ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【舞台写真公開】ピッコロ劇団オフシアターVol.39『バックネット委員会』

2023年04月15日 | ピッコロ劇団

202347()8()9()、ピッコロシアター 中ホールにおきまして

伊地知克介=作   岡田 力(ピッコロ劇団)=演出

ピッコロ劇団オフシアターVol.39『バックネット委員会』 5回公演を上演いたしました。

ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました!

 

 

作者 伊地知克介さんと一緒に!


ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース「三文オペラ」

2023年02月28日 | ピッコロ劇団

兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース「三文オペラ」

作=ブレヒト(谷川道子訳 光文社) 台本・演出=松本 修(MODE)

2023年2月17日(金)~19日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールでの全5ステージが閉幕しました。

舞台写真と、18日(土)に行ったアフタートークの写真をご披露します。

皆様、ご来場ありがとうございました。

 

 

 


【舞台写真公開】 ピッコロ劇団ファミリ―劇場『飛んで 孫悟空』

2022年08月21日 | ピッコロ劇団

2022年8月6日(土)・7日(日)、ピッコロシアター 大ホールにおきまして

別役 実=作   平井久美子(ピッコロ劇団)=演出   橋本 剛=音楽

ピッコロ劇団ファミリー劇場『飛んで 孫悟空』 全4回公演を上演いたしました。

ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました!

また、8月6日(土)11時の回では、聴こえない方、聴こえづらい方にも楽しんでいただけるよう

日本語字幕付き公演も実施。

<撮影=森口ミツル>

また、12月24日(土)・25日(日)には、同演目を兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演いたします。

視覚に障害のある方の鑑賞をサポートする音声ガイド付き公演も実施予定です。

ぜひご来場ください。お待ちしております!(チケット予約開始は11月上旬予定)


【舞台写真・アンケートアップ】『脚気にしやがれ!~近代日本最悪の病「脚気」奮闘記~』

2022年03月01日 | ピッコロ劇団

2022年2月20日(日)『脚気にしやがれ!~近代日本最悪の病「脚気」奮闘記~』兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 全5公演を上演いたしました。
ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

撮影:森口ミツル

 

〈ご来場者様のご感想〉

かつて未知の病であった「脚気」への対応の歴史は、コロナ禍への対応を迫られている現代の私達の苦悩ともリンクし共感ができるだけでなく、興味もわく素晴らしいテーマだった。またコメディ要素も含まれていた事も個人的にはとても好感がもてる。少しコメディ要素を入れたストレートプレイが今後も観たいと思いました。(兵庫県 40~50代)

 

舞台装置がとても好みだった。まず視界に入る時代感と大きさ、そして作中で椅子が仕舞われたり柱の間からベッド等が出てくる時にいい意味で視界に綺麗に入るようになっていて、でもそれがギミック風に見えて楽しかった。風刺も聞いていたし、人物のもどかしさや考えが観客も落とし込めたのでのめり込んだ。最後の発見は自分も思わずおおーと言ってしまいそうだった。(兵庫県 10代)

 

「脚気にしやがれ」よかったです。帰ってから小学4年の息子と「林太郎はかわいそうやったな」「でも、やっぱり麦飯を推進せなあかんわ」等など、話がはずみました。観劇しなければ脚気について、何も知らずに人生過ごすところでした。教科書で数行の話題に、こんなに多くのドラマがあるなんて、本当に勉強になりました。息子は「石黒は『スパカ~ン』って言ってた人や…。あの人はロバや…」と劇も俳優さんも楽しんでいるようでした。アコーディオンも心にしみました。ありがとうございました!(兵庫県 40~50代)

 

結果的に脚気の死者を増やしてしまった石黒や捨松の選択のように、麦飯派と守ったものは違うものの、個人が「社会」の中でいかに立ち回るか、という生き様が描かれていたのが印象的でした。脚気の歴史も、ひとりの英雄が全てを解決したのではなく、個々の人間の主張が波のように重なって形作られていったということを、群像劇という形を通して見ることができました。物語を味わいながら、現在をより深く見つめ直すことができるお芝居で、拝見できてよかったです。ありがとうございました。(大阪府 20~30代)

 

尼崎で生まれて育ったのに、今までピッコロ劇団に触れることがなかったけど、今回出会えて人生得した気分です!ありがとうございました!「脚気にしやがれ!」はとても難しいテーマでしたが、今のコロナと重ねてみることでとても深く考えさせられました。森鴎外は学生時代あまり興味を持つことはなかったのですが、今回新しい発見がいくつもあり、時間があっという間に過ぎていました。これから沢山の作品に出会えると思うと、楽しみで仕方がありません!(兵庫県 40~50代)

 

とてもおもしろかったです。時間の交錯が舞台の上で照明、音響、お芝居によって行われているにも関わらず展開についていけなくなる場面が全くなく、舞台に関わる方々の技術力を感じました。物語自体も、くすっと笑えてほろっと泣けて、知識にもなって、本当に素晴らしかったです。脚気について、森鴎外の文豪として以外の人生についても、知らなかったんだなと思いました。三坂さんのお芝居大好きです!(兵庫県 20~30代)

 

吉村祐樹さんの患者さんの熱演に涙がこぼれました。後だしジャンケンの立場にある我々がこの脚気奮闘記に対して偉そうなことは確かに言えませんが、今のコロナ禍について、ますます深く考えるきっかけになりました。平井久美子さんの着物の着こなし、亀井妙子さんの八重さんのしっかりしたセリフ、楠見薫さんの自害をせまるシーンのうまさ、堀江勇気さんのハンサムさ、そして三坂さんのスカパンの上をいく芝居、(三坂さんってなんでもできるんですね、さすが賞を頂くだけあるわー)色々感心しました。小雪まう寒い日でしたが、見に行ってよかったです。(兵庫県 40~50代)


【舞台写真・アンケートアップ】 ピッコロ劇団ファミリー劇場『グリム兄弟! ~みんなのメルヘン きかせてダンケ~』(芸術文化センター公演)

2022年01月07日 | ピッコロ劇団

2021年12月25日(土)・26日(日)『グリム兄弟! ~みんなのメルヘン きかせてダンケ~』

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 全3公演を上演いたしました。

25日(土)15時の回では、聴こえない方、聴こえづらい方にも楽しんでいただけるよう、日本語字幕付き公演を実施。各回の終演後には、クリスマスソングに合わせた手話やオリジナル振り付けによるダンスで、感染症対策をとりながらも、客席のみなさまと一体になって楽しめるスペシャルカーテンコールをお届けしました!

ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

〈ご来場者様のご感想〉

1年生の時から毎年楽しみにしています。3回目でした。とてもおもしろかったです。とくにロバさんとまま母さんのところたくさん笑いました。ヤシカが幸せになってくれたらいいなぁと思います。歌もたくさんあって、音楽が大好きなぼくはとてもうれしかったです。来年も観に行きます。 (9歳以下)

 

グリム童話の物語達をミックスしていて面白く、とても楽しんで観ることができました。最後の手話も、楽しく参加でき、充実した時間を過ごせました。ありがとうございました! (奈良県 10代)

 

3年ほど前でしょうか。こどもと2人で見にいきました。
今年は子どもも理解度があがり、すごくノリノリで、笑いあり感動ありでした。出演者との撮影がなく、とても残念がっていましたが、最後のダンスと歌で、とても満足していました。コロナ禍ではありますが、良いタイミングで見られて良かったです。最後のみんなで歌って踊るのは、動画を撮る役目でしたので、母は少し残念です笑 (香川県 40~50代)

 

夏休みとクリスマスの時期に、ピッコロ劇団が、ファミリー劇場で演劇を製作していることは、青少年から演劇に親しむ機会を創り出している素晴らしい企画だと思う。子ども向けに合わせることのない、脚本、演技、演出も良い。カーテンコールのクリスマスソングに合わせた振り付けも舞台と観客が一体になって良かった。 (京都府 60代以上)

 

ストーリーのおもしろさ、衣装のすばらしさ、役者さんたちの動きや表情、そして、最後が手話の啓発。
何の申し分もない上級の劇でした。小学6年生の孫との、またとないクリスマス時間でした。
ありがとうございました。 (兵庫県 60代以上)

 

聴覚障害の娘と観劇させていただき、親子で感動を共有することができました。ありがとうございました。
会場には、同じように聴覚障害の方が多くいらっしゃり、楽しんでおられました。まだまだこのような機会が少ないので、ご準備が大変でしょうが、ぜひ字幕付きでの公演を続けていただきたくお願いいたします。
大変な状況ではありますが、皆様お体にお気をつけてお過ごしくださいませ。そして様々な事情を抱える人たちがいっしょに楽しめる素敵な作品を作り続けてください。ありがとうございました。 (兵庫県 40~50代)

 

笑いあり涙ありのすてきな作品でした。劇を見て久しぶりに鳥肌がたつ思いがしました。ピッコロ劇団さんの公演は2回目でしたが、どちらも生きる希望が湧く元気になれる作品でした。また見に行きたいと思います。スペシャルカーテンコールも楽しかったです!いいクリスマスになりました。 (大阪府 40~50代)

 

とても面白かった!白雪姫とグレーテルが好きです。それとヴィルヘルムの声が好きでした。(娘小6より)
小さな子だけでなく小6も大人もとても楽しく観せて頂きました。声が皆さんとても朗々としていて、娘など録音なの?と聞いてきたくらいでした。ヤシカちゃんが幸せになりますように! (兵庫県)

 

前から2列目と直近で観ることができ、生で観る迫力に興奮しました!コミカルでほろっとくる演者さん達の演技、華やかな舞台装置どれをとっても素敵でした。子供もとても楽しかった!また観たい!と言っていました。
私自身が子供の頃、劇を生で観て肌でしか感じることのできない興奮や感動を覚えたことを思い出しました。子供の頃感じたこの感覚、大事ですね。私の子供にもこの感動を味わって欲しいのでまた機会があれば観劇させて頂きたいと思います。 (兵庫県 40~50代)

 

夫婦二人と小学三年生と一年生の娘とで鑑賞しました。娘二人はヤシカかわいい!とクギ付けでした。ヤシカが眠りながら歩くところといぬの耳が聞こえにくいところが娘たちのツボに入っていて、鑑賞後もお気に入りで再現してました。
ストーリーが大人目線でも本当に面白くて、私は最後は涙。物語を糧に本を持ち帰るシーンはぐっときてしまいます。
我々夫婦で推しはブレーメンのねこといぬで、お二人とも歌が上手い!声が良い!と盛り上がりました。
家族で本当に楽しみました。クリスマスに良い作品をありがとう! (兵庫県 40~50代)

 

感動しました!泣きました。今世界中のヤシカに贈りたい!「本は君の味方になってくれる」というのは、主人(児童文学者)もよく言ってます。
みんながよく知っている童話の登場人物達ですが、お話に出てこない考えや行動も、納得できて、元の話がより深くなりました!!
鳩さんが出てくるバージョンも、知ってますよ~。鳥達の足元がかわいい。あと、衣装では、鏡が、すばらしい。 (兵庫県 40~50代)


【舞台写真・アンケートアップ】ピッコロ劇団第71回公演「いらないものだけ手に入る」

2021年10月28日 | ピッコロ劇団

2021年10月9日(土)~14日(木)「いらないものだけ手に入る」ピッコロシアター大ホール 全6公演を上演いたしました。
ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

撮影:堀川高志(kutowans studio)

 

〈ご来場者様のご感想〉

今回の『いらないものだけ手に入る』は予想していた以上に面白く、本当に楽しみました。『ロミオとジュリエット』をうまく取り入れて、主人公たちの名前だけでなく、二つの勢力の対立といったシチュエイションにも反映していましたし、バルコニーがうまく利用されていました。このような作品を見せていただけて、感謝です。(京都府 60代以上)

 

人物達のコミカルさ、分断のシビアさ、「いらないもの」だけが手に入ることと「いらないもの」になってしまうことの虚しさの掛け合わせが素晴らしく、終始ワクワクしながら観ることができました。そして、大道具がオシャレで豪華で隅々まで見ようとしてしまいました。樹里がバルコニーに登って露美を見下ろし、席の位置で付き合うことと別れることを暗示するシーンが綺麗で大好きです。コチコチも面白かったです。良い作品をありがとうございました!(10代)

 

「いらないものだけ手に入る」土田さんとピッコロ劇団の19年ぶりのタッグ、笑えて笑えて、深い感慨があった。当て書きしている役者さんのキャラクター作りも、役者さんの個性を土田さんはこうみているのか、楽しめた。「手に入った時には要らなくなる」というのは、流血の惨を経て手に入った平和をはじめとする諸々を想起させた。(大阪府 40~50代)

 

一番欲しい「日常や安定した関係になった恋愛をドラマティックに彩る何か」が手に入らなくて、手にした途端に欲しかった筈の物が要らない物になる本末転倒が、現代だなと感じながら観ていました。面白かったです。衣装も印象的でした。あと、シェイクスピアシリーズ、モリエールシリーズ、チェーホフシリーズなど翻案物や、古典に題材をとったものなど何でも観てみたいです。(40~50代)

 

コミカルなシーンが散りばめられていて、何度も笑いながら観ていました。ロウザさん、レインさん、ササキさんの掛け合いが特に好きです。お話の舞台や内容、役者さん達の演技も明快で、終演後は心から「楽しかった!」と話しながら帰りました。ついでに、私はガンダムファンなので、「スペースコロニー」や「35年戦争」という言葉にニヤッとしていました。劇場を訪れたのは久々で、また観劇でピッコロシアターを利用するのは初めてでしたが、舞台が見渡せて、音も聞き取りやすいホールで、とても見やすいと思いました。楽しい時間をありがとうございました。(兵庫県 20~30代)

 

演出から設定まで全て面白かったです。舞台美術もとても凝っていて上演前からとてもワクワクしました。時間が経つごとに登場人物の性格や関係が分かっていく感じがとても面白かったです。(兵庫県 10代)


【舞台写真・アンケートアップ】 ピッコロ劇団ファミリー劇場『グリム兄弟! ~みんなのメルヘン きかせてダンケ~』

2021年08月26日 | ピッコロ劇団

2021年8月7日(土)・8日(日)「グリム兄弟! ~みんなのメルヘン きかせてダンケ~」ピッコロシアター大ホール

全4公演を上演いたしました。ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

撮影:堀川高志

 

〈ご来場者様のご感想〉

子どもと一緒に演劇を見る機会はこれまであまりなかったのですが、とても良い機会になりました。
歌も踊りも素晴らしく、また久しぶりにたくさん笑わせていただき、コロナで気の滅入ることが続いていましたが、楽しい時間を過ごせました。 (兵庫県 40~50代)

 

始めの歌からメルヘンの世界に惹き込まれて、それが終わることなく、最後まで楽しかったです!
それぞれの役に個性があって、この短時間でとても愛着が湧きました笑
あまりグリム童話のことは知らないので、これから勉強したいなと思いました!! (大阪府10代)

 

ファミリー劇場は、子ども対象と思いきや、大人を感動させる油断ならない公演です。
ヤシカがグリム兄弟から貰った物語を糧に、人生のいろいろな困難に打ちのめされずに生きていけることを願います。 (兵庫県 40~50代)

 

本当に面白かったです。ありがとうございました!
数年前にピッコロで1度学校で星の王子さま(※)をみたことがあります。その頃はあまり分からなかったので記憶があまりありません。
だから舞台というのは何か想像出来ませんでした。でも、今日グリム兄弟を見てすごいと思いました。
目の前で生でやってるのに、まるで映画館で見るドラマのような演技で凄いと思いました。
そして、女優さん俳優さんは自分の役になりきって演技していたのでとても驚きました。凄いです。
今日ピッコロ劇団でグリム兄弟を見て感動しました。ありがとうございました!! (兵庫県 10代)
※「ピッコロ版星の王子さま」 2016年・2017年のおでかけステージ演目

 

とっととといてよ!(※)から拝見していて、今日も娘と一緒に観させて頂きました。
笑えるシーンが散りばめられていて、こういう時期だからこそ、生で劇を観て感じて笑えることのありがたみをひしひしと感じました。
独立した主体性のある女性像を物語の中で描いてくださったのも、令和らしい感じがして、いいなと思いました。
孤独な少女にみんなが励ましの声かけをするときにはグッとくるものがありました。笑顔と感動をありがとうございました。これからも頑張ってくださいね。 (兵庫県 40~50代)
※「とっととといてよ! シャーロック・ホームズ」 2020年のファミリ―劇場演目

 

初めてホームグラウンドのピッコロシアターに足を運ぶことが出来ました。
世の中の状況は不安要素が多く、不安な毎日ですが、皆さんの情熱溢れるステージに感激しました。
これからも頑張ってください!! (東京都 40~50代)

 

子どもの頃に読んだグリム童話を思い返し、懐かしさに浸りました。
ベテラン若手ともに演者がとてもいきいきと楽しそうでした。 (神奈川県 40~50代)

 

ピッコロシアターには、子どもの頃に劇や、中学の時に合唱コンクールなどで来ていた覚えがあります。
何年もぶりに、今度は子どもと来れて良かったです。今では珍しい石も使った造りが重厚でいいですね。
「グリム兄弟!~みんなのメルヘン きかせてダンケ~」を見ましたが、馴染みの童話が現代風にアレンジされていて、笑えるところも多かったです。来れて良かったです。 (兵庫県 40~50代)

 

私は高校生で演劇部です。見ていてとても面白かったです!皆すごく笑っていて、いいなと思いました。
私もみんなに笑ってくれるような劇が出来るように頑張ります!今日はありがとうございました。 (兵庫県10代)


【舞台写真・アンケートアップ】ピッコロ劇団「スカパンの悪だくみ」

2021年06月26日 | ピッコロ劇団

2021年5月23日(日)~6月11日(金)、「スカパンの悪だくみ」を上演しました。

一般の方に向けた第70回公演として6公演、また中学生に鑑賞いただくわくわくステージとして8公演、計14公演を実施しました。

(撮影:森口ミツル)

また、5月30日(日)11時・15時の回では、視覚に障害のある方の鑑賞をサポートする音声ガイドサービスを実施。劇団員の菅原ゆうきが音声ガイド台本を作成し、舞台上の風景や登場人物の動き、表情などを、ライブで解説しました。

あわせて、舞台の構造を凹凸で表現した「触図」(立体コピー)をご用意し、開演前にお客様に触っていただきました。

↑舞台の様子を触図でご説明する劇団員の橘義。

 

ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

〈公演アンケートより〉

・久しぶりに舞台を観ました。ナポリで関西弁なのに、すぐに世界に入ってしまいました。小学生の子どもが笑いまくっており、観劇後も真似していました。また8月公演を楽しみにしています。(兵庫県 40~50代)

・ナポリを訪れたことがあるのですがその時の色や温度がよく出ていた美術装置でした。オーソドックスな喜劇かと思いきや、これは身分階級が根底にある物語なのですね。そう思って見るとまた違った色合いに見える作品だと思いました。(40~50代)

・やっぱり、関西弁は耳に心地いいですね。とっても素直に言葉が心に飛び込んで来ました。装置の効果もあり、それぞれの人物が大きく見えて、それも面白かったです。衣装も面白い。それぞれの役者さんたちの言葉や動きに、ずーっとニコニコしながら見せていただきました。楽しかったです。(大阪府 40~50代)

・生で喜劇を見るのは久しぶりでした。スカパンに見事に言いくるめられる登場人物たちがとても滑稽で面白かったです。ラストシーンでスカパンだけが一人残され照らされる中、包帯をとるという演出にどんな意味が込められているのだろうと考えました。私は「結局悪者は俺だけか」と思っているようにみえました。結婚がうまくいってめでたしめでたし、とはいかせないスカパンの心の内を感じました。(京都府 10代)

・大変面白かったです。モリエールと関西弁?と思いましたが、喜劇と関西弁は相性が良いことが分かりました。大道具が斬新で、音響、照明、衣装どれもが丁寧に計算された演出でした。『もういちど、鴨を撃ちに』で三坂さんの存在感のある演技が印象的でしたが、スカパンも見事でした。孫さん、お疲れ様!どのシーンも面白く、役者さんたち全員のパワーが弾けていました。素晴らしかったです!(兵庫県 60代以上)

・音声ガイドは、情報量もちょうど良く、わかりやすかった。会場案内もとても良く、料金も安い。お芝居の内容もとても良かった。音声ガイド付きは、年に1回は、していただきたい。(兵庫県 60代以上)


【舞台写真】ピッコロ劇団オフシアターVol.37「もういちど、鴨を撃ちに」

2021年04月18日 | ピッコロ劇団

4月9日(金)~11日(日)、ピッコロ劇団オフシアターVol.37「もういちど、鴨を撃ちに」全5公演を上演いたしました。

本来昨年4月にオフシアターVol.36として上演予定でしたが、公演直前の4月7日に新型コロナウイルス感染拡大により全国に緊急事態宣言が発出され、ピッコロシアターが臨時休館、これに伴い「もういちど、鴨を撃ちに」も上演中止が決定しました。

昨年から今年にかけて、たくさんの方からピッコロ劇団にあたたかいメッセージや励ましの声をいただきました。

1年間「もういちど、鴨を撃ちに」の上演を心待ちにしてくださった皆様、いつもピッコロ劇団を応援してくださっている皆様、そしてご来場いただいた皆様すべてに心より御礼申し上げます。ありがとうございました!

 

<公演アンケートより>

・とても心が揺さぶられました。コロナ禍で、努力や何気なく続けていた事ができなくなり、自分の足場がなくなったような不安と、その不安に気づかずに人に当たっていた1年前の自分を思い出しました。(20~30代)

・とにかく堀江さんの命を削るような渾身の演技に圧倒されました。ここに達するまでにどれほどの苦しみと努力を超えられたのか…想像を絶します。今、この瞬間に生で劇場で観られたことにとても価値のある作品でした。「再演してほしい!」を超えて、「今観てよかった!」と思える時間でした、ありがとうございました。(40~50代)

・久しぶりにプロのお芝居を生で観ました。素晴らしかったです。舞台が旧ソビエトで、日本人にはあまり馴染みのない鴨猟の話、最初その世界観に入っていけるか不安でしたが、全くそんな心配は無用でした。親子、夫婦、友人関係いろいろな人間ドラマが詰め込まれて、あっという間の2時間20分でした。やっぱり生の舞台、いいなぁと実感しました!(40~50代)

・主人公が、人間なら誰しも持っている弱さを体現しているように感じました。
今回の舞台では主人公のダメなところが主に描かれていましたが、きっと仕事ができて人間関係も良好に保てるという側面も持ち合わせているのだろうと思います。友の支えがその証拠です。良いところも悪いところもどちらも見える人間らしさがあるからこそ、主人公のことをいとおしく思えるのかなと思いました。(10代)

・とても面白かったです!
ガリーナさんに感情移入してしまい、胸が苦しくなる場面がたくさんありましたが、物語の終盤には、登場人物全員が愛おしくなりました。(20~30代)