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pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

盛夏吉例 圓朝祭 初日@みらい座いけぶくろ1階3列

2015-07-19 01:03:36 | 落語・講談

今年も圓朝祭に行って来ました。昨年同様、会場前の公園ではフラのお祭り。雨じゃなくてなによりでした。

     

開口一番は昇太さんのお弟子さんの昇吉くん。東大出の噺家さんですね。相撲ネタの稲川をたっぷり。声もよく通り、成長を感じます。昇吉くんが人情噺だったせいか、白酒さんは思いっきり楽しい「喧嘩長屋」。なんでも喧嘩ごしのおかみさんの感じが、今日の家を出てくる前の自分を見ているようで、ちょっと耳が痛かったです三席目は市馬さん。上方噺で自慢の喉を朗々と聴かせてくれました。ホント、うまいです!前半のトリは円楽さん。円楽さんの落語は初めてですが、志の輔師匠で何度も聴いた「ねずみ」が、また違う絵を見ているように思えてきました。仲入り後はたい平さん。いつもながら、本当に丁寧な落語。そして、すんごく楽しい「不動坊」でした。たい平さんは美大出身なだけあって、表現力、説得力が並みではありません。落語家さんでなく、美術の先生になっていたとしても、きっと「僕の好きな先生」みたいな素敵な先生になっていたでしょうね。

オオトリは、待ってました!権太楼師匠マクラでいきなり「出囃子を変えようと思ってるんです。」なんで?と思ったら、ここ数年、談志師匠をはじめ噺家さんの不幸が続いたけれど、出棺の時はその噺家の出囃子で送られるとか。権太楼師匠のは「金毘羅ふねふね」。。。なんかなあ。。重みが。。と言っちゃうあたりで高齢者率の多い客席大爆笑でした

大いに笑わせた後、「差別用語」について一言。かなりそこにこだわってから入るのは、やっぱり難しい時代だということでしょう。「百姓」「どめくら」「」など、昔は普通に使っていた言葉もクレームが多くなっているそうです。話は変わりますが、昭和の名作ドラマ「泣いてたまるか」をBSで放送していますが、たびたび台詞をカットしている部分が目立ちます。なんかな。。と思ったりします。以下自粛。権太楼師匠の噺は圓朝作「心眼」盲目の按摩が願をかけて目が見えるようになるけれど、心の優しいおかみさんは不細工で、自分は思いのほかイケメンだった。近所で評判の美人に言い寄られ。。。というお話。オチがとても素敵で、やっぱり夫には心を尽くして接しなきゃと、ここでも、家では旦那様にeverytime喧嘩ごしのわが身を海よりも深く、深~く反省。

阿弖流為の鈴鹿ちゃんも言ってたっけ。「仲良くできないものですか」と。。。

コメント
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