ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

ピッコロ演劇学校~1期と30期~

2012年04月29日 | 演劇学校・舞台技術学校

今春、ピッコロ演劇学校は第30期生を迎えました。

舞台技術学校生とあわせて99人が入学、賑やかに新学期がスタート。

昨日は、2階の中ホールで29年前に入学した1期生OB達が朗読の会を催していて、1階の資料室では新入学生たちが自主勉強会を開いていました。

(中ホールで行われていた朗読の会、1期生の有村茉佐子さんと石本伎市郎さん)

OB達が時折、「ご無沙汰してます~」と、古参の職員のいる事務所にチラホラ顔を覗かせたり。開館34年、ピッコロならではの光景が見られたGW初日でした。

広報☆古川


記者会見

2012年04月28日 | 主催事業

昨日27日(金)

「むりやり堺筋線演劇祭を通じて繋がった 東北と関西」と題して演劇6作品の合同記者会見を大阪市・ドーンセンターで行いました。

この6作品はいずれも仙台の俳優と関西の俳優による共演や、仙台出身の演出家による公演、あるいは東北の演劇人による上演を関西の劇場が共催するなど、何らかの形で共同制作するもので、すべて「第4回むりやり堺筋線演劇祭」に参加している劇場で上演します。

「むりやり堺筋線演劇祭」は2009年より毎年開催、今年で4回目となる劇場をめぐるスタンプラリーです。

何度か乗り換えをすれば“堺筋線へ繋がっている”というまさに“むりやり”な演劇祭ではありますが、この繋がりが、東北の演劇とも繋がっているという状況をお伝えしたいと思い会見を合同で行いました。

6作品と公演日程は次の通りです(公演順、赤文字:むりやり堺筋線演劇祭対象公演)

■SENDAI座☆プロジェクト公演「 ハイライフ 」
6月15日~20日【宮城県仙台市・エルパーク仙台スタジオホール】
6月23日・24日【兵庫県尼崎市・ピッコロシアター中ホール】 
6月26日・27日【愛知県名古屋市・七ツ寺共同スタジオ】
7月19日~22日【東京都新宿区・Space早稲田】

■遊劇体 「 あやかし ~三題 」
6月14日~20日【大阪市中央区・ウイングフィールド】
6月30日~7月2日【宮城県仙台市・せんだい演劇工房 能-BOX】

■劇団野の上「 ふすまとぐち 」
6月2日・3日【青森県青森市・アトリエ・グリーンパーク】
6月9日・10日【北海道札幌市・コンカリーニョ】
6月21日・22日【大阪市城東区・アトリエS-pace】
6月23日・24日【三重県津市・津あけぼの座】

■エイチエムピー・シアターカンパニー「更地」
8月9日~18日【大阪市北区・イロリムラ】

■兵庫県立ピッコロ劇団オフシアター「扉を開けて、ミスター・グリーン」
9月13日~15日【兵庫県尼崎市・ピッコロシアター中ホール】
9月21日~23日【宮城県仙台市・せんだい演劇工房 10-BOX】

※昨年の「第3回むりやり堺筋演劇祭」でウィングフィールドで上演されたA級MissingLink(大阪)+三角フラスコ(仙台) 合同公演「限定解除、今は何も語れない」「あと少し待って」は、会場の都合がつかず滞っていた仙台公演が5月19日~21日に決定。

業務部 田房


稽古初日「博多小女郎波枕」

2012年04月27日 | ピッコロ劇団
今日から、「博多小女郎波枕」の稽古が始まりました。
今回、ピッコロ劇団を初演出してくださる鐘下辰男さんは、さてどんな稽古をするのかなぁ~、と興味津々で参加。


が、初日の今日は、読み合わせ(役者がセリフを声を出して読む)を一回しただけで稽古終了。

 
鐘下さんによると「この台本はあくまでも稽古テキストなのでどんどん変わります。
これを信じて覚えてしまわないで」と注意が。

 

実際、読み合わせ前に早速テキストレジを演出上の都合に応じて改変すること)があり、セリフがシャープに研ぎ澄まされてゆきます。


3日間ほどのテーブル稽古(座ったまま台本を読む)の後、「来月からはイス稽古に入ります」と、鐘下さん。 ん?イス稽古!?;どんな稽古か、またまた楽しみ。

 

詳しい稽古場の様子は、劇団員の稽古場ダイアリーでもご覧いただけます。

◇ピッコロ劇団第43回公演 「博多小女郎波枕」

6月15日~20日 ピッコロシアター大ホール

一般3500円
大学・専門学校2500円
高校生以下2000円

 
発売中
 
広報☆古川

新たな1年の始まり

2012年04月26日 | 演劇学校・舞台技術学校

去る、4月24日(火)ピッコロ演劇学校・舞台技術学校の平成24年度合同入学式が行われました。今年度は、演劇学校 本科30期生42名、研究科29期生31名、舞台技術学校21期生26名合わせて99名の方が入学されました。

 

今年度は、ピッコロ演劇学校が開校して30年目の節目の一年。これまでも、さまざまな職業や年齢の方々が集い、演劇や舞台技術を学び、巣立っていきましたが、今年度入学した学校生たちも、これから来年3月の卒業公演に向けて、演劇や舞台技術を学び、舞台を創りあげていきます。

身体のしくみや発声・ストレッチ等の基礎はもちろん、お互いを知るということから、一歩ずつ進み始め、どんな色合いを紡ぎ出してくれるのか、今からとても楽しみです。

一年間、お互いに助け合いながら全員で修了式の日を迎えられるように、頑張ってほしいものです。

演劇学校担当:小梶


【出演情報】ハッピーFMいたみで公演情報のご紹介

2012年04月24日 | テレビ・ラジオ情報

4月25日(水)ハッピーFMいたみ『ハッピーファミリー~伊丹ふれあい通り』(朝10時~昼1時)に広報担当の古川が出演し、「桂ざこば独演会」と「県立ピッコロ劇団第43回公演『博多小女郎波枕』(6月15日~20日)」についてご紹介します。

ハッピーFMいたみ(79.4MHz)http://www.itami.fm/


広報☆古川


加藤登美子氏が「扉の向こうの物語」の装置デザインで2011年度第39回伊藤熹朔賞奨励賞を受賞

2012年04月21日 | ピッコロ劇団

このたび、ピッコロ舞台技術学校の主任講師で舞台美術家の加藤登美子氏が、昨年上演し県立ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉の向こうの物語」の装置デザインで2011年度第39回伊藤熹朔賞奨励賞を受賞しました。

伊藤熹朔賞は日本で唯一の舞台美術専門の賞で、加藤氏は1997年の新人賞に続く受賞となります。

広報☆古川


新劇団員紹介 政香里沙

2012年04月20日 | ピッコロ劇団

この4月にピッコロ劇団に入団した政香里沙です。

フリーで舞台進行などの裏方を経験後、ピッコロ舞台技術学校で学び、入団試験を受けピッコロ劇団演出部員となりました。

早速20日からのオフシアター「エレノア」で舞台裏のスタッフとして携わっています。
私は地元尼崎の出身、生まれ育った街にある劇場に関われることに縁を感じています。
今後ともよろしくお願いします。


【前売情報】兵庫県立ピッコロ劇団第43回公演「博多小女郎波枕」

2012年04月18日 | ピッコロ劇団

兵庫県立ピッコロ劇団第43回公演「博多小女郎波枕」の一般発売は4月19日(木)からです。
(ピッコロサポートクラブ会員様は17日から)

ピッコロシアターは朝9時からご予約を承ります。
その他、ぴあ、ローソンチケットでも取り扱っております。

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「博多小女郎波枕」(原作/近松門左衛門  構成・脚本・演出/鐘下辰男)

2012年  6月15日(金)19:00

               16日(土)13:00  17:00

            17日(日)13:00

            19日(火)19:00

            20日(水)14:00

ピッコロシアター 大ホール

一般3,500円 高校生・大学生2,500円 高校生以下2,000円

既成の概念にとらわれず、生と死のリアリティに鋭く切り込む鐘下辰男が、ピッコロ劇団との初顔合わせにより、今、新たな、まだ見たことのない近松の世界を立ち上げます。

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広報☆古川