アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

メスマーの27の法則-2

2024-04-10 06:26:54 | 【エーテル体】【ザ・ジャンプ・アウト-06】neo

◎気の力を自在に操れる人もいる

(2014-01-20)

 

メスマーは指先を患者に向けることで催眠術で患者をトランスに陥らせ、そこで気(動物磁気)を送って分利と呼ばれる激しいけいれんを起こさせて、病状をピークに持って行き、やがて脱力と休息が起こる。そこから患者自身の治癒力で病気を治癒せしめた。

 

メスマーの27の法則の続き。

『一〇、人体は諸天体の影響を受け、またその周囲に存在するさまざまな物体と相互に影響を及ぼし合う。人体の持つこのような性質は磁石に似ているため、私はこの性質を動物磁気と呼ぶことにする。

 

十一、動物磁気の作用と諸性質は他の生物体・無生物体に伝達することが可能である。その程度は動物磁気に対するそれらの感受性によって異なる。

 

十二、動物磁気を伝達された生物体・無生物体は同時にその作用と諸性質を強化したり伝播したりすることが可能である。

 

十三、経験によれば、動物磁気は拡散し非常に薄く広がるため、すべての物体に浸透する。しかも拡散によってその影響力が弱まることはない。

 

一四、動物磁気は遠く離れた物体にも作用する。しかもその場合、動物磁気を媒介する物質は必要ない。

 

一五、動物磁気は光に似た性質を持ち、

何枚かの鏡を用いて反射させ、その効果を強めることが可能である。

 

一六、動物磁気は音波の作用によって他の物体に伝達したり、四方に伝播したり、またその効果を強化したりすることが可能である。

 

一七、動物磁気の磁力は蓄積したり、一点に集めたり、またある場所から別の場所へ移したりすることが可能である。

 

一八、私の発見によれば、すべての生物が動物磁気に対してまったく同じ感受性を持つわけではない。ごく稀れにではあるが動物磁気の効果を相殺するような力を持つ生物が存在する。そのような生物が近くにいる場合、その周囲にあるものの持つ動物磁気力はすべて消失してしまう。』

(ウィーンから来た魔術師/ヴィンセント・ブラネリ/春秋社P141-142から引用)

 

人体が諸天体の影響を受け、またその周囲に存在するさまざまな物体と相互に影響を及ぼし合うのは、エーテル体レベルとアストラル体レベル。

気(動物磁気)は空間を拡散する。しかしその影響力が弱まることはないというのは、エーテル体レベルでもOSHOバグワンがそれらしいことをほのめかしている。

また気は音波に乗せて他の物体に伝達したり、四方に伝播したりでき、また気の効果を強化したり、蓄積したり、一点に集めたり、またある場所から別の場所へ移したりすることが可能であるとしているが、これは、メスマーがこのとおりに気の力を自由自在に扱えたということではないが、その作用に気が付いたということなのだろうと思う。

それに対して合気道の植芝盛平は、まさに気の力を強化したり、蓄積したり、一点に集めたり、またある場所から別の場所へ移したりできたと思われるが、そのポジショニングについては、「天の浮橋」という精妙なものであることを強調した。気の力を自在に操れる人もいるのだ。

メスマーは作曲家モーツァルトのひどい肩こりを治癒させたが、その原理を十分に語れるというほどではなかったようだ。

このメスマーの動物磁気に関する指摘は、個人のエーテル体に流れる気・プラーナ=動物磁気と空間全体に遍在する動物磁気が同等であることに着目したい。

さて、気(動物磁気)の効果を相殺するような力を持つ生物とは何のことだろうか。メスマーははっきりとは書いていないようだが、のことだろうか。出口王仁三郎によれば、猫は死体を躍らす力を持つと言っているが、猫が気を操れる力があるとすれば、それも気(動物磁気)の効果を相殺するような力と見ることができないことはない。出口王仁三郎は猫は魔王であるとも言っているし。

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