトとシンボライズされ、彼女こそ古神道の天国と地獄の結婚である。

天国と地獄の結婚の表現としては、天照大神と素戔嗚神の誓約がやや複雑なのに対し、こちらの方はやや単純にできている。

古神道、クンダリーニ・ヨーガ系、密教系では、聖性の材料のシンボルとして、時に大便、小便が用いられる。善言美辞が基本ではあるが、プロの世界では、そういうものだと心得て読みたい。先入観を壊す。

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第六身体アートマンと第七身体ニルヴァーナの間のサマーディ-1

2024-05-15 03:54:00 | ジェイド・タブレット

◎ジェイド・タブレット-11-6

◎アートマン-6

◎あらゆるものが始原の源に帰還

 

第六身体と第七身体との間にサマーディがあると唱えるのは、OSHOバグワン。該当箇所は以下。

 

『第六身体においては、鏡は存在しない。 いまや宇宙的なものだけがある。あなたは失われてしまった。あなたはもういない。夢見る人は存在しない。

だが夢見る人なしで、夢はなお存在しうる。そして夢見る人なしで夢が存在するとき、それは真正な現実のように見える。心は存在せず、考える人は存在しないため、なんであれ知られるものはすべて知られる。それはあなたの知識になる。

創造の神話がおとずれ、それは漂い過ぎてゆく。あなたは存在せず、ものごとはただ流れ過ぎてゆく。判断する者はなく、夢見る者はいない。

だが存在しない心が、いまだにある。滅せられた心がまだ存在する。個としてではなく宇宙的全体として――。あなたは存在しないが、ブラフマンが存在する。

それゆえに全世界はブラフマンの夢だと言われる。この世界全体が夢、マーヤーだ。誰か個人の夢ではなく、全一なるもの、全体の夢だ。 あなたはいないが、全一なるものが夢見ている。』

(秘教の心理学/和尚/瞑想社P140から引用)

 

いつしかコーザル体の上昇は、第六身体アートマンに切り換わり、それが第七身体ブラフマンたる中心太陽に突入せんとしている。このイメージがないと、この件りは何のことかわからないのではないか。(改めてダンテス・ダイジの偉大さに感服)

 

『全世界はブラフマンの夢』と語っているが、第六身体アートマンの夢ではなく、第七身体ブラフマンの夢と言った場合、誰が夢を見ているのかとういう問題になる。第六身体である世界全体は、第七身体ブラフマンの夢だとさ。

 

『いまや唯一の区別は、夢が実体的(ポジティブ)かどうかということだ。もし実体的ならそれは幻想、それは夢だ。 なぜなら、究極的な意味においては、ただ非実体性(ネガティブ)だけが存在するからだ。

あらゆるものが無形なるものの一部になるとき、あらゆるものが始原の源に帰還したとき、そのときには、あらゆるものがあり、そして同時にない。実体性が残された唯一の要因だ。それは超えられなければならない。』

(上掲書P140-141から引用)

 

「始原の源に帰還したとき、あらゆるものがあり、そして同時にない。」では、「あらゆるものがある」のが第六身体であり、「あらゆるものがない」のが、第七身体か。「あらゆるものがない」とは、空(色即是空)ではないのだろうか。

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