もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

カラスの死体

2014-09-25 13:20:58 | 雑談

カラスの死体ってあまり見たことないよね。
でも絶対カラスだって死んでいるはずだから、
その死体を見ないということは、
誰かがカラスの死体を拾い上げて食べているに違いない!
もしくは、安売りの焼き鳥に加工して販売しているのかもしれない!
あれだけサイズの大きな鳥なので、
食べ応えもあるにきまっているだろうから間違いない!
そうでないと、あれほどたくさん見かけるカラスの死体を見ないという事実が絶対ありえない!

とまあ、このような感じの話が、都市伝説よろしくささやかれております。
「んな、ばかな~。」
と思いながらも、
「いや待て、そう言われれば確かに死体を見たことってあまりないよな…」
とも思います。

さて、つい先日のこと。
いつものようにわんこを連れて散歩に出ていると、

「おや?あれは?」

道の端っこの方に黒いビニール袋のような塊があったので近づいてみると、
なんとそれはつややかな羽をした、眠っているようなカラスの死体でした。
言い方は悪いけれど、死にたてほやほや状態。
見た感じ交通事故ではなさそうだし、ちょうど電柱の下あたりだったから、
多分誤って感電したんでしょうね。(電柱には高圧のトランスとかあるし)

まあ、道の端っこで車に轢かれることもないだろうから、
そのうち近所の人が保健所なりに電話をするだろうなと思いその場を離れました。
そしてそれからすぐ、第二陣を従えて再び散歩に出てみたときに、
やはり先ほどの死体が気になったので、もう一度その現場に見に行きました。

するともうそこには死体は無く、きれいに掃除されて綺麗になっておりました。

そこで、なるほどと合点がいきました。

スズメやハトなどと違い大きなカラスは、道で死んでいたらやはりどうしても目を引きます。
だから、普通の感覚ならば、それが自分の家の前ならば、いつまでも放置するのが嫌で早々にかたずけてしまうでしょう。
そういうわけで、街中ではカラスの死体をあまり見かけないのではないんじゃない?

実は都会の空では、カラスが最強の生き物で制空権を握っております。
ですので普通、寿命や病気で死ぬ場合は自分の巣で死んでゆきます。
それもまた、カラスが人目に死体をさらすことの少ない理由の一つでしょうね。


ちなみに…

街中にある動物の死体の処理については、みなさん保健所に連絡と思っておられると思いますが、
実は、道路上のものに関しては、安全の観点から道路管理者が処理しに行くことになっているんです。
死体を避けようとして事故を起こしては危険ですからね。

で、以前私がその手の仕事に携わっていたとき、そのような連絡が入るとまずこう尋ねておりました。
「その死体は、道路上ですか?それとも民地や公園などにありますか?」
道路外なら保健所の担当ですからね。
(内心、「頼むから少し道路外にずらしておいてよ。」と願っていたのは内緒。)

だって、スコップとビニール袋を持ってのあの処理は本当に嫌なもんだもん。
特に夏の暑い日なんかもう…
それになにより、
なんてったって、大好きな動物たちででしょう?
やっぱ辛いわ!

でも、かといって放っておくと、どんどん踏まれてぐちゃぐににされていくから、
辛くとも、やはり回収してあげる方が、あの子らのためでもあるよな~。
それだけに、
回収後、駐車場わきのごみ置き場の一角にある専用スペースに袋を積むのがつらかった。
だって、決してゴミじゃないでしょう?!

そういう時は、基本無神論者で生まれ変わりも信じていなくて、無宗派の私ですが、
「今度生まれてくるときは、こういうことの無いように。」
と心の中で手を合わすのでした。

これ、多分私だけでなく、こういう仕事にかかわっている人たちはすべてそう思っていることだと思いますよ。
だから、動物の殺処分を請け負う「動物愛護センター」に対して、
そこの職員の方々も鬼のように言うような人がいるけど、
けっしてそんなことはない!
むしろ、誰よりも心を痛めているのはそういうのに携わってる人たち。
けっしてそのことを忘れないでいて欲しいです。

実際、うちのわんこ達(ランちゃん、ダイちゃん、モコ、チップ)も、そういう方々のお力添えで、
うちに来れて第二の人(犬)生を歩めましたから。

コメント
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