ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【当日券情報】ピッコロシアター文化セミナー

2011年11月27日 | 主催事業
11月30日(水)18:30~
ピッコロシアター文化セミナー<78>
「マイム俳優 いいむろなおき × 大蔵流狂言方 善竹隆司 ~トーク&実演ライブ~」
当日の参加も可能です。
開演1時間前から大ホール前で受付を始めますので直接、会場にお越しください。
入場無料。
 

【掲載情報】毎日新聞でピッコロシアター紹介されました。

2011年11月24日 | 劇場の話題
11月17日付け毎日新聞阪神版【支局長からの手紙】で、ピッコロシアターの舞台裏や、資料室、また、30日に開催する文化セミナー<78>について、イラスト入りで紹介されています。
執筆は、香取泰行支局長(絵も)。
 
文は毎日j.p.からご覧いただけます。
 
広報 古川

ピッコロSide Story(4) 中学生と劇場

2011年11月23日 | piccolo side story

今秋、ピッコロシアターには兵庫県内から多くの中学生たちがやってきた。

本格的な劇場で、生の演劇に触れてもらう中学生のための鑑賞事業『ピッコロわくわくステージ』が今年度から本格スタート。10月の県立ピッコロ劇団公演「しんしゃく源氏物語」(作=榊原政常)を13校の約2,600人が鑑賞した。



★終演後、演出家と舞台監督が舞台の仕組みなどを解説。(左より)紅組演出:吉村祐樹・舞台監督:鈴木田竜二


「しんしゃく~」は、光源氏を待ち続ける一途で(ブサイクな)お姫様・末摘花と女官たちの、おかしくてちょっぴり切ない恋物語で、ピッコロ劇団の若い二人の演出家・吉村祐樹(33)と眞山直則(35)が紅組と白組に分かれ、それぞれ個性的な舞台を創りあげた。

開演とともに場内が暗くなると「わ~っ」と歓声が上がり、音楽が流れると拍手が鳴る。難しい年代と思っていた中学生たちの新鮮な反応に、驚くやらホッとするやら。

★紅組公演 (左より)森万紀・平井久美子・山田裕

★白組公演 (左より)濱大介・孫高宏・今井佐知子・森好文


生徒たちのアンケートを読むと・・・

「初めて劇場で観て迫力があった」

「俳優の声が遠くまで響いて格好いい」

「とてもリアルで不思議な気分になった」など、生身の人間の表現に素直に驚いた様子が伝わってくる。

終演後、舞台に登場した白組演出の眞山は「スタッフ・キャストだけで舞台は成立しません。最後は皆さんの想像力が大事」と、役者と観客が空間を共有しながら、観客の自由な想像力で完成される演劇の本質に触れた。そんな解説に「劇を成功させようとする色んな人の努力が見えた」という生徒も。


9月の「トライやる・ウィーク」(※注)で「しんしゃく~」の稽古を見学した、尼崎市立南武庫之荘中学校の女子生徒二人も家族と観に来てくれ、「稽古の時より面白かった」、「始まりや終わりの所がきれいでよかった」と笑顔で話してくれた。

★「トライやる」で中学生が制作した「しんしゃく源氏物語」のポスターを公演会場で展示。


ピッコロでは「トライやる」で年間約20人の生徒を受け入れる。期間中、可能な限りピッコロ劇団の稽古を見学してもらう。プロの俳優たちの真剣な表情や息遣いに触れてもうことが将来の演劇ファンにつながれば、演劇でなくてもいい、何か将来のヒントになれば、と期待するからだ。

それは、演劇少女だった自らの体験からもきている。入学した中学校に演劇部がなく、一人で創部、部員が一人増え、ようやく宮沢賢治の「注文の多い料理店」を二人芝居にして上演した。手探りの部活を支えたのは、当時観たプロの舞台の感動だった。女優に憧れた時期もあったが、演劇が役者だけでなく様々な人によって成り立っていることを知り、今の劇場の仕事へとつながった。

 

今月の「トライやる」では、8名の中学生がピッコロ劇団員の中川義文(32)による演劇ワークショップを受けた。演劇の要素を取り入れたゲームでコミュニケーションを深め、最後は2人一組で短いワンシーンを創って演じた。4組それぞれが違う表現を見つけているのが面白かった。集団で何かを創造する大変さと、楽しさを感じてくれただろうか。

★演劇ワークショップを受ける中学生たち

様々な人が集まり、色んな考え方をぶつけ合い、すり合わせながら創造する空間。そんな人間ドラマ渦巻く劇場の空気をめいっぱい吸い込んで欲しい。そう、劇場はオモシロイのだ!

                                           (業務部 古川知可子)

※「トライやる・ウィーク」

阪神・淡路大震災と神戸連続児童殺傷事件を機に、地域活動を通して“生きる力”を実感してもらおうと、県内の中学2年生を対象に実施されている職場体験事業。略称「トライやる」


高校演劇県大会の結果

2011年11月20日 | 劇場の話題
最優秀賞
雲雀丘学園高校 『虚構奇譚~メタフィクションについての彼此~』 
 作 中間統彦  潤色 演劇部
県立伊丹西高校 『渦の中の私』
 作 宮崎真生子 潤色 五ノ井幹也
上記2校は25日から滋賀県で行われる近畿大会に出場します。
 
優秀賞
六甲高校 『まもる君、あー、go!』
 作 四宮 豊
県立武庫荘総合高校 『サヨナラブライド~See you Love lie'd~』
 作 前田菜津美 潤色 能勢美穂 
 
創作脚本吉山賞
夙川学院高校 『ビスケットの種』
 作:白井希子

【放送情報】ベイコミでピッコロシアターが紹介されます

2011年11月20日 | テレビ・ラジオ情報
ベイコミニュケーションズ11chの番組「ほっとネット★ベイコム」の11月21日(月)~27日(日)放送分でピッコロ劇団の稽古風景と、ピッコロ演劇学校・舞台技術学校の授業の模様が紹介されます。



1日2~3回、尼崎・西宮・伊丹・大阪市西部で放映されます。
 
広報☆古川

高校演劇県大会

2011年11月15日 | 劇場の話題

18日から3日間大ホールで行われる「兵庫県高校演劇研究会中央合同発表会」の打ち合わせ会が行われ、各地区の予選を通過した15校が舞台打ち合わせと大ホールの下見を行いました。


ここから近畿地区に進むのはわずか2校、高校生の元気なステージをお楽しみください。

HP管理:安積


高校演劇阪神大会の結果

2011年11月13日 | 劇場の話題
優秀賞
県立武庫荘総合高校 『サヨナラブライド~See you Love lie'd~』  作:前田菜津美 潤色:能勢美穂
雲雀丘学園高校 『虚構奇譚~メタフィクションについての彼此~』  作:中間統彦 潤色:演劇部
市立伊丹高校 『不協和音』 作:演劇部
県立伊丹西高校 『渦の中の私』 作:宮崎真生子 潤色:五ノ井幹也
優秀校は今週18日から20日まで大ホールで行われる県大会で上演します。

優良賞 
県立尼崎高校 『三日間の桃色戦争』 作:演劇部と愉快な仲間達 
夙川学院高校 『ビスケットの種』 作:白井希子
県立西宮今津高校 『夏ホテル』 作:演劇部 
創作脚本賞
雲雀丘学園高校 『虚構奇譚~メタフィクションについての彼此~』  作:中間統彦 潤色:演劇部
夙川学院高校 『ビスケットの種』 作:白井希子

とらいやる・ウィーク

2011年11月12日 | 劇場の話題

8日から11日まで尼崎市内の中学校4校8名を受け入れ、「トライやる・ウィーク」を実施しました。

最初はみんな遠慮気味でしたが、様々な作業や演劇ワークショップを行ううちに、次第にうち解けて、チームワークがとれてきました。

地域やご来館の皆様のご協力ありがとうございました。

HP担当:安積

 


高校演劇阪神大会

2011年11月11日 | 劇場の話題
11日から大ホールで「兵庫県高等学校演劇研究会阪神支部発表会」が始まり、19校が日頃の成果を13日まで披露します。
またここから4校が次週ピッコロシアターで行われる県大会に進みます。
若者の元気なステージをお楽しみください。
HP担当:安積

児童文学者・岡田淳さんの連載童話

2011年11月10日 | 劇場の話題

ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」の原作者・岡田淳さんの最新作が10月の一ケ月間、毎日新聞に連載されていました。

毎日jpからもお読みいただけます。
 
「子ども達も親しみがあり、何かがありそうな夜の学校。
『こうなったらおもしろいな』って夢を見ながら、楽しんでください」(岡田淳)
 
「こちら夜の小学校」(絵・文=岡田淳)
 
岡田さんの優しくて不思議がいっぱいの世界をぜひ舞台でもお楽しみください。
 
ピッコロ劇団ファミリー劇場「扉のむこうの物語」
12月23日(金祝)15:00/24日(土)11:00 15:00
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
こども1500円 おとな3000円 セット4000円
 
広報☆古川