ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「マクベス」稽古見学会

2015年01月30日 | ピッコロ劇団

1月29日(木)、ピッコロ劇団第51回公演「マクベス」稽古見学会を実施しました。
ピッコロ劇団後援会(サポートクラブ)、コープカルチャーのお客様、そして演劇学校の学生さん達、合計40人程のお客様にお越しいただきました。

お忙しい中、また、お寒い中にもかかわらずお越しいただき、誠にありがとうございました。

まず、三砂劇団部長からの企画の経緯についての話をお聞きいただき、その後、大ホールで魔女3人の登場や浜畑賢吉さん演じるダンカン王など、いくつかのシーンを観ていただきました。

稽古の合間に、演出のジェイスン・アーカリさんからマクベスの世界観の鍵となるイメージについての話もあり、短いながらも濃い時間となったのではないか?と感じました。「楽しかった!」という感想を伝えて下さった方もおられ、楽しんでいただけた様子にホッとしました。

最後は俳優と一緒に記念写真を撮影。皆様のいい笑顔をいただきました。

稽古場には、連日のように、美術、衣裳、音楽、振付、擬闘など、様々なジャンルのプロのスタッフの方々にお越しいただき、稽古場も白熱しています。

芸術文化センターでの上演まであと20日ほど、稽古も後半戦に突入です!
皆様のお越しを心からお待ちしております。

劇団部:貴田


関西元気文化圏推進フォーラム 「阪神淡路20年―関西・兵庫から文化の力で日本を元気に」

2015年01月25日 | 外部出演

1月21日(水)、兵庫県公館にて、関西元気文化圏推進フォーラム「阪神淡路20年―関西・兵庫から文化の力で日本を元気に」が開催され、パネルディスカッションにピッコロ劇団員の平井久美子が出演しました。


このフォーラムは、「関西から日本の社会を文化で元気にしよう」という取り組みで、平成25年度から年2回開催されています。

今回は、阪神淡路大震災から20年を振り返りながら、文化芸術活動を通じてさらに関西から日本を元気にする方法について考える・・・というテーマで展開されました。

出演者それぞれに、この20年間の活動と今後の展望について発表。
平井は、ピッコロ劇団による震災直後の被災地激励活動やその後のファミリー劇場、おでかけステージ、昨年の仙台公演について報告し、演劇学校や舞台技術学校などピッコロシアターにおける人材育成についても触れました。

◆プログラム◆
<開会>         
あいさつ:井戸兵庫県知事
<さわやかステージ> 
演奏:神戸市立玉津中学校吹奏楽部
<基調講演>
講師:河内厚郎(文化プロデューサー、神戸夙川学院教授)
<パネルディスカッション>
コーディネーター:佐藤友美子(追手門学院大学特別任用教授(学長直属)兼追手門学院成熟社会研究所長)
パネラー:佐渡裕(指揮者・兵庫県立芸術文化センター芸術監督)
      簑 豊(兵庫県立美術館館長、横尾忠則現代美術館館長)
      平井久美子(俳優・兵庫県立ピッコロ劇団)
      河内厚郎(文化プロデューサー、神戸夙川学院教授)  


シェイクスピアのたくらみを見通した喜志哲雄氏のたくらみ

2015年01月24日 | ピッコロ劇団

2月20日(金)から兵庫県立芸術文化センターにて兵庫県立ピッコロ劇団第51回公演 ピッコロシアタープロデュース「マクベス」を上演致します。

上演に向け、年明け1月7日から稽古が始まり、1週間が過ぎました。

稽古場から漏れ聞こえるのは、「台詞が難しい…」という言葉。

今回の上演では、W.シェイクスピアの書いた作品を、喜志哲雄氏に翻訳していただき台本としています。

喜志氏の台本を手にみな悪戦苦闘している様子です。

少し目を通すと、シェイクスピアを知り尽くした喜志氏だからこそ出来るものだと納得のもので、端切れが良く、隅々まで無駄がなく、それでいてシェイクスピアの格調高さを残しているとてもすばらしい訳です。

普段ならば、台本は役者とスタッフのもの。
出版されなければ、一般のお客様にはなかなかご覧いただけないもの。

ところが今回は、演劇誌「悲劇喜劇」2015年1月号に掲載され、皆様にもご覧似ただけます!!

ピッコロシアター事務所カウンターや公演当日の会場でも販売致します。
読み物としても十分面白いものになっております。
ご観劇と合せて、ぜひお買い求めください。

今年は未年!ということで羊の表紙が目印です。1冊1,337円。


1月のひとこと ピッコロシアター館長より

2015年01月23日 | 館長のひとこと

寒い日が続いています。

阪神・淡路大震災から20年を機に、文化芸術がまちづくりに果たす役割を考えるフォーラム「関西・兵庫から文化の力で日本を元気に」が、1月21日(水)神戸市中央区の県公館で開催されました。

そのパネルディスカッションにピッコロ劇団の俳優、平井久美子がパネリストとして参加しました。
その際の平井劇団員のことば。「震災発生当時、被災した観客と誠実に向き合うという芝居の基礎を学んだ」。

震災当時、ピッコロ劇団は産ぶ声を上げたばかり。
劇場が、劇団が、若い劇団員が、いずれも何ができるのか?
直後に劇団員チームが被災地の避難所を訪れる活動から始まりました。

20年が経過した現在、劇団では第51回公演 ピッコロシアタープロデュース「マクベス」(2月20日から22日の6ステージ。芸術文化センター・阪急中ホール)の上演に向けて、関西役者陣などからも参加の関係者全員が稽古場で熱く取り組んでいます。

ピッコロシアターでも「ピッコロ演劇学校」「ピッコロ舞台技術学校」の学生が、卒業公演(3月7,8日)に向けて、稽古を本格化させています。どのような成果につながって行くのか楽しみです。

ピッコロシアター鑑賞劇場では、来月6日(金)に待望のおなじみ桂米團治独演会。これもとても楽しみです。

これからも益々努力いたします。
ピッコロシアター/ピッコロ劇団を応援いただけますよう心からお願いいたします。

館長:大鳥裕士


小学校のワークショップ

2015年01月22日 | ピッコロ劇団

1月21日22日の二日間
ピッコロ劇団員の亀井妙子・森万紀・山田裕が、尼崎市立上坂部小学校へワークショップに行きました

対象は6年生
テーマは谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を体感し読む・・・というもの
この詩を、お別れ会で下級生に贈るのだそうです

場所は深々と冷える体育館
まずは「氷鬼」や「だるまさんがころんだ」などのゲームで心身を温めます

後半
円陣を組みいよいよ詩に向き合います
一人1行ずつ声に出して読んでみるものの、年頃のせいか生徒たちは照れくさそうにか細い声

それでもチームに分かれて、この詩から感じた「生きる」ということを身体で表現してみようという投げかけには、
「心臓の鼓動」など様々な身体表現が生まれました

今日体感しながら読んだ詩を
心を込めて仲間に届けられたらいいですね

業務部:田房


ピッコロ演劇学校オープンキャンパス開催!

2015年01月15日 | 演劇学校・舞台技術学校

去る1月12日(月・祝)にピッコロ演劇学校<オープンキャンパス>体験入学を開催いたしました。

本年の受講生は47名。県外は四国、九州からもお越しくださり、まずは、学校担当者からの学校説明会。昨年度の卒業公演の映像も短時間ですが上映し、皆様熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

その後、演劇学校の現役本科生も含めた2時間ほどの授業にご参加いただきました。

最初は、演劇学校研究科主任講師の島守辰明先生から、普段の授業でも行われている、ストレッチや呼吸法などのウォーミングアップの方法を学び…

本科主任講師の本田千恵子先生からは、舞台上の歩行やコミュニケーションのトレーニングを実践していただきました。

そして、受講生・現役生混合で6グループに分かれて、課題に取り組みました。

個人のポーズを組み合わせて、一つの「絵」を創りあげます。さて、このグループは何の絵でしょうか?

正解は「お化け屋敷」です。初対面同士の緊張もあっという間に解け、どのグループも一体感のある作品となりました!

最後に、平成27年3月7日(土)、8日(日)に開催のピッコロ演劇学校・舞台技術学校合同卒業公演のPRもありました。成人式から駆け込んできた生徒も振袖姿で登場し、華やかな幕引きで、1年間の集大成となる舞台に期待が膨らみました。

ピッコロ演劇学校・舞台技術学校では平成27年度生を募集しております。
詳細は、ホームページをご覧くださいませ。

演劇学校担当:土倉

 


新年のごあいさつ ピッコロシアター館長より

2015年01月04日 | 館長のひとこと

あけましておめでとうございます。

 

皆様方には清々しい新年を迎えられましたこと お慶び申し上げます。

2015乙未。 ピッコロシアター・ピッコロ劇団、いずれも引き続き多くの皆様方に

舞台芸術の楽しさを様々に体験していただけるように、今年も確かな歩みを刻んでまいります。


これからの新しい1年 よろしくお願い申し上げます。

館長 大鳥