退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「衰えつつある体力と『成果主義』あるいは誰にでもわかる『金の出入り』で短期的に物事を量る愚」について

2019-10-16 01:45:47 | Weblog
快晴。風が吹く。

昨日は深夜「フラッシュ」を観終わった後で眠くなってそのまま。

理由は帰りの電車でずっと
東京大学教養学部編「科学の最先端を歩く」を読んでいたため。

ちょいと厚いのでドトールと行きの電車で読み切れず。
その影響だと思われる。

内容については高校生向けなのでわかりやすい(ただし数学を除く)。
個人的には「イモムシ型ロボット」が興味深く。

こんなものもある模様。
なるほど「イモムシ」は英語で「caterpillar=キャタピラー」だから「ピラー」か。

「死後の生物学」や「宇宙太陽光発電」
「ニュートリノ」や「美肌の力学」などもあるので興味のある向きは是非。

和田恵次「日本のカニ学」を読む。

カニの交尾は地面で行われるものと巣穴で行われるものがあるとのこと。
その時間も短いものから長いものまで。

雌が乗っかるパターンもあれば雄が乗っかるパターンも。
肉食系もいれば草食系もいて。

冒頭にいろんなカニの写真が載っているので「実物」も楽しめる仕組み。
ただしここでも「成果主義」によって研究費が削られる姿が。

先日「リチウムイオン電池の開発」で吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞したけれど。
そんなザマではやがてノーベル賞どころではなくなるのも必至。

どんな分野であろうと「短期的な成果」のみを優先すれば「未来」が失われる。
この「科学以前の問題」になぜ気付けないのだろうと思うことしきり。

「ある種の浪費」や「回り道」があってこその「発見」なのに。
「まちがい」や「偶然」による「成果」も大きいのを知らないのか。

スポーツにおいては「世界一であること」が評価され
それに対する「投資」は行われているというのに。

なぜ科学の分野でそれが出来ないのか。
おそらくここでも「世界を知らない人々」の跳梁跋扈があるのだろう。

「国内事情」に左右されるばかりではどうにもならず。
「大して好きでもないこと」に口出しする輩が多すぎるような。

繰り返すがどの分野においても「優秀な人物」は誰にもわかるもの。
彼ら彼女らを妨げるものがかくも多いのは何故か。

同様に「誰にでもわかる金の出入り」だけで物事を量る愚よ。
「価値のある場所」にかけるからこそ「結果」が活きることを忘れずに。

そうした「当然」が行われなければ「衰退」するのみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする