アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

グルジェフのエーテル体

2022-10-22 10:43:29 | 【エーテル体】【ザ・ジャンプ・アウト-06】neo

◎遠隔治療の原理

 

遠隔治療と呼ばれるものがある。効くか効かぬかは、施術者によるが、その原理的なものについて、グルジェフが言及している。

 

まずグルジェフは、最後の晩餐でイエスが弟子たちにパンとぶどう酒に混ぜて与えたものは本当にイエスの血であったと主張する。

 

あらゆる生命体は、その周辺にエーテル体(大気)を持っている。そのエーテル体の大きさは、生命体により異なる。人によりエーテル体の匂いは相違するので、犬などはその匂いをかぎ分けることができる。

 

人体で産出される成分の一部は、消化、呼吸など他の物質を変換させるために使われるが、残りの部分はその人のエーテル体になっていく。つまり失われるということ。

 

知者は、純良な物質を自分の中に蓄積することを知っているが、純良な物質が大量に蓄積されると、人間の中に第二のより軽い体(アストラル体のことか?)が形成されるという。しかしふつうの人のエーテル体においては、蓄積されず、絶えず消費され、内面の動きにより補充される。

 

人のエーテル体は、必ずしも球状ではなく、絶えずその形を変え、緊張した時や、脅威や危険にさらされたときは、緊張した方向に伸びる。そうすると反対側は薄くなる。

 

エーテル体は、一定の空間でその人に引きつけられているが、一定の限界を超えるとエーテル体を構成する細かい粒子の群れが引き離され、戻って来ない。人が動くときに、エーテル体が一方向に甚だしく引っ張られると、その人のエーテル体の粒子が引き離されて背後に残り、跡が残る。この跡はかなり長い間残ることがある。

 

こうした跡を、神域、聖域、墓所などで、聖者のバイブレーションとして感じることができるわけだ。

 

エーテル体の粒子は、衣服、下着、その他その人の持ち物に定着するので、その人のバイブレーションとして残る。

 

催眠術や、遠隔現象は、この原理を応用したものである。遠隔現象を起こす能力を持っている人は、この跡をその人自身のエーテル体半物質で埋めることができる。

相手の持ち物があれば、その持ち物で相手との(無線的)接続を行い、その持ち物の周りにワックスや粘土で肖像を作り、そうしてできたイメージに作用するという方法でその人自身に作用する。

(出典:グルジェフ/弟子たちに語る 第四部/メルクマール社)

 

グルジェフは最後の晩餐に与えた食物には、イエスのエーテル体が含まれていたので、血そのものを与えたのと同じであると説明している。

 

OSHOが弟子に与えた形見の品が、弟子の家の片隅に置かれているが、その弟子が一向に修行しないところを、OSHO自ら幻視しているシーンが書かれているところがある。

 

聖者の形見の品は、このようにエーテル体を媒介として、そのバイブレーションを長く残しているものだろうから、その場所が、聖域同然になってしまう。

だから仏舎利、聖遺物、聖骸布など、聖者の遺品に類するものに対する丁重な扱いは、故のないことではなかったのである。

 

また遠隔作用がエーテル体レベルだけかという点についても、議論はある。

 

また超能力者は内臓を痛めがちというのも忘れてはならない視点である。

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