アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

中国の水害2024夏、三国志の故地たち

2024-07-20 07:04:44 | 時代にFace it

◎報道規制、食料不足、民の怨嗟

 

去年の今頃は、三国志の劉備玄徳の故郷である北京近郊の涿州の水害で、実は被災者百万人とも言われ、中国の水害対策の無慈悲に啞然としたものだ。

今年は三国志の故地たちが次々と水害に見舞われている。最初は洞庭湖の堤防決壊による華容県の水害。ここは、赤壁の戦いの後曹操と若干の残党が落ち延びてきてここで関羽が尾羽打ち枯らした曹操と相まみえる。ところが関羽は、あろうことか武士の情けで曹操の逃亡を見逃したのだった。

そして、関羽が太守を務めていた荊州、そして諸葛孔明の三顧の礼などのゆかりの襄陽、南陽だが、ここも洪水の動画が上がっている。

 

他にも宜昌、夷陵、さらには蜀の国では、綿陽、剣閣なども水害に見舞われている。三国志とは関係ないが、観光地九寨溝も洪水の動画が上がっている。

また重慶市の水害は、沢山動画が上がっているが、市自体のエリアが広すぎてどこのことかわからない。

また全体に日付も地名もない洪水動画が多いので、注意すべきではある。

 

今年の水害は、河南、湖北、湖南、重慶市、四川と被災エリアが膨大であるわりに中国当局のまとめ報道もなく、その結果三峡ダムにまつわる不安までいたずらに搔き立てる仕儀となっている。

 

中学の時に吉川英治三国志をむさぼるように読んだだけに、今般の大水害はひとしお心配なことだ。中国では犠牲者は官憲が極少で報道するとか、重要都市を守るためには周辺は犠牲にするとか言われているのも不安の種。日中戦争の昔、国民党が黄河の堤防を爆破して数百万人が犠牲になった故事もあった。

 

過去40年繁栄と発展の希望と贅沢な生活を謳歌してきた中国。ところがいまや中国のGDPを上回る不動産関連不良債権に苦しむので、本来国家的耐乏生活が求められるわけだが、そんな気持ちの準備ができるものだろうか。一度いい目を見れば、忘れられないのが人情。

いよいよこの大水害を以って、台湾侵攻や、日本に中国人移民が大量に来襲するかもしれないなどと不安に思う。

 

苛政は虎よりも怖し。

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海底のレアアース

2024-07-14 03:53:27 | 時代にFace it

◎世の中のものは、すべてが人間が好き勝手にできるものでなく、神様のものがある

 

中国の海洋調査船が目的も説明せず2024年6月、沖ノ鳥島周辺の日本の大陸棚に位置する公海上の海域にブイを設置し、日本政府はこれに対し遺憾を表明した。

 

霊界物語に海底のレアアースという宝が恐るべきものであることが描かれている。

欲得で海底のレアアースを取りに行くとその後が良くないという。

 

『船頭は舳に立ちて唄ふ。

『ここは竜宮の大海原よ、可惜宝は海の底』と海上の風に慣れたる声を張り上げて繰り返し繰り返し唄ふ。

 

日の出神は、『オイ船頭、今お前の唄つた歌は、あたら宝は海の底といつたなあ、それや又どういふ訳か聞かして呉れないか』

『ハイ左様でございます。この頃のやうな春の海では判りませぬが、やがて秋が来ると海の底がハツキリと見えます。それはそれは綺麗な金や銀が海の底一面に山のやうになつて居ます。恰度この下辺りは最も多い処です』

 

『お前たちはその綺麗な宝をどうして採らぬのか』

『エイ滅相もない。この海の底には結構な宝も沢山ありますが、恐いものも沢山ゐます。太い太い竜神さまが、金や銀の鱗をぴかぴかさして誰れも採らないやうに守つてゐらつしやる。この海の底に居るものは、鯛でも、蝦でも、蛸でも皆金や銀の色をしてゐます。蝦一匹でも釣つたが最後、竜宮様が怒つてそれはそれは豪いこと海が荒れます。それで誰も雑魚一匹この辺では捕りませぬ。

 

大きな声で物いつても此処では竜宮様に怒られます。竜宮さまの好きなのは只歌ばかりです。歌ならどんな大きな声で唄つても構やせぬが、妙な話をしたり、欲な話でもしやうものなら、それはそれは恐ろしい目に遭はされます』』

(霊界物語 第7巻 第22章 竜宮の宝から引用)

 

役行者の全国の金鉱の地図は、奈良の大仏を鋳つぶした後でないと出ない。物事には時節がある。

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米欧ロ核戦争の噂

2024-06-25 06:43:09 | 時代にFace it

◎かいなき終わり世の終わり

 

2024年6月4日米紙ニューヨーク・タイムズは4日、米国製の武器を使って、ウクライナ軍がロシア国内を初めて攻撃したと報じた。

米国製武器をウクライナがロシア領攻撃に使用するのは、核兵器を保有するロシアと米国の直接戦闘につながると懸念されていたが、これでNATOの欧州とアメリカ対ロシアの核戦争の可能性がぐっと高まった。実際に各紙や専門家の論調は、数か月以内の欧米とロシア間での核戦争を予想するものが増えている。なぜ数か月以内かというと2024年11月の米大統領選挙以前での開戦の可能性を予想しているからである。

 

NEWSWEEK日本版“ 【動画】米ロ全面核戦争シミュレーション”2022年9月15日(木)19時07分では、米ロ核戦争がエスカレーションして、両国とも全滅する核戦争が上がっている。

【動画】米ロ全面核戦争シミュレーション|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

これは、プリンストン大学のシミュレーションであって、最初は、ロシアとNATOが警告と報復で放った一発づつの戦術核の応酬ではじまるが、4時間半後には、全面核戦争になり終了し、米ロ合計犠牲者9150万人(うち死者3610万人)であり、両国とも復興できない状況になることを予想している。

国連の中核である五大国の軍事コントロールがロ中により効かなくなっている現在、それは非現実的な夢物語とは言えない段階まできている。

 

ネットニュースでは、日本の大手メディアでは、そうしたのっぴきならない情報はヘッドラインには上がらず、人々はそれを知らないままで、日々野球やサッカーやゲームや芸能やどうでもよい動画やロ中筋の流した煙幕情報に踊る。これをマインド・コントロールと言わないのだろうか。

 

出口王仁三郎予言などでは、人類の生存率三分の一を唱えるが、このシミュレーションの犠牲者1億人弱は、世界人口80億に比べたらいかにも少ない。

それよりも、このように自国の経済も文化も日々の生活もすべて壊滅せしめるような政策をとっている人物たちが国際政治の実権を持ち続けている異様さに驚愕せざるを得ない。

 

仏教は日本以外ではほぼ壊滅。欧米のキリスト教バックボーンの社会は、思想信教の自由の旗の下に実質無神論に転化。そして大規模移民により先進国の文化・伝統は内から蝕まれ、風前の灯となっている。

 

これを反転させるには、一人一人が冥想により意識の限界状況を通過して神を知り、本当の愛を知ることしかない。そう考えている人はとても少ないが。

 

※かいなき終わり世の終わり:

『れん合の国の軍は強くとも、心は割れて四ツ五ツ、いつか勝負の果も無く、力は既にイングリス、艮に以太利て雨リカの、フランス跡に地固めの、望みもつきてカイゼルの、甲斐なき終り世の終り、金も兵糧も尽き果てて、互に臍を噛みながら、猶ほ懲りづまに向きを替ヘ、良き支那物を奪はんと、命限りに寄せ来る、其時こそは面白き、茲に仁義の神の国、豊葦原の足に掛け、蹴え放ららかし息の根を、絶ちて悪魔を絶滅し、世界一つに統べ守り、祭政一致の神政を、天地と共に楽しまむ。』

(瑞能神歌 いろは歌/出口王仁三郎より引用)

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旧約聖書 滅亡の街の真実 - フロンティア/NHK

2024-04-10 13:12:04 | 時代にFace it

◎破壊された街ソドム

 

主は硫黄と火とを主のもとすなわち天からソドムとゴモラの上に降らせ、これらの町と、低地一帯と、その町々のすべての住民と、地の草木を、ことごとく滅ぼされた。 ロトの妻はうしろを振り向いたので塩の柱になった。

その朝アブラハムは早く起きて、さきに主と対面した所に行って、ソドムとゴモラの方、および低地一帯をながめると、その地の煙が、かまどの煙のように立ちのぼっていた。

(旧約聖書創世記)

 

ヨルダンのソドムと思われる遺跡が、上空で超高温で爆破されたことを考古学者らが確認したが、旧約聖書の時代に原爆はなかったから隕石爆発が原因であるとした番組。

 

だが、西洋錬金術の古代7金属の時代から千年で原爆が開発された事実を見れば、ソドムの崩壊の原因は、原爆だと思う。

 

古代7金属から千年で、核爆弾が製造可能になった歴史を見れば、「どんな原始時代からでも千年あれば、原爆製造可能になる」の法則があるのではないかと思う。

インドの叙事詩マハーバーラタに核戦争の記載があったり、モヘンジョ=ダロ遺跡にも核爆発後を思わせるガラス化した石があることも知られている。

 

なお無差別殺戮兵器は、あまりの悲惨さからか歴史上何度も消えている痕跡がうかがえるということもある。核兵器は使われた後、人類の智恵によって廃絶されるということを繰り返してきたのではないか。

 

ロトの妻が塩の柱になったのを、ダンテス・ダイジは放射線障害と評している。

アブラハムはどういう気持でソドムとゴモラの煙を見たのだろうか。

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完全に納得できるものを求める

2024-03-22 07:07:13 | 時代にFace it

◎ありとあらゆるバカげたことが起こっている

 

野球の大谷翔平の通訳にして、キャッチボール相手、壁当てルーティンのサポート、投球やスイング強度の測定など、欠かせない練習パートナーだった水原一平氏が、2024年3月20日ドジャースから突然解雇された。

原因は、水原一平氏がギャンブル依存だった所に違法賭博に関与し、大谷翔平の口座から7億円弱送金させたことらしい。なお日本でも賭博関与では球界永久追放の前例があり、大谷翔平の関与のないことを祈りたい。

SNSでは、マスコミの寵児周辺に降ってわいたスキャンダルに対し、金の流れや大谷翔平の関与の具合の他に、ギャンブル依存に関する意見が見受けられる。

昔、さる大手企業の社長と4、5人での中国宮廷料理に陪食した際に、その社長が大の麻雀好きだと知った。人は仕事と出世がこの方のように順風満帆であって老年に至っても、真の生きがいを求めて、あくまで麻雀というギャンブルに打ち込むものなのだということを感得させられた。

身近に7億円動かせなくとも、ゲーム課金やパチンコ、パチスロ、オンラインカジノ、競輪、競馬、競艇などで、ささやかなあるいは人生の最も大切な何かを賭けるスリルを求めがちなことはよくある。生きがいを求めるために広義のギャンブル依存にはまっている人は少なくないが、本当の生きがいを求めるということは、自分に素直になる一環であって、本来その動機は誰にも咎めることはできないもの。

だが、広義のギャンブル依存によって、まま人生を棒に振るということはあるものだ。

 

10代後半、20代前半の時期にそういうものが始まることが多いが、受験勉強、資格取得、恋愛など多事多端で忙殺されている時期だからこそそういうものに熱中しやすいということもある。

人間の行動は、基本フリーハンドだが、奨学金返済、住宅ローンなどで何十年の人生を縛る仕掛けは多いが、若いうちから何が本当に大切で何がそうでないか感じつつ、注意深くあることは必要なものだと思う。

だから若い時分からの冥想(瞑想)習慣は、意外に大事だと思う。

 

以下は、ダンテス・ダイジのニルヴァーナのプロセスとテクニックの巻末詩から。

『本当に正直になれば、

完全に納得できるものを求めざるを得ないということを

誰でも知っているはずだ。

 

なまじ、自我が唯一の自分だと思ったが故に、

ありとあらゆるバカげたことが起こっているのだ。

 

今、大切なことは

ただ一人の

絶対完全、永遠無限人間であることが

自分自身であることに

目覚めること以外にありません。

そして、それには

いわゆる人間と称するものの限界性を

とことん知り尽さなければなりません。

なぜなら、本当に正直になれば、

その限界をいやという程知っているに違いないからです。』

(ニルヴァーナのプロセスとテクニック/ダンテス・ダイジ/森北出版P143-144から引用)

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アヴァンギャルド精神世界から20年

2024-03-15 13:50:36 | 時代にFace it

◎gooblog20周年に寄せて

gooblog 20周年おめでとうございます。私のblog『アヴァターラ・神のまにまに』は、前身の『アヴァンギャルド精神世界』が、2005年2月19日スタートですので、満20年には足りませんが、足かけ20年になります。

その間ほぼ毎日記事をアップし、記事をアップできなかったのは、わずか8日間と記憶しています。平日については、朝出勤前に記事をアップしてから出勤するのが基本的な生活ペースでした。

またこのブログは、一貫してgooでやってきました。hatena、livedoor、楽天、ameba、fc2など有力ブログは、ありましたが、母体がNTTグループであることからのセキュリティの優位性、楽天のように禁止ワードが多すぎないこと、著作権の帰属の問題など、総合的に考慮して、gooblogを使い続けて間違いなかったと思います。

ただ、初期の頃は、コメントは書き放題であって、削除機能もなかったから、実質的に掲示板と変わることはありませんでした。今も昔もそうですが、記事と何の関係もないコメントを書く人は多いもので、そういう人は自分でブログを立ち上げるか、掲示板に書くかすればよいのにと思っていました。

何年かたって、コメント公開非公開承認機能、削除機能がついてからは、記事に関係のないコメントはなくなりました。

 

さて人間の知識は、樹木のようなものであり、いろいろな書物に実際に当たっていく中で、芽が出て、葉も出て枝が増え、やがて大樹のようになっていくものです。2005年当時は、はかない若芽のようなブログであり、とても痩せて力のないブログでしたが、20年たってみれば、それなりにわかってきたところも多いように思います。

40代後半に始めた精神世界をテーマにしたブログですが、読者なかりせば、20年も続けることはできませんでした。またブログをやっていなければ、犬死にのような人生だったであろうというのもまた実感です。

精神世界、宗教、スピリチュアルテーマのブログは、既存宗教団体、カルト、そして仕事の関係でなかなか自由に書くことは難しく、また実名で書くのも困難な状況があるのですが、ここまで継続できているのは、gooblogと読者の方々のおかげです。これまでの略20年ありがとうございました。

20年前にブログを始めた頃の偽らざる気持としては、時代の存続のため、人類存続のために、生活において冥想・瞑想が根付くことの一助になれば、ということが動機でした。そして、宗派を超え、無宗派であってもよいが、冥想実践・研究するブログが雨後の竹の子のように殖えて行ってくれればよいなどと思っていました。

残念ながら20年たってみれば、そのような超宗派的な冥想・瞑想の研究、普及を標榜するブログは、わがブログを除いてほとんど見当たらない状態です。勿論特定の一宗派の道を進んでいく宗教ブログも大変結構なことだと考えてはいます。

さてSNS全体が、いわば『考えない人』向けにプロパガンダの嵐のちまたになっている現在、gooblogは闇の荒海の灯台のようなものです。gooblogの存続と発展を希望します。

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中国からのエクソダス

2024-02-03 06:44:40 | 時代にFace it

◎金が逃げるが、人が逃げられず

 

中国からのエクソダスと言えば、海外投資の中国脱出や海外資金運用の中国脱出が話題になっている。その他に2023年の東京23区の新築マンション価格は前年比4割上昇。買い手で目立つのは中国人で、相場の2、3倍でも買うことがある由。そんな高い値付けの理由はエクソダスなのだろう。

中国の金は逃げられるが、中国人は家族を人質にとられ実質的に逃げられないとくれば、自ずとそのエネルギーは自国に向かうのだろう。

有事感覚も有事教育も開戦前夜宣伝もない日本は、巻き添えをしっかり食わないと、お人よしは亡国路線だったと気づかないのだろう。

 

ダライ・ラマは、存命中での中国共産党の終了を予言。

ダンテス・ダイジは中国四分割を予言。

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人震と地震

2024-01-22 03:42:37 | 時代にFace it

◎小人をして天下を治めしむれば天禄永く絶えん、国家混乱すれば、天災地妖到る

 

日本人には、日本人としての固有の特性がある。それは、外国の文化、文明を取り入れても、包容力に富んだその国民性により、それを上手に取り入れ本来の清よ明けき国民精神に動揺を来さなかったということである。

ところが時の為政者、国民があまりにも外来文化の悪影響を受け、祖国の山河が黙視看過できないほどになった場合、天変地異が忽然として起こるものである。

その腐敗爛熟の程度がやや大きくなければ「人震」が起き、腐敗爛熟が巨大にして深刻であれば、「地震」が起きるものである。

出口王仁三郎によれば、人震の例としては、天草四郎や由比民部之介、大塩平八郎、西郷隆盛を挙げているが、第二次世界大戦の敗戦もその一例であろう。

また彼は地震の例として、元和、寛永、慶安、元禄、宝永、天明、安政、大正(関東大震災)に起った大地震を挙げているが、1944年 昭和東南海地震 M7.9、 1946年昭和南海地震M8.0、1995年阪神淡路大震災M7.3、2011年東日本大震災M9.0もその一例。

 

現下の日本の混乱迷蒙は、L〇〇〇政策による家族の崩壊促進、一生のライフプランを立てられないほどになった五公五民と言われる苛斂誅求による税社会保険料・再生エネルギー賦課金による生活苦、非正規雇用からほとんど這い上がれない蟻地獄雇用実態、加えて外国人移民の野放図な受け入れ政策が典型的である。中国、韓国、北朝鮮、米欧の言いなりの政党、教団、マスコミが、これらを推進バックアップしてきたと言える。

亀山上皇は、中国撃退を祈念し、日蓮も中国撃退を説いた。二度の元寇は撃退されたが、第二次世界大戦では、米軍には一敗地にまみれ、出口王仁三郎をして、外国の手による立替立直しと言わしめた。なお既にEEZに中国ミサイルは着弾済である。

奈良が滅び、京都が衰え、江戸は150年栄えたが、これからは・・・・。

『天変地異(わざわい)を指おりかぞえ

まつ虫の冬の霜先あわれなるかも

 

立替を世人(よびと)のことと勿(な)思いそ

立替するはおのが身魂(みたま)ぞ

 

手も足も動かさずして みろくの代(よ) はや来(こ)よかし と祈る曲神(まがかみ)』

以上三首 出口王仁三郎

 

今日からでも冥想を。

 

出口王仁三郎の随筆月鏡(昭和4年)から引用。

『我が日本神洲の国民は、古来、抱擁性に富んで居た。そして固有の民族性に少しの動揺を来さなかつた事は、世界の驚異とする所である。世界の文化を悉く吸収して、同化し、精錬して更により以上美しきものとして、更に之を世界に頒与する所に、日本人の生命があり、使命があるのである。然し横に世界文化を吸収して之を精錬すればする程、縦に民族性が深めらるべき筈だのに、現代の日本は外来文化の暴風に吹きつけられるほど、固有の民族性の特長を喪ひつつある状態は、恰も根の枯れたる樹木に均しいものである。

日本人は、日本人として決して何物によつても冒されない、天賦固有の文化的精神を持つて居る筈である。それが外来文化の浸蝕に由つて、失はれんとする事は、祖国の山河が黙視するに忍びざる所で無くてはならぬ。斯の如き時に際して、天災地変が忽焉として起り、国民に大なる警告と反省を促した事は、近代に始まつた事で無く、実に建国二千五百年の災変史の、黙示する所の大真理である。近くは元和、寛永、慶安、元禄、宝永、天明、安政、大正に起つた大地震と当時の世態人情との関係を回顧するも、蓋し思ひ半に過ぐるものがあるではないか。

 扨て我国の記録に存するもののみにても、大小一千有余の震災を数へる事が出来る。其中でも最も大地震と称されて居るものが、百二十三回、鎌倉時代の如きは平均五年目毎に大震災があつたのである。覇府時代には大小三十六回の震災があつた。然も我国の発展が、何時も是等の地震に負ふ所が多いのも、不思議な現象である。奈良が滅び京都が衰へ、そして江戸が大に興隆発展した歴史の過程を辿つて見れば、その間の消息が能く能く窺はれる。

全体我国の文化その物は、全く地震から咲き出した花の様にも思はれる。天神天祖、国祖神の我国を見捨て玉はぬ限り、国民の生活が固定し、腐敗堕落の極に達した度毎に、地震の浄火が忽焉と見舞つて来て、一切の汚穢を洗滌するのは、神国の神国たる所以である。古語に曰ふ「小人をして天下を治めしむれば天禄永く絶えん、国家混乱すれば、天災地妖到る」とあるのは自然と人生の一体たる事を語つたものである。人間が堕落して奢侈淫逸に流れた時、自然なる母は、その覚醒を促す為に、諸種の災害を降し玉ふのであつて而も地震は其の極罰である。

我国に地震の多いのも神の寵児なるが故である。自然否天神地祇の恩寵を被る事の多いだけ、それだけにその恩寵に背いた時の懲罰は一層烈しい道理である。若し地震が起らなければ、人震が発りて其の忿怒を漏らすに至る。近くは天草四郎や由比民部之介、大塩平八郎乃至、西郷隆盛の如き皆この人震に属するものである。』

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陰謀論から人類絶滅へ

2023-11-04 07:29:08 | 時代にFace it

◎真相は終わった後で明かされる

 

陰謀論が陰謀論と言われる所以は、それらがいずれも人類絶滅を狙っているかのような施策だからである。よって、陰謀論は、死のカルト、絶滅論、優生学、人口削減論、悪魔主義などというレッテルをはられることがある。

昨今陰謀論と目されているものは次のようなものである。

1.その目標は、戦争、飢饉、疫病、人口減少である。

2.その姿勢は、各国政府やマスコミを主体とし、グローバルに文書や理屈によって規定された、病的な原理・理論を広汎に流布させ、それに則って、民衆を組織的に白痴化していく。

3.その手法には、人間の健康、認知、知性を攻撃するという共通点がある。

4.具体的に民衆を攻撃する手法には、ごく一例だが以下のようなものがあると考えられる。

(1) 某ワクチンとcovid某

(2) PFASなどの環境毒、水中のフッ化物

(3)電磁波(EMF / RF)(5G?など)

(4) スマホやPC依存による自己催眠

(5) ブレインフォグ( brainfog:新型コロナウイルスの後遺症の一つで、まるで頭の中にモヤがかかったようにぼんやりして物事が思い出せない状態を指した症状。)

(6)医薬品の過剰投与(老人が主食に近い量の薬を与えられているのを見るのは珍しくないだろう。)

(7) トランス脂肪酸(アメリカでは禁止)

(8)アメリカ産牛肉(BSE狂牛病の対応はいかに)

(9)中国産冷凍食品加工食品(中国の水質は悪い)

 

これらの例は肉体的、物理的なものばかりだが、こうしたもの以外に今まさに行われているロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ攻撃、中国のチベット人・ウイグル人削減のように、公然とあるいは秘密裡に行われる大規模人口削減も実際にある。

 

仏教でいえば、災害は、大三災(風水火)、小三災(飢、病、戦)に分かれるが、以上のようなものは小三災の方であって、比較で言えば影響は小といえる。

だが、そもそも大三災、小三災の分類は、この世の始めから終わりまで幻視した人物が、人類の災害をすべて見たうえで分類したものであろうから、大三災、小三災の区分は個々人にとって意味があるとも思えない。個人にとっての災難は大地震や熊ばかりではないのである。

 

神あるいは現実あるいは自分は、無数の断片で出来上がっている。それらすべての断片を調和のままにしておくのがあるべき幸福の姿だが、そうはなっていない。それが、正しい現実認識のあり方ではある。それは、悲観的にしてネガティブな人生観かもしれないが、そこから、全くそうではない逆転を見るのが冥想修行、スピリチュアル探求である。

現実の報道は、真面目に見れば見るほど悲劇的だが、出口王仁三郎は、悲劇の最後に必ず七福神を到来させ、地上天国(みろくの世)を実現させた。宗教者の教え方とはそうあるべきである。

逆に神でもないただの人間を崇拝することは危険であることを、日本人は国家神道で、いやというほど学んだのではないだろうか。

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陰謀論とスピリチュアル

2023-11-03 07:33:22 | 時代にFace it

◎冥想修行が第一

 

陰謀論は、今ではDS(deep state)が中心となってやっているのだという論調が主流になっている。だが陰謀論は、日本では戦前の軍部に意識せられていたし(ユダヤ思想及運動 付録ユダヤ議定書/四王天延考等々)、出口王仁三郎も十分に認識していたし、長州五人組の英国留学(伊藤博文、井上馨、遠藤謹助、山尾庸三、井上勝)以来、存在しているものとされてきた。

陰謀論の中核は、人類の大半を滅亡せしめて高級な人類を霊界に移植し地上天国を建設しようというものであって、これは古くは旧約聖書イザヤ書の第六章に出ているもの。

これに対して、カトリック、プロテスタント、仏教、古神道など組織宗教勢力は地道に布教することによって、覚醒した人を一人でも多く出すことで地上天国の実現を図っている。

要するに両方の宗教勢力は、過去何百年間、至福千年・地上天国実現という目標は同じだが、その方法についてせめぎあっているのだ。

 

昔ダンテス・ダイジは、陰謀論について、「陰謀論は次々に明らかになっていく」と述べている。これは、冥想修行者は、まず冥想に専念すべきであって、陰謀論を暴露していったり解明したり、陰謀論に反対することにあまりエネルギーを注ぐべきではないことを示唆したものと理解している。陰謀論を暴露していったり解明したり、陰謀論に反対することは、大変面白く興味深いものだが、それなりに相当に資金とエネルギーと時間と労力を要するもので、冥想修行と両立はできまいということなのだろうと思う。

これを聞いて、以後私は陰謀論調べはそこそこにするようにした。

 

最近の陰謀論周辺で特筆すべきものは、

  1. 移民流入を日本を含め世界各国で拡大させ、各国固有の文化伝統を破壊せしめると同時に治安を悪化させる。世界全体のバベルの塔化。
  2. 無神論の世界的蔓延。昔は共産主義国中心だったが、資本主義国の宗教的ノンポリ層無神論化の拡大が急である。
  3. スマホへの依存やゲーム依存による無思考人間の拡大。これは人間の家畜化の実現。
  4. 麻薬など向精神性薬物依存者を拡大することで、社会全体を混乱させ、不健全化する。これも人間の家畜化の一環。
  5. LGBTQ公認による家庭の崩壊を原因とした孤独な人間の増加。孤独な人間は簡単に絶望から脱出しにくいところがある。もはや核家族化などと安閑としてはいられない状況。
  6. 功利・自分のメリット一辺倒の考え方の広がりと、生活苦、生活困窮を背景とした闇バイト、特殊詐欺、強盗などのスキーム化。地獄的世界観の広がり。
  7. SNSとスマホと監視カメラを利用した思想・言論・宗教統制の萌芽。中国は進んでいる。いずれは日本もそうなる。
  8. 昔はさるカルトや国会議員の一部だけが赤い国の走狗だったが、今は少なくない都道府県知事がそうなった。

 

こうした世の中全体が地獄に向かってまっしぐらの様相の中、真面目に冥想修行している人も極くまれにいる。今注目しているのは、あまりの治安悪化と政府の無茶な政策にあきれ果てて、政府の統制の外に出て暮らそうとする人々が出てきているのではないかというポイント。いずれは、そういう人たちが少数ながら注目される時期が来るのだろう。

全面核戦争、天変地異と不安がらせるビッグイベントも多いが、日常生活は生活必需品の驚異の値上がりによって脅かされ始めた。外国人優遇、少数者優遇を差別反対の美名のもとにやってばかりいる時代も長くはあるまい。

熊が飢え、猪が飢えた後は、人が飢える。国民がゴルフ場に芋を植えて飢えをしのぐ時代も遠くはないのだろう(ダンテス・ダイジ予言)。

このように、それほどに陰謀論は恐ろしいもので影響も大きい。第二次世界大戦が、実は陰謀論勢力と仏教勢力の間で戦われたという説もあるが、そんな時期すら牧歌的に思えるほどの厳しい時節とは相成った。

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小中学生相手の男色団体

2023-09-17 07:20:59 | 時代にFace it

◎ソロモンの智恵で見るアイドル評価

 

偶像崇拝、アイドル崇拝は、いずれも風紀紊乱から社会秩序の崩壊そして組織宗教破壊の萌芽として古来聖者からは警戒されたものである。

ソロモンの智恵は、ベン・シラの智恵に比べると抹香臭いところがあり、生硬で丁寧で読みにくいところがあるが、とある小中学生相手の男色団体の問題の行く末として読んでみる価値はある。

ここでは、木で作った偶像がいつのまにか聖なるものとして崇拝を強制され、世を乱すものに変化していくことを述べる。

アイドルとは、『人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわな』なのだ。

 

『六

おごった巨人が滅びた世の始め、この世界の希望はいかだに乗って逃れ

あなたの手で舵をとられて、世に生命の種を残した。

それによって義が行なわれた。木は祝せらるべく

手でつくられたもの、そのものと、それを作った者は呪われる。

なぜならそれを彼は造ったからで、朽つべき物は神と呼ばれたからである。

同じく神に憎まれるのは、不虔な者とその不敬虔である。

10

作られた物は造った者とともに罰せられる。

11

それゆえ諸国民の偶像に処罰が下るだろう。神の被造の中で忌むべき者となり

人々の魂へのつまづきとなり、愚か者の足のためのわなとなったからである。

12

偶像への想いは淫行の始めであり、彼らを作り出すことは生命を腐らす。

13

それは初めからあったものでなく、いつまでも続くものでもない。

14

人々の空しい誇りのために、それは世に入ったもので、だから、彼らには速かな終わりで必定である。

15

早死した子のために心を痛めた父が、急にその子を奪われて像をつくり、もう死んだ者を今や神として崇める。こうしてその家の子郎党のために、神秘な儀式を伝えるにいたるのである。

16

それから時が経過すると、この不虔な習慣は強制され、法として遵守されるようになる。

かくて支配者の命によって、刻まれた物は礼拝されるにいたる。

17

遠くに住んでいるために、眼のあたり拝むことの出来ない人々は

その支配者を遠くから視像化し、尊敬する王のあらわな像を造り、その所にいない者をいるかのごとく

熱心にへつらい拝むようにする。

18

工芸家の名誉心は王を知らぬ者をも、かりたて強度の神的崇拝にいたらせる。

19

彼は権力者に気に入ろうと思って、技術の力でその像を実物よりも

美しいものに無理にしあげるからである。

20

衆愚は手仕事の美しさに心を奪われ

少し前まで人として尊んだに過ぎぬ者を、今や礼拝の的と考えるようになる。

21

これは人の生涯にとってわなとなった。 というのは人々は災厄や暴政により

奴隷にされ、人間の共有し得ないみ名を、石や木に附与したからである。

22

それから神の知識につき迷うだけで足りず

無知による大きな戦いの中に生きつつそれらの災いの状態を平和と呼ぶ。

23

幼児殺害の儀式や隠れた秘儀、奇妙なやり方で乱痴気騒ぎの限りを尽し

24

生活も結婚も不潔なものにしてしまって、人は他人のすきをうかがって殺害し

姦通によって人を苦しめる。

25

流血、殺害、盗み、欺き、腐敗、不信、騒ぎと偽証が一緒くた

26

善人を不安にし、恩を忘れ、魂をけがし、性の区別を乱し、結婚は破壊され、姦淫と淫行、

27

というのは名もない偶像の崇拝こそ、すべての悪の始め、原因と終わりであるから。

28

彼らは狂乱して喜び、偽りを予言し、あるいは不義に生き、たやすく偽証する。

29

魂のない偶像に信頼して、偽誓をしても罰せられるとは思いもしない。

30

二つの罪故に審判が彼らに臨むであろう。すなわち偶像に固着して、神について不義の思いをいだき

聖なるものを軽蔑して、不正にも偽り誓ったことである。

31

というのは誓う者の力ではなく、罪を犯す者への処罰がいつも

不義なる者の犯行を追跡するからである。』

(聖書外典偽典 2 旧約外典/日本聖書学研究所編/教文館P50-52から引用)

 

アイドル(偶像、または他人であるところの教祖など)崇拝の対極に自分自身に向き合うという冥想がある。

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中国怏怏(おうおう)

2023-09-07 07:33:40 | 時代にFace it

◎牢獄に入れられて博打をする

 

中国のキャッシュレスは、世界で最先端であり、屋台の買い物から乞食への寄付までスマホがないとできないという。

以前総合格闘技の徐暁冬が、中国武術のトップやカンフーの名人や太極拳のチャンピオンを軒並み撃破していったが、それが共産党の逆鱗に触れた。かれは、信用スコア最低となり、ローンも借りられず、電子決済もできず、新幹線のネット予約もできなくなり、生活に困窮していることなどでそれを知っている。

中国の戸籍データには、預金残高など信用情報に加え、思想傾向(共産党の方針に忠実かどうか)まで含まれているそうだから、突然上海や武漢などの都市封鎖が行われても、なかなか本気で封鎖破りなどはできないのだろう。

だが、白紙運動や都市封鎖解除などを経て、都市封鎖下では、急病になったり薬が切れても病院や薬局に行けなかったり、亡くなっても死体を家から出せなかったりという、誠に不都合な事件が多発していたことがちらほら伝えられるようになってきた。

都市封鎖、地区封鎖とは、都市や地区丸ごと牢獄にしてしまうことだった。

 

実際に牢獄に入ってしまうと、心的エネルギーは発散場所を求めるものであって、古来も現代も、独房なら自慰、他人と同居なら博打ギャンブルが行われがちなもの。

それを見て取った孔子は、食べるものがあってやることがないなら博打をしていた方がましと言っている。

そんなわけで、鋳造貨幣ができると真っ先に使われたのは、物との交換ではなくギャンブルのチップだった。

小アジアのリディアで世界最古の鋳造貨幣が作られた時、早速サイコロ賭博で利用されて、食事もせずにギャンブルに打ち込んでいた人が結構いたという。

日本でも、最古の鋳造貨幣である富本銭は、683年(天武天皇12年)頃登場したが、その主たる用途は、双六博打のチップだった。双六はバックギャモン。ところが天武天皇自ら博打好きで、役人にも庶民にも博打大流行となり、持統天皇の689年、698年、754年と博打禁止令が出された由。(参照:お金の秘密/安西正鷹/成甲書房P44-46)

※論語 陽貨第十七

「子曰く、飽食終日、心を用うる所なきは、難きかな。

博奕なる者有らずや。之を為すは猶お已やむに賢(まさ)れり。」

 

中国は、スマホと監視カメラで世界最高の牢獄国家を作り得たわけだが、人間がそこに心理的安定を持って暮らすには、ギャンブル以外の何かが必要になる。古代ローマでは、それは見世物だった。

食料があって、時間があって、居所があって、スマホやテレビの見世物(芸能、スポーツ、ドラマ、映画、動画、エロなど)に飽いて、(オンライン)ギャンブルもできない時、人は自分自身に向き合い始める。

不幸なことだが、それは冥想の始まりではある。

※見るべきほどの事をば見つ/平知盛/平家物語

 

2023年9月5日のBS日テレ 【深層NEWS】で、“中国抱える「時限爆弾」不動産“危機”中国経済“異変”何が?“の議論の中で東京財団政策研究所の柯隆主席研究員が、中国が企業の破産認定をしないままゾンビ企業が増えてどんどん不況が深刻化する先は、”革命が起こる“と何気なく語っていた。

都市封鎖、地域封鎖以前から既に中国人は世界最高の牢獄にあったわけだが、電子マネーしか使えない社会、物理紙幣が実質使えない社会にあっては、何かあればあっという間に生活できなくなるということだろうから、物理的封鎖は、物理的暴発にすぐつながるということがあるのではないか。その辺が共産党の終焉が意外に急速に起こる可能性を暗示しているように思う。

 

『確かに私は、今、この日本という国に住んでいる。そして、このアトランティス文明が崩壊する直前に若者達の間ではやった歌をくちづさむ。

そして、この国が一つの獄舎になろうとする光景を見た。』

(ダンテス・ダイジの「戯れに冥想を」から引用)

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打てども打てどもシュートは入らなかったバスケットボール日本代表

2023-09-03 07:06:37 | 時代にFace it

◎打つ手なしから望外のホーキンソンの活躍

 

昨夜のバスケットボール男子・W杯日本対カーボベルデ戦は、第三Q終了時点で18点の大差でリードし、楽勝ムードが漂っていた。

ところが好事魔多し。必死に食らいつくカーボベルデは、第四Q着々とゴールを積み重ねる一方で、日本は、最初の7分間3ポイントを中心にシュートを打ち続けるが、ことごとく外れまくるという悪夢の展開。残り1分で、得点はついに74-71となり絶対絶命となった。

3ポイントだって平均40%は入るものだが、7分間外れてばかりいるものか。サッカー日本代表のドーハの悲劇の時も、このままの得点で進めばW杯に初出場できるところを、チーム全体が糸の切れた凧のようにふわふわし続けて、最後終了間際に失点して結局W杯に進めなかった。

その時とよく似た雰囲気がやってきたのだ。

そうした流れを変える人物は、6か月前に帰化したばかりの元外人ジョシュ・ホーキンソンだった。この後一人で2点、3点と追加し、勝利をたぐり寄せた。ホーキンソンなかりせば、勝利はなかった。

 

神話や古代の伝承では、あのように圧倒的に敵が優勢な流れを変えるのは、トリックスターなのだが、トリックスター自身が流れを変える場合とトリックスターの指図を受けた何も知らない人物が変える場合とがある。ホーキンソンがどちらだったのはわからないが、日本人にはとてつもない勇気あるプレーの数々に見えたのではないか。

試合後マスコミは、トム・ホーバスHCの選手に自信を植え付けたことや、やってきた練習方針を信じることが結実したと評価する記事が多いが、その戦略の中心の3Pシュートがあれだけ外れまくれば、ホーバスHCも打つ手はなかったのではないか。

 

日本の立替は外国(外人)の手によると予言されて、明治維新という立替も英国の支援を受けて成功させ、第二次世界大戦でも米国により日本は立替えられた。日本が崖っぷちに立たされられた時、そのゲームチェンジャーは、なぜか毎度外国・(元)外人なのである。今般は、ホーキンソン。ただしその基礎を作ったホーバスHCも評価される。

日本は勝ったから、その危機の第4Qのことは忘れ去られていくが、国内政治も経済も、ドーハの悲劇直前のようにふわふわしていて、隣国中国の暴発でひどい目に会いそうな雰囲気は感じているのではないか。

このように、ぎりぎりのところで、予想外の外人(外国)助っ人がこれまでいたが、マッカーサーの時にように日本が負けたシーンもあった。今後もそう。

対カーボベルデ戦は、バスケットボールどころではない部分まで感じさせられるところがあった。

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令和の黒船ならぬ赤船到来

2023-08-28 07:38:37 | 時代にFace it

◎太平の眠りを覚ます中国からの電話たった一本で夜も眠れず

 

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出が始まった2023年8月24日以降、福島県内の飲食店や自治体、東京都江戸川区総合文化センターなどに、中国からの発信とみられる迷惑電話が殺到している。

一方で、2023年8月7日米ワシントンポスト紙によると、「日本の国防ネットワークに中国(人民解放軍)が侵入し永続的なアクセスが確立されている。再三の指摘でも改善されない。これでは有事の情報共有ができない。」と報じている。

さらに日本における中国代弁者の最右翼の公明党は2023年8月26日に、28日から予定していた山口那津男代表らの中国訪問を延期すると発表。同日、中国側から「当面の日中関係の状況に鑑み、適切なタイミングではない」との判断が伝えられたという。これは、ただ事ではない。

与党自民党国会議員も親中派8割と言われ、野党はいわずもがなだが、中国のアステラス製薬社員の拘束解放もできず、科学的根拠がなく理不尽な中国による日本の水産物輸入の全面停止を排除することもできない。このように親中派は、やたらに中国への利益誘導を行うにもかかわらず、いざという時には無力であることを痛感させられる。誰のための親中派なのだろうか。

 

戦争には、陸海空の伝統的な戦場に加え、政治戦、経済戦、情報戦があり、さらに今は宇宙戦、電子戦、サイバー戦と戦場は拡大した。

とくに今回のサイバー戦の一種としての中国からの迷惑電話はほぼ福島県限定だが、今後予想される日本製品不買運動や在中国日本商店・工場襲撃、台湾進攻に際しては、このような程度では済まないだろう。

在日中国人は72万人とも言われ、政府の移民促進政策で更に増えそうだが、中国国防動員法の適用があり、懸念材料ではある。実際に2008年4月26日 の長野市の聖火リレーには数千人の中国人が集結し、赤い大旗が林立し、あたかも中国の領土になったのようであった。少数となった日本人やチベット人は、暴力を振るわれた人もいた由(ネットでは写真も多数上がっています)。今や在日中国人も更に増加し、日本の警察官の人数の3倍となり、台湾進攻など有事の際の懸念材料ではある。

また在中国の日本人に対するヘイトクライム迫害も要注意であり、加えて国連の場での日本批判に名を借りた日本人に対するヘイトクライムは、未然に対策が打たれるべきだろう。

 

このような事態は、戦後一貫して、総じて国防と治安と外交に能天気だった日本人全体の姿勢の結果であって、一朝一夕に成ったものではない。

国家神道を一朝にして取りやめたにもかかわらず、国家神道の清算も反省も行わず、戦争遂行してきた政界官界学界の総括もほとんど行われず、アメリカ盲従で、軍事教育を冷遇してきた結果の政治家、官僚の軍事常識欠如は、大きな悪影響を及ぼしてきたことがここにきてはっきりしてきたように思う。

アメリカは、2,3年前から対中政策を、長年の親中から、反中に大転換したが、日本はそれに乗り切れていないということもあり、アメリカの対中姿勢の影響も大きい。マスコミはあまりここは強調していない。

アメリカの対中政策転換の遅れは、アメリカにとっても失策だが、安倍晋三元首相暗殺はそういうタイミングで起きていることが象徴的。

昨今の中国の対日姿勢を見るに、風雲急であって、色々な対策は遅きに失しているところが多いように思うが、今回の中国からの嫌がらせ電話で既に戦争は始まっている感を持つことは大切だと思う。中国からの嫌がらせ電話は、令和の黒船ならぬ赤船なのだ。

今日も冥想を

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中国渺々

2023-08-27 03:26:23 | 時代にFace it

◎鼓腹撃壌という地上天国の時代もあった

 

中国が日本のようにあらゆる地に神仏の薫香がして、人も貴賤を問わずその所作に神仏の貴さを宿している国になることは望外としても、中国が少なくとも神仏へのリスペクトが感じられるくらいの国にすらならなかったのは何故だろうか。

 

春秋戦国時代以降、中国には長い宗教の歴史がある。儒教を宗教と見れば、儒教は、社会に秩序、君子以上に道徳をもたらすという点で大いに影響があったが、神なるものは易経には出てくるが、はっきりと大衆に意識できるような形はなかった。その不足した部分を道教が補ってきた。

ところが、20世紀に共産主義政権となることで、儒教も道教も仏教もまとめて排斥されることになってしまった。

 

聖者列伝ということで言えば、孔子、老子、荘子、達磨以下の禅の祖師たち、道教系でいえば呂洞賓や列仙伝、神仙伝に登場するような熟達の道士が多数いた。

これだけ多数の聖者が投入されてきた割には、清朝で阿片による亡国を招き、結局現代のような無神論の共産主義政権の樹立を招くことになった。

歴代各王朝は、道教崇拝の場合がほとんどで、仏教崇拝の王朝は例外的に存在しているにすぎない。だからと言って例えば唐朝が道教崇拝であると言っても、道教の窮極である昇仙を出神の延長と理解して丹薬を皇帝が服用したわけではあるまい。またその信仰はせいぜい君子の段階にとどまり、農民庶民までもが昇仙することを願った風でもない。

 

このように書くと中国・支那はまるで宗教にとって有史以来砂漠の如き状態であったかに思えるが、意外にも古代聖王の堯、舜の時代こそは、地上天国が実現していた時代だった。すなわち鼓腹撃壌の時代のことである。

 

このように中国に宗教が根付かない原因について、ダンテス・ダイジは、中国が生きていくことが非常に厳しい環境であることを指摘している。

下世話な言い方では、宗教は旦那衆の道楽と言われ、生活に余裕がないとできないものとされてきた。ゆえに中国では、君子以上でなければ、求道などできないとされ、一般庶民は明日の食糧に悩むことの繰り返しで、求道どころではない。禅僧趙州の趙州録などを見れば、庶民の困窮ぶりがよくわかる。中国では、古代を除き一貫して庶民が宗教に打ち込める生活条件にはなかったのだ。

そこに注目して中国共産党はまず全国民に飯を食わせることを目標とした。それはやがて達成され、都市に大廈高楼が立ち並ぶ現代になって、今度は共同富裕などと言い出したが、スーパーリッチは多数出現する一方で貧富の差が開き過ぎ、無数の貧困者を産んでいる。もっとも模範兵士だった雷鋒に学んだ人々は、富を過度に集めることなどしなかっただろう。

 

食べられるようになれば、人は無形の価値を求めるようになるものだが、その流れに掉さして、あくまで有形の価値希求を国家体制として推し進めるのだから、無理にもいつか限度があろう。

おそらくは、全国民が食べられるようになった時期が、中国での宗教復活のチャンスだったのだろうが、共産主義ではもともと「宗教は阿片」と決められており、神仏の出る幕はなかった。

道元は、『花は愛惜に散り、草は棄嫌に生(お)ふるのみなり』(花は人に惜しまれつつ散るが、雑草は嫌がられつつ生える。)と言ったが、中国でも花は咲く。中国では、神仏、宗教という花は稀に咲くが、根は張れなかったのだ。

 

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