もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

充実した時間

2012-06-07 15:09:59 | ありがとう
今日は朝からおちつかない日です。
ワンワンと騒ぎ出したジョイに3時過ぎに起こされ、
その後は黒猫くろにゃんの血尿騒ぎ。
だから、あれこれ手配しながらも、なんだか妙に浮ついた感じのまま午後を迎えました。
すると、友人宅のわんこの訃報が飛び込んで…

この子は昨年私が訪れた時には既に病床に就いており、
その後お医者さんからも「もうだめだ。」いわれながらも半年頑張りとおした奇跡の犬!
http://blog.goo.ne.jp/pudo-ru/e/d8066440ad824a6472aee42684d52386
無論そこには友人ご夫妻のかいがいしい看護、介護があったのですが、
それだけではとても耐え切れないであろうほどに、
命の入れ物である体の方は、肉がそげ骨が見えるほどにボロボロになっていました。
食事もとうに摂ることはできなくなっていたので、ほぼ半年以上点滴で過ごしていました。
だからずっと寝たきり。
そういうわけで、ご夫妻の苦労も想像を絶するものであったと思います。

普通ならば、そういう状態は辛く悲しい我慢の時間に映るのでしょうが、
実は私にはそれがうらやましく思えたのです。
というのも、最愛のものを世話できるときに、思いっきり世話できる、
それこそ、こちらの力も尽きそうになるほどに世話できる。
こういう経験って、実は本当に得がたいもので、
普通は後になって、「あの時…」と悔やむことが多いのです。
だから、先のご夫妻の苦労は本当にすごいでしょうが、
それを越すだけの幸せが、必ずその時間の中にあったはずで、
それは何にも代えがたく、他の誰にも絶対得ることのできない充実した時間であったと確信しております。
そういう意味で、うらやましく思えたのです。

だからこそ、あの子もこんなに長い時間、頑張って頑張って、
日々少しでも長く生きようと努力していたんだと思います。
だって、あきらめて楽になるほうが、どんなに安易か。
でも、そうしてしまうと、必ず残されたほうが、自分たちの力不足を嘆くのに決まっているから、
そうさせまいと、逝った後に絶対後悔させまいと、
その責任感のみで生き抜いていたんだと思います。

実際途中何度も、「無理せずに楽にしていいよ。」と語りかけてきたお二人が、
最終的には腹を決め、「こうなればとことん付き合うぞ!」
そして、「この子の生き様からたくさんのことを学んでいます。」と…

そんなお二人はこの子のことを何物にも代えがたい「宝犬」と表現されておられました。
ほんと、まさにそうですね。

宝犬と共に過ごせた時間はこれ以上ないほどに充実した、
何にも代えがたい宝物であったことは間違いない。

この子もそのことをよく分かっているのか、
始終きつく踏ん張って閉じていた口が、最後は舌をチロリと出して、
「てへぺろ♪」
その表情で旅立ったようです。

らいちゃん本当にお疲れさま。
今日からは肩の力も全部抜いて、楽に呑気に、
そして気長にのんびり待っていてくださいね。
多分、気のいいうちの爺さん婆さんわんこもその辺にいるから、
その子達と一緒に遊んでいてよ。

そしてお二方、本当にご苦労様でした。
またゆっくりとお会いしましょう。
そして、この子達の思い出話を。
コメント (4)
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