もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

安物買いの銭失い

2017-04-30 10:00:49 | ぷ♂の日記
先日ひさびさにギターの弦を交換しました。
(ちなみに愛用の弦はアーニーボールのスーパーースリンキー

でも、そのギターはちょいと特殊でブリッジがこんな感じ。
IMG_5620.jpg
激しいアーミングでもチューニングが狂わないという、フロイトローズなんです。

ですので一般のギターとは弦の張り方が違うので、いろいろ工具を持ち出してひと手間ふた手間。
まあ結局弦の張り変えは無事終えたのだけども、
その際新しい弦を出してみてびっくり!

なんだこれ!
錆びてるじゃないの?!


たしかに10年ほど前にまとめ買いしたものではあるけれど、
1本ずつきちんとビニールで密閉、個別包装されているから湿気など入り込む余地などないはずなのに。
そこで気になりよく見てみると、どの弦も錆びている個所が決まっている。

実はギターの弦は長いので、クルクルとリング状にまとめられた状態で包装されております。
ですので、必ずそれぞれが接する部分があり、今回錆びていたのはすべてその接点の部分。

なるほどそういうことか…

実はギターの弦は金属でできているので、当然電気を流します。
ですが普通1本の状態だと、電気は流れるはずもないのですが、
先ほどの様にひとまとめにした場合、重なった部分が生じます。
これが単一の金属ならば問題ないのですが、あいにくギター弦はステンレスという合金。
ですので、この重なった部分というのは、異金属同士の接点となってしまうので、
そこでは必ず電位差が生じ、微量とはいえ電気が流れてしまいます。
するとそこでイオン化が起こるので、腐食、つまり錆が発生するというわけ。
(だから、単一金属であるニッケルで巻き込んだ4~6弦には影響ありませんでした。)

思わぬところに科学が潜んでいたものだ…

とはいえ、さすがにごく微量な電位差なので錆の程度も知れたもの。
スチールウールでごしごしこすり、仕上げにピカールを付けた布でふき取ると問題ないレベルに。

でも今後は考え物だな~。
完全密封とは言え、錆に対して完ぺきではないなだから。

あ、そうか!

だから時折、楽器屋さんで
「うそっ!?」
と思うほどに弦を安売りしている時があるんだな!

あれらはおそらく、製造後結構年月が経ったもので、
近いうち錆が出る恐れのあるものなんだな…
だからそうなる前に一気に処分しようということか。

つまり、まあいうとき喜んでまとめ買いてしまうと、あとで痛い目に会うということか。
ふむふむ…


とか言いながら~。

実は私は過去にそういう弦を結構まとめ買いしたのですよ!

で、今回の弦がその一部というわけ。

だ・か・ら…


やべ!
残りの弦も早めに使わねば!

でも今のペースで張り替えてたら、一生かかっても使いきれんほどあるぞ!

というわけで、安物買いの銭失いのお話でした。

後、もっとマメに弦を交換しろって話ですよね。

(=^^=)ゞ
コメント
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