退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「女子の若さがもたらすものと巡る因果あるいは『何も起きないロードムービー』」について

2023-09-16 01:42:11 | Weblog
晴れ。日が落ちても蒸し暑く夜のホームでツクツクボウシが鳴く。

「戦争と平和(二)」読了。

ナターシャは唐突にアナトーリ・クリーギンに愛情を感じ。
彼が妻のいる「遊び人」だとも知らず。

ピエールの妻エレンが彼を紹介し。
アンドレイへ結婚できない旨の手紙を書いて「駆け落ち」しようとするが失敗。

「永すぎた春」と「ダメ男ダメ女」に惹かれたがゆえの結果。
彼女を慰めつつピエールは「僕のことを思い出してください」と言い。

「巡る因果は風車」な展開。
今後おそらくもっと続くことだけがハッキリしていて。

アキ・カウリスマキ「いとしのタチアナ」(’94)を観る。

初めの方がいつもと違ってやや退屈。
どうも「テンポ」がよろしくなく。

仕立て屋のヴァルト、 マト・ヴァルトネンと自動車修理工のレイノ、 マッティ・ペロンパー。
煙草はもちろんのこと前者はやたらにコーヒーを後者もやたらに酒を飲み。

修理した車の試運転の途中でロシア人のクラウディア、キルシ・テュッキュライネンと
エストニア人のタチアナ、カティ・オウティネンに港へ送ってくれと頼まれてというお話。

前者の「貫録ぶり」と「ダスビダーニャ、タワーリシチ=さよなら、同志」がなかなか。
後者は珍しく目だけにメイクをしていて。

「何も起きないロードムービー」と思えばいいか。
イギリス出身でフィンランドでも活躍したレネゲイズの音楽が多用され。

何とも不器用な中年男ふたりの結末や如何に。
冒頭とラストは「帳尻」が合っている。

とりあえず「カウリスマキ祭り」はしばらく続く予定。
プライムビデオで観られる分だけ観るつもり。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「『ロシアの魂』を受け継ぐ... | トップ | 「『虫愛ずる女子』の作品と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事