退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「実存」について

2011-04-08 02:26:52 | Weblog
晴れ。さすがにコートを脱ぐ。

「アーレント政治思想集成 1」読了。

後半は「実存哲学とは何か」が魅力的。
こうなったらヤスパースも読まなければならないか。

「自分を守るためなら他人がどうなってもいいこと」の「罪」についても再認識する。
それが「仕方のないこと」になった時にホロコーストは起きたということで。

とはいえ「緊急避難」はそれこそ「仕方がない」。
そこまでの「限界状況」があるとしての話だけれど。

いたずらに「物質的な豊かさ」を手に入れてしまうと
その「限界状況」がそうでない他人から見ると「ちゃんちゃらおかしいもの」にもなりやすいことに注意しよう。

人は「当たり前」に慣れてしまう生き物。
それが決して「当たり前」でないことに常に敏感でいたいものではある。

仙台で震度6の余震。

「天災」でなくとも「震災」は「忘れた頃にやってくる」のが「真実」。
「記録された歴史」はどこまでも受け継いでいかなければ。

そもそも巨大地震あるいは津波の起きる間隔は人の一生より長いのだから。
「一寸先は闇」であることは「正しい」が人はそのことを忘れることで「安心」できていたりもするのが厄介。

どうせならそのことを「一寸先は光」かもしれないと思いつつ(「偶然」は誰にも予測できないし)
さまざまな「可能性」を見るべきなのかもしれない。

人は「圧倒的に不自由な存在」でもあるものの
そのどうしようもなさゆえに「圧倒的に自由な存在」であることもできる。

さて。

あなたはどうするのか。
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