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舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』@Theatre Milano-Za1階L列センター

2023-09-21 21:51:39 | 観劇/コンサート

作:中島かずき

演出:いのうえひでのり

出演:古田新太 早乙女太一 早乙女友貴 久保史緒里 高田聖子 粟根まこと 山本千尋/池田成志 ほか

企画&製作:ヴィレッヂ 劇団☆新感線

あらすじ∶
元禄、大江戸八百八町――。

口入れ屋の藤壺屋主人・半兵衛(古田新太)は、裏で世のため人のため、悪党を始末する〝引導屋〟の元締めとして知られている。だが、実のところは顔の怖さを買われただけの、気弱で温厚、虫も殺せぬ置きもの。表も裏も、真の元締めは女房のお伊勢なのだった。

あるとき、金さえ積めば誰彼かまわず斬り殺す〝狂犬〟こと、はぐれ殺し屋の宵闇銀次(早乙女太一)が現れる。引導屋を潰し、裏稼業の独占を目論む黒刃組に依頼され、半兵衛を待ち伏せして斬ろうとする銀次。だがその瞬間、天號星の災いか、二人を雷が直撃! 半兵衛と銀次の身体が入れ替わってしまう。

そこへ銀次を追って上州から人斬り朝吉(早乙女友貴)がやってくる。朝吉は「銀次の首は自分がもらう」と言い始め、銀次の身体に入った半兵衛は、命からがら逃げ出すはめに。

一方、半兵衛の身体に入ったものの、引導屋の主人とは名ばかりと知って失望する銀次。だが自らの野望を叶えるため、この身体を利用することを思いつく……。

天號星に翻弄されながら、己を生きようとする二人。その運命が交差する先にあるのは果たして――!


いやー面白かった〜スカっとした〜

このところの暑さに負けて予習もせず、大好きな新感線舞台なのにチケット発券も当日なら劇場の場所も当日検索するというていたらく

新劇場Theatre Milano-Zaは、あの新宿ミラノ座跡地だし、西武新宿駅から徒歩1分とのことでナメてましたが、西武新宿駅を降りた途端、いつもの歌舞伎町の猥雑な感じの中にどどーんと立ち上がった東急歌舞伎町タワーにはちょっとびっくりでした。最後にミラノ座で観た映画はSNOW WHITEだったかな。

さて『天號星』。最初のシーンに登場する引導屋の娘、いぶきさんの殺陣、動きがあまりにも美しく、だだだだれこんな人、新感線にいたっけか?と思ったら、鎌倉殿の十三人で善児さんの弟子?トウさんだったあの方でした!中国武術を3歳から習い、世界ジュニア武術選手権の金メダリストですって美人だし、これからもひっぱりだこじゃないですかね。このいぶきさんと早乙女太一・友貴 兄弟の殺陣が本当に舞うように美しく、それを見ているだけでもうおなかいっぱいになるほどです。

入れ替わりの話なので、半兵衛にの中に入っちゃった銀次、銀次の中に入っちゃった半兵衛がそれぞれの動きをするわけですが、これがまたほんとにすごい。最初はなんとなく慣れなくてぎこちない感じが、それぞれの感情の変化につれてどんどん変化していくのです。どこがどのようにと説明できないのがもどかしいのですが、何回か(ある人物の意識のあり方によって入れ替わったり戻ったりします)変わる中の人物が、客席からもわかる。「あー今は本物の半兵衛だとか、今は銀次が入っちゃった半兵衛だ。。とか。」そこがすごいなあと思います。

脇を固める成志さんも粟根さんも高田聖子姐さんも中谷さんも河野さんもちゃんとポジション守ってるし、ほんと新感線すごい。スペシャルなチャンバラは文句なく楽しくかっこよく大満足で歌舞伎町タワーを後にしました。10月にライブビューイングがあるそうですよ。行っちゃうかな

 

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