アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

メスマーの27の法則-1

2024-04-10 06:16:11 | 【エーテル体】【ザ・ジャンプ・アウト-06】neo

◎人間と全宇宙は常にシンクロしている

(2014-01-19)

メスマーは、マリー・アントアネットと同時代の人物であって、近代催眠術の始祖みたいな人物である。彼の指摘した27の法則には、催眠術つまり人間を人為的にトランスに導くことについての経験的現実が多数盛り込まれている。まず最初の9個。

 

『一、天体、地球、生物などの間には相互作用が存在する。

 

二、ある流体が一分の隙もなく宇宙全体に広がっており、そのため宇宙には真空は存在しない。この流体はあらゆる運動を物体から吸収し、四方に伝播し、他の物体に伝達する性質を持つ。つまりこの流体は運動作用の媒体である。

 

三、この流体が媒介する物体間の相互作用は現段階においては科学的に証明されていない力学法則に従う。

 

四、この流体が媒介する物体間の相互作用によって一種の交代効果が生じ、この効果は潮の干、満と同じ種類の運動であると考えられる。

 

五、この干満運動の現われ方はさまざまな原因により決まるため、一般的、特異的、あるいは複合的な特徴が混じり合っている。

 

六、命題二の流体(自然界の中において見出せる最も宇宙的な物質)を媒介にして天体や地球、および地球上の諸要素は互いに影響を及ぼしあう。

 

七、この流体は物質および生命体の持つすべての諸性質の基礎である。

 

八、動物の体はこの流体の干満に反応する。この反応は流体が神経そのものに直接入りこむことにより即座に引き起こされる。

 

九、生体、特に人体の内部には磁石と同様なある種の性質が現われる。すなわち人体の内部には正反対の極が存在し、それらを明確に識別することが、できる。またその両極を交換、結合、抹消、強化することが可能であり、地磁気偏角に似た現象さえ観察される。』

(ウィーンから来た魔術師/ヴィンセント・ブラネリ/春秋社P140-141から引用)

 

ある流体が一分の隙もなく宇宙全体に広がっているというのは、物理学的には、長くナンセンスとされてきたが、最近ヒッグス粒子の発見によりにわかに真実味を帯びてきたのは、結構なことである。この流体は半物質なのだろうからエーテル体レベルの存在であろうから、それは気・プラーナのことであろうし、ここで想定されている流体の性質は、気・プラーナのそれと推定される。

メスマーの目からは、文字通りこの流体により、人間の肉体は、全宇宙と直接連動していると見えたのだ。

この洞察は極めて優れたものであって、人目を避けて悪事を行ってもその報いはたちどころに発生しているという法則が、エーテル体以上のレベルでは存在しているのだろうということが推測される。

またこの流体の干満は、中国では陰陽と呼ばれた。上記第八では、この流体が神経に流入することから、ますます気・プラーナのことと思われる。

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