久世光彦さんが70歳で逝去されました。大好きな向田邦子さんの作品を、あふれる尊敬と愛情を持って演出されていた久世さん。晩年は作家としてもご活躍でしたね。
お正月といえば向田さんと久世さんのドラマを見るのが本当に楽しみでした。古き良き時代の家族のドラマは、いろいろなことを思い出させてくれて、ダラッとしたお正月も、このときばかりはきちんと座ってTVを観ていました。
私が一番好きだったのは、「春が来た!」という桃井かおりさんと故・松田優作さん、加藤治子さん、三國連太郎さんご出演の作品です。本当は貧しくて格好悪いのに、飾った自分を恋人に語る女性。ふとしたことから恋人にすべてがばれてしまいます。しかし、戸惑いながらも恋人は現実を受け止めようとします。そのことによって、彼女の家庭は活気と秩序を取り戻す。・・・けれど恋人・優作は彼女の家族のあまりの狂喜っぷり、歓迎ぶりに(たぶん)次第に引いてしまうようになり、「ごめん、自信がないんだ・・」と、彼女に別れを告げます。
このときの桃井かおりがいいんだなーせつないのに、ちっとも彼を責めないで、笑顔でサヨナラを言うんです。
この作品で、松田優作さんに惚れてしまいました。アクションじゃない、文学座出身らしい松田優作。でも、彼ももう、この世の人ではありません。今頃、雲の上で、向田さんと、優作さんと、久世さんとで、「おつかれさーん!」なんて、お酒を酌み交わしていらっしゃるんじゃないかな。。合掌
お正月といえば向田さんと久世さんのドラマを見るのが本当に楽しみでした。古き良き時代の家族のドラマは、いろいろなことを思い出させてくれて、ダラッとしたお正月も、このときばかりはきちんと座ってTVを観ていました。
私が一番好きだったのは、「春が来た!」という桃井かおりさんと故・松田優作さん、加藤治子さん、三國連太郎さんご出演の作品です。本当は貧しくて格好悪いのに、飾った自分を恋人に語る女性。ふとしたことから恋人にすべてがばれてしまいます。しかし、戸惑いながらも恋人は現実を受け止めようとします。そのことによって、彼女の家庭は活気と秩序を取り戻す。・・・けれど恋人・優作は彼女の家族のあまりの狂喜っぷり、歓迎ぶりに(たぶん)次第に引いてしまうようになり、「ごめん、自信がないんだ・・」と、彼女に別れを告げます。
このときの桃井かおりがいいんだなーせつないのに、ちっとも彼を責めないで、笑顔でサヨナラを言うんです。
この作品で、松田優作さんに惚れてしまいました。アクションじゃない、文学座出身らしい松田優作。でも、彼ももう、この世の人ではありません。今頃、雲の上で、向田さんと、優作さんと、久世さんとで、「おつかれさーん!」なんて、お酒を酌み交わしていらっしゃるんじゃないかな。。合掌