退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「カッコイイ女たちと災害対策の不備あるいは『三部作』とは呼べない駄作と『口直し』の曲」について

2020-01-20 02:07:58 | Weblog
くもり。おだやか。

ブレイディみかこ「女たちのテロル」を読む。

金子文子とエミリー・デイヴィソン。
「百年前の女たちから、百年後を生きるあなたへ」。

何ともカッコイイ女たちの姿に震える。
「わたしあるいはアイルランドを殺す者たち」への反逆。

ふたりをキーワードで重ねて描く趣向もなかなか。
本作は映画にすべきではないか。

久方ぶりに心躍る内容で読み終わるのが残念だったほど。
これこそ「女子の本領」だと思いたいところ。

「女が一方的に『劣る存在』」だと見なされていた過去は現在に至る。
「男目線」からしか評価されない貧しさをあらためて。

男女もしくはセクシャリティーを問わず知っておいていただきたい存在。
そしてこうした「歴史」があったことも。

男がなぜ「権力」を欲しがるのか。
それは「自らの弱さの証明」だと思っていいだろう。

Fuck off=邪魔すんなよ。
この「精神」を持っていない輩にはわからんだろうな。

マル激を観る。

今回は「災害対策の不備」について。
昔から「乾パンしかないの」とか「体育館でザコ寝するしかないの」と思っていたところ。

災害からどうにか生き延びることが出来たのはいいとして。
「その後の生活」に対してあまりにも想像力が欠けていて。

被災者を「元の生活に戻すための方策」がない現実が。
「生存」を確保するだけではどうしようもなく。

われわれがついつい「救助」にのみ注目することも。
なぜこんなに「元に戻れないのか」と思っていたらこういうことなのか。

「被災者が奪われたものの大きさ」に気付かないとどうにも。
要は「自分だったら」ということなのだけれど。

マスコミが「美談」ばかり報じるせいもあり。
この種の「現実」をどうにか変えたいもの。

デヴィッド・S・ゴイヤー「ブレイド3」(’04)を観る。

冒頭の石の扱いからして「ダメな匂い」はしたのだが案の定。
何ともヒドい出来。

ウィスラーのクリス・クリストファーソンを「消す」意味が不明。
つまらない「おフザケぶり」が続くのみ。

描写の「テンポ」が全くわかっていない模様。
とりあえず最後まで観たものの。

ドミニク・パーセルやジェシカ・ビールにも魅力がなく。
とりわけ「ハンニバル・キング」のライアン・レイノルズが「最悪」。

前二作に対して「失礼」と言うよりない。
「三部作」などと言ってはダメ。

残念ながら本作は「うんこ」。
観ないように。

NHKの「ヴィンランド・サガ」はいつの間にか終わっていた。
ただmilet「Drown」は耳についた。

この何とも言えない発音が素敵。
彼女の声はずっと聴いていたいくらい。

ノコギリの刃が心地よく湾曲する時のような。
歌詞を無意味にするほどの音色。

こういう声の持ち主がいるのねと思った次第。
「金属加工」されたような部分が特にいい。

浅川マキの「甘い版」とでも言ったらいいのか。
それ以外の魅力もあることも忘れずに。
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