Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

譲られたのだから慌てる必要なし

2024-09-04 08:59:09 | Weblog

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教習車は「仮免許練習中」のプレートを付けているためか、
他の車が、道を譲ってくれることが多いです。
例えば、
こちらが右折で対向の直進車が通過するのを待っている時、
その対向車が停まって、右折させてくれることがあります。

でも、それは本当は、あまり有難くないのですよ。
指導員の立場としては、
教習生には優先順位を意識して運転してほしいので。
とは言え、
教習車が右折できずに後続車を滞らせてもいけないので
仕方なく(笑)、譲られたら右折させてもらうことにしています。

ただし、
これには危険も伴うことを承知しておかなければなりません。

まず、横断者。
自分の見ている信号が青ならば
通常は、同じ向きの歩行者が見ている信号も青です。
譲ってくれたからと言って、慌てて、
信号に従って横断している歩行者を見落とさないようにしてください。
また、右手後方から近づいて来る(右側通行の)自転車もいますので、
注意しましょう。

それから、譲ってくれた車の陰から
二輪車が直進してくることも想定しなければなりません。
教科書に書いてあるような、典型的な“サンキュー事故”になります。
特に対向車側が上り坂の場合は、
その二輪車が直前まで見えないので、実は非常に危険です。
きちんと安全を確かめてから進んでください。

譲られた時にモタモタしているのはダメですが、
だからと言って、
安全確認をおろそかにしてまで焦って右折するのは、もっとダメ。
対向車が急いでいるのなら、そもそも譲ってくれないはずですから、
「早く行かなきゃ」と慌てる必要はありません。
譲られた以上は、慌てず、確実に、いつも通りの右折をやってください。


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