この動画の最後でもちらっと言っているけれど、
先日のツーリングから帰った際、ブーツのへたり具合が目についた。
思えばこれとも長い付き合いで、
昔々、友人たちとの信州ツーリングにあわせて買いました。
おお!まだブーツも私もピカピカだ!
この時は、行き道の高速道路上でつれ(ハセガワ)のバイクのクラッチが焼き付き、切れなくなったんで、
なんやかんやと大変でしたね~。
なんせ、お盆だったからどこのバイク屋も閉まっていて修理もできない!
で、結局そのままの状態で2泊3日走り通したっけな~。
というわけで、この時が1991年の夏。
だから、さすがに以前ご紹介のギターほどじゃないけれど、
かれこれ28年。
で、その後もこれがたいそう気に入ったのか昔の自分の写真を見ると、
こういう感じでブーツを前に突き出すポーズをよくとっております。
そんなわけで、以来30年近くずっと履き続けておるわけですから、
そりゃあまあへたりもしますわな…
ですが、もったいないお化けの私は、今後もまだまだ履き倒す気でいるので、
ここらで一つお手入れすることに。
実をいうとおおよそ5年に一度くらいそういうことをしております。
というわけで今回はその内容を簡単に。
まずは現状確認。
皮の塗装が剥げて地肌が見えてる部分が結構あるし、
靴底は、両足とも外側が片減りしている…
とはいえ、皮の破れや縫い目のほつれは今のところないようなので一安心。
そういうわけで、まずは皮表面のお手入れ。
ブラシでコバ付近を中心に丁寧に汚れやほこりを落とし、
よく絞った布で軽き全体を拭きとったのち、
保護成分を含む皮クリーナで全体をきれいに拭き上げます。
次に靴墨を塗っていくのですが、
この場合はげた部分には、塗るというより「盛る」感じで墨を乗せていきます。
(最近は良い塗料があるからそういうもので塗るというのもいいでしょうね。)
また、縫い目の糸にも塗りこんでおくと、水や汚れをはじいてくれるのでよいと思います。、
で、塗りこんだのち磨き上げるとこのような感じ。
結構艶が出てくれたでしょう?
私はこの拭き上げの際使い古したストッキングを使用しております。
これが具合がよくて、靴墨を落とし過ぎず良い艶を出してくれるのです。
これで皮のお手入れはひとまず完了。
で次に…
「くんくんくん… なんだこれ?」
答えはね…
「なるほど!」
というわけで、かまぼこ板で作った靴たたき台を利用して、
補修パーツを張り付けていきます。
今ではこの手のが100均で手に入るから便利ですね。
で、ボンドが乾燥したらば、はみ出た部分をカットして、
隙間と周辺を靴底補修材で埋めてゆき、ついでに少し肉盛りし高さを調整します。
この補修材は結構便利で、少しの減りならこれだけで対応できるのみならず、
ゴム製品同士の強力なボンド替わりや、バイクのシートの破れ修理などにも使えます。
私が愛用しているのは「シューグー(SHOE GOO)」という製品ですが、
最近は白や赤、透明といったカラーバリエーションがあるようで一層活用範囲が増えそうです。
ん、こんなもんかな?
で、洗っておいた靴紐と通していくと…
完成!
最初のこの画像と比べると段違いでしょ?
これでまたあと30年とまではいかなくとも、5年は付き合えそうだ♪
ヽ(^∀^)ノ
さてさて、こうした靴のお手入れなのですが、
実は私はこの作業が結構好きで、やり始めると楽しくて仕方がなくなってくるのです。
ですので、普段仕事で履く革靴はもちろん、
奥さんの靴なんかでも、こうしてお手入れするのは結構嬉しい♪
まあ趣味とまではいかないけれど、ほぼそれに近いくらいの感じ?
こういうのっておかしいかな?
とそう思っていたらば…
いやいや、なかなかどうして、
ちかごろは「靴磨き」が趣味のジャンルとして定着しているようで、
ネット動画でもそういう専門チャンネルが存在するし、見ていると結構楽しい!
いや~、なかなかに面白い世の中になってきたもんだ!
(=^^=)ゞ
*追記*
さてさて、そういったわけでまだまだ履けると喜んでいるわけなんですが…
あれ?横にもう一足あるじゃない?!
しかもシャンとしちゃってる~!
それもそのはず、実はこれ同じ靴でしかも新品。
というのも、このブーツを買って数年後、かなり気に入り履き続けていた頃、
いきなりここのメーカさんが廃業宣言!
その理由は、在庫していた靴底が火災によりすべて燃えてしまったからだとか。
それらは特注素材のため、再度発注する余裕がないので靴部門の廃業を決断したのだとか。
そうなると焦るじゃない?
実は私は足の甲が高いため、なかなかぴったりの靴に出会えず苦労していたのです。
(この仕事用の靴もいまだに履き続けているのでもう27年!)、
そんな時にやっと出会えたブーツだけに、それがもう手に入らないとなると一大事!
いったいどうしようと思っていると、ちょうどメーカーさんから手紙が届き、
以上のようなわけなので、以前買ってくれているお客さんには、
同じモデルを半額で販売いたしますとのこと。
で、これは渡りに船ともう一足買い足していたのです。
だからその時は、10年ほどしたらこれと交代か…
でもその後どうしよう?
とそう思っていたわけなのですが、
いやいや、それがなんともう25年!
いまだに新品の出る幕なし!
さすがにあと30年は無理だろうから、その時はこいつの出番になるのですが…
果たしてその時私はまだバイクに乗っているのか??
(=^^=)ゞ
先日のツーリングから帰った際、ブーツのへたり具合が目についた。
思えばこれとも長い付き合いで、
昔々、友人たちとの信州ツーリングにあわせて買いました。
おお!まだブーツも私もピカピカだ!
この時は、行き道の高速道路上でつれ(ハセガワ)のバイクのクラッチが焼き付き、切れなくなったんで、
なんやかんやと大変でしたね~。
なんせ、お盆だったからどこのバイク屋も閉まっていて修理もできない!
で、結局そのままの状態で2泊3日走り通したっけな~。
というわけで、この時が1991年の夏。
だから、さすがに以前ご紹介のギターほどじゃないけれど、
かれこれ28年。
で、その後もこれがたいそう気に入ったのか昔の自分の写真を見ると、
こういう感じでブーツを前に突き出すポーズをよくとっております。
そんなわけで、以来30年近くずっと履き続けておるわけですから、
そりゃあまあへたりもしますわな…
ですが、もったいないお化けの私は、今後もまだまだ履き倒す気でいるので、
ここらで一つお手入れすることに。
実をいうとおおよそ5年に一度くらいそういうことをしております。
というわけで今回はその内容を簡単に。
まずは現状確認。
皮の塗装が剥げて地肌が見えてる部分が結構あるし、
靴底は、両足とも外側が片減りしている…
とはいえ、皮の破れや縫い目のほつれは今のところないようなので一安心。
そういうわけで、まずは皮表面のお手入れ。
ブラシでコバ付近を中心に丁寧に汚れやほこりを落とし、
よく絞った布で軽き全体を拭きとったのち、
保護成分を含む皮クリーナで全体をきれいに拭き上げます。
次に靴墨を塗っていくのですが、
この場合はげた部分には、塗るというより「盛る」感じで墨を乗せていきます。
(最近は良い塗料があるからそういうもので塗るというのもいいでしょうね。)
また、縫い目の糸にも塗りこんでおくと、水や汚れをはじいてくれるのでよいと思います。、
で、塗りこんだのち磨き上げるとこのような感じ。
結構艶が出てくれたでしょう?
私はこの拭き上げの際使い古したストッキングを使用しております。
これが具合がよくて、靴墨を落とし過ぎず良い艶を出してくれるのです。
これで皮のお手入れはひとまず完了。
で次に…
「くんくんくん… なんだこれ?」
答えはね…
「なるほど!」
というわけで、かまぼこ板で作った靴たたき台を利用して、
補修パーツを張り付けていきます。
今ではこの手のが100均で手に入るから便利ですね。
で、ボンドが乾燥したらば、はみ出た部分をカットして、
隙間と周辺を靴底補修材で埋めてゆき、ついでに少し肉盛りし高さを調整します。
この補修材は結構便利で、少しの減りならこれだけで対応できるのみならず、
ゴム製品同士の強力なボンド替わりや、バイクのシートの破れ修理などにも使えます。
私が愛用しているのは「シューグー(SHOE GOO)」という製品ですが、
最近は白や赤、透明といったカラーバリエーションがあるようで一層活用範囲が増えそうです。
ん、こんなもんかな?
で、洗っておいた靴紐と通していくと…
完成!
最初のこの画像と比べると段違いでしょ?
これでまたあと30年とまではいかなくとも、5年は付き合えそうだ♪
ヽ(^∀^)ノ
さてさて、こうした靴のお手入れなのですが、
実は私はこの作業が結構好きで、やり始めると楽しくて仕方がなくなってくるのです。
ですので、普段仕事で履く革靴はもちろん、
奥さんの靴なんかでも、こうしてお手入れするのは結構嬉しい♪
まあ趣味とまではいかないけれど、ほぼそれに近いくらいの感じ?
こういうのっておかしいかな?
とそう思っていたらば…
いやいや、なかなかどうして、
ちかごろは「靴磨き」が趣味のジャンルとして定着しているようで、
ネット動画でもそういう専門チャンネルが存在するし、見ていると結構楽しい!
いや~、なかなかに面白い世の中になってきたもんだ!
(=^^=)ゞ
*追記*
さてさて、そういったわけでまだまだ履けると喜んでいるわけなんですが…
あれ?横にもう一足あるじゃない?!
しかもシャンとしちゃってる~!
それもそのはず、実はこれ同じ靴でしかも新品。
というのも、このブーツを買って数年後、かなり気に入り履き続けていた頃、
いきなりここのメーカさんが廃業宣言!
その理由は、在庫していた靴底が火災によりすべて燃えてしまったからだとか。
それらは特注素材のため、再度発注する余裕がないので靴部門の廃業を決断したのだとか。
そうなると焦るじゃない?
実は私は足の甲が高いため、なかなかぴったりの靴に出会えず苦労していたのです。
(この仕事用の靴もいまだに履き続けているのでもう27年!)、
そんな時にやっと出会えたブーツだけに、それがもう手に入らないとなると一大事!
いったいどうしようと思っていると、ちょうどメーカーさんから手紙が届き、
以上のようなわけなので、以前買ってくれているお客さんには、
同じモデルを半額で販売いたしますとのこと。
で、これは渡りに船ともう一足買い足していたのです。
だからその時は、10年ほどしたらこれと交代か…
でもその後どうしよう?
とそう思っていたわけなのですが、
いやいや、それがなんともう25年!
いまだに新品の出る幕なし!
さすがにあと30年は無理だろうから、その時はこいつの出番になるのですが…
果たしてその時私はまだバイクに乗っているのか??
(=^^=)ゞ