アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

メスマーの27の法則-3

2024-04-10 06:35:15 | 【エーテル体】【ザ・ジャンプ・アウト-06】neo

◎エーテルとアストラルの区別

(2014-01-21)

 

メスマーは、気(動物磁気)は、磁石の磁力や電気とは違う力であるとする。そうすると首などに磁石を捲いている人は何のためだろうか。

メスマーの動物磁気とは、肉体の直接な治療を意識したものだから、半物質であるエーテル体ベースのことだろうと考えるのが自然だと思う。

というのは本山博の「チャクラの覚醒と解脱」のP194からP195にかけて、気の次元とアストラルのサイの次元を峻別しており、かつまた中国の内経図を指して、これは気の次元だから、クンダリーニを水で表現している、これに対してインドのヨーガでは、クンダリーニを火で表す。つまりヨーガでは、クンダリーニは、アストラル体レベルのことであると説明している。

要するに肉体の治療を目的とする限り、気=エーテル体レベルまでを主として相手にしているのであって、アストラルより上の話はあまり関係ないだろうということ。また、レイキ・手かざし治療なども気の次元、エーテル体レベルを出ない。

私はこれまで気とはエーテルとアストラル双方のレベルにまたがるものかと考えていたが、はっきりと区分すべきものだとわかった。

 

『一九、このような力も動物磁気と同様にすべての物体に浸透する。物体間の伝達、空間伝播、蓄積、集約、転送、鏡による反射、音響による伝播も可能である。この力は動物磁気の欠如にすぎないのではなく、動物磁気とは正反対の実在する力である。

 

二十、磁石は、天然、人工を問わず他の物体と同様動物磁気とそれを打ち消す力の両方に敏感に反応する。しかしいずれの力に反応し、その性質を持つようになろうとも、鉄や針を引きつける効果に変化はない。このことは動物磁気の作用が鉱物磁気のそれとは根本的に異なることを示している。

 

二一、動物磁気に関する理論体系は、火や光の持つ性質、重力説、自然界に見られる干満現象、磁気と電気などについて新たな説明を与えることであろう。

 

二二、病気治療という点に関する限り、電気や磁気は自然界に存在するその他の諸力とまったく同じ性質を示すにすぎないことがやがて明らかになるであろう。電気や磁気に何らかの治療効果があった場合、その効果は動物磁気の作用によるものなのである。

 

二三、私がこれから述べようとする実践的ルールに従えば、動物磁気の原理によって神経系の疾患を直接に、その他の疾患についても間接的に治すことが可能である。このことはさまざまな事実によって証明されている。

 

二四、動物磁気の助けを借りれば医師は治療薬の正しい処方を身につけることができる。つまり、薬の作用を強めて治療に有効な分利を引き起こしたり分利へと誘導したりする制御が自在にできるのである。

 

二五、私が自分の治療法を公表する理由は、動物磁気原理の普遍的な有効性を新しい疾病理論によって立証するためである。

 

二六、この動物磁気についての知識を基礎とすれば、医師は疾病の原因、性質、進行状態を、たとえその病態が非常に複雑なものであっても正確に診断することができるであろう。その結果病状の悪化を防ぎ、危険かつ不快な状況に患者をさらすことなく治療を進めることができるであろう。

しかもこの手法は患者の年齢、気質、性別を問わず有効であり、例えば治療の対象となる患者が妊娠中あるいは産後まもない女性であっても、他の患者と同じような治療効果を上げることができるのである。

 

二七、結論として次のように言うことができる。これまで述べた理論を臨床に応用するならば、医師は患者一人ひとりの健康状態を的確に診断し、罹患する可能性のある諸病からその患者を守ることができる。そして治療技術は完璧なものとなるであろう。』(ウィーンから来た魔術師/ヴィンセント・ブラネリ/春秋社P142-144から引用)

 

音楽、ミュージックも人間のエーテル体を揺り動かすものであって、ふさいで憂鬱な気分の人に、楽し気なあるいはリラックスできる音楽が有効だという説は、決して馬鹿にできない説なのではないかと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メスマーの27の法則-2 | トップ | 第二身体は、濃縮した煙 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【エーテル体】【ザ・ジャンプ・アウト-06】neo」カテゴリの最新記事