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6面のサイコロでは、
それぞれの目が出る確率は各6分の1です。
これを、
「1」や「2」が出た時には「ダメじゃないか」と叱り、
「5」や「6」が出た時には「良くやった」と褒めるとします。
すると、次にサイコロを振った時、
叱った後には「3」以上の目が出る(=成績が上がる)ことが多くなり、
褒めた後には「4」以下の目が出る(=成績が落ちる)ことが多くなります。
不思議なように聞こえますが、
確率的には全然おかしな話ではありません。
(「平均への回帰」という理論だそうです)
これを、「叱った効果が表れた」と、
そして「褒めるとダメになる」と感じてしまうのは、
われわれ教習指導員が陥りやすい“錯覚”です。
ただ、サイコロと運転技能とは本質的に異なります。
サイコロは(イカサマは考えないとして普通は)偶然その目が出るものですが、
運転技能に関して言えば、
「たまたま上手にできた」ということは無いのです。
上手に出来るも出来ないも、その理由があって、
それを習得してもらうことが教習の目的と言えます。
なので、パイロットアカデミーでは、
技能試験や、さらには免許取得後の運転を、
それこそサイコロ振りのような“ギャンブル”にしないため、
「ダメなものはダメ」と指摘します。
もっとも、われわれに託された仕事は「指導」であって、
「叱る」のは、やっぱり違うと思っています。
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