ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

ピッコロシアターへは阪急バスでも尼崎市バスでも便利です。

2009年10月31日 | 劇場の話題
11月1日より阪急バスの最寄りの停留所名が従来の「塚口」から「ピッコロシアター」に変更になります。
また発着時刻も若干変更になります。

尼崎市バスの停留所名は今まで通り「ピッコロシアター」です。

ピッコロシアターへはよりわかりやすくなりますので、どうぞご利用ください。

HP管理:安積

合同発表会秒読み

2009年10月29日 | 演劇学校・舞台技術学校

ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校の合同発表会を週末に控え、当日の会場となる、中ホールは技術学校生たちの作業が着々と進んでいます。

そんな中、館内のあちらこちらで、稽古をしている学校生たちを見かけます。

4チームに分かれ、スーツケースを共通テーマに自分たちで脚本・演出をしている本科生・・・。
4本をオムニバス形式で上演しますが、まったく違うテイストの作品が揃いました。
稽古中の本科生たちが本田先生のアドバイスに耳をかたむける姿も真剣そのものです。

雰囲気は、ガラッと変わって・・・・
戦後の日本を舞台に繰り広げられる、少しシリアスな内容の作品となった
「夜明けを待つ女たち」
稽古場所を探して、大ホールのロビーでのお稽古が始まりました・・・。
写真は、稽古が進む中、自分の使う小道具を念入りにチェックしている研究科生です。

さぁ、どんな公演になるのでしょうか・・・。
演劇学校担当としては、初めての発表会で、私も楽しみです。
皆様どうぞ、ご来場下さいませ。

演劇学校担当:小梶


高校演劇阪神大会打ち合わせ

2009年10月28日 | 劇場の話題

秋本番に訪れるこの行事。

「高校演劇阪神地区発表会」

少子化に不景気、それに加えて今年は新型インフルエンザの影響で、部活動が思うようにできないと言ったさまざまなリスクを抱えながら、それでもずっとがんばってきた成果を発表したい思いでみんな真剣です。

新型インフルエンザの影響で生徒が打ち合わせに来られず、顧問の教員が一人ですべての打ち合わせをするといった非常事態もあり、さらに今打ち合わせできても上演当日休校や学級閉鎖にならないか、心配も抱えたまま。

我々ができることと言えば何とか上演してほしいと願うばかり・・・

上演日程は次の通り

11月6日(金)午後1時開演
武庫川女子大学附属高校演劇部
県立伊丹高校演劇部
県立川西明峰高校演劇部
県立武庫荘総合高校演劇部

11月7日(土)午前10時開演
市立伊丹高校演劇部
市立尼崎産業高校演劇部
県立尼崎高校演劇部
県立伊丹西高校演劇部
県立西宮南高校演劇部
県立伊丹北高校演劇部

11月8日(日)午前10時開演
県立西宮今津高校演劇部
神戸女学院高校演劇部
雲雀丘学園高校演劇部
県立尼崎北高校演劇部
県立西宮甲山高校演劇部
県立西宮高校演劇部

入場は無料です。

HP管理:安積


オーストラリア研修報告

2009年10月28日 | 劇場の話題
このたび文化庁在外研修により、来年1月8日までオーストラリアで研修を行ってます。
 
21日に関西国際空港を出発し、同日パース国際空港に無事到着しました。
オーストラリア自体、もともと多民族・多文化国家で、開拓者時代の助け合い・友愛精神が脈々と受け継がれている国です。
特にパースはインド洋に面した田舎町のため、素朴で優しい人が多く、到着早々いきなり多くの親切に出会いました。
居心地よく、うまくやっていける予感いっぱいの順調なスタートを切ることができました。
 
到着翌日からは、地元のスビアコという街にある劇場・劇団から訪問しました。
スビアコという街はおしゃれなお店が多い地区で、日本の代官山にも例えられます。
小さい所ながらも、自宅から歩いて5分のところに「スビアコアートセンター」、「リーガルシアター」という2つの劇場があります。

「スビアコアートセンター」は公的財団が管理運営する劇場で、児童向け演劇・ワークショップを専門とする「バーキング・ゲコー」という有名プロ劇団がレジデントしています。また、「リーガルシアター」はより小さい、商業的な劇場で、豪州以外からも劇団がやってきては公演をしています。
 
さらに南パースにある劇団「オールドミルシアター」を訪問。


ここは「コミュニティーシアター」と呼ばれ、劇団員は地域の住民を中心に構成される、普段は他に仕事を持ちながら運営はボランティアが行う劇団です。
活動場所は、古い建物を劇場に改修したものを使用し(「オールドミル」とは古い水車小屋の意味)、地元住民の厚い支持により、募金・入場料収入などを集めては年々使い勝手の良い劇場に改装されています。
公演の表方などももちろん地元民のボランティアで行われており、70歳を越えるご年配の方からよちよちの子どもまで、ロビーの喫茶コーナーなども、自宅のお茶やお菓子を持ち寄って販売するなど、和気あいあいと運営されています。
このような「コミュニティシアター」は地域ごとにたくさん存在しており、日本ではほとんど見られないものと思います。
これから時々報告をいたします。
お楽しみに・・・
 
業務部:尾西

パネルの大移動

2009年10月27日 | 演劇学校・舞台技術学校
順調に公演までの作業が進んでおります、演劇学校・舞台技術学校の合同発表会。

ぽかぽか日差しにちょっぴりほわ~っとしそうな昼下がり。
事務所から大ホールに続く長い廊下を、何やら大きな物体を抱えた美術生たちが!

事務所の角を曲がるのも一大事。
危ないところがないか、どこかにぶつけないか・・・先導する炭谷先生もいつになく真剣です。



そのまま事務所を通り過ぎると、中ホールへの階段が立ちはだかる。
手前で一度下ろして小休止を取り、「ほないくで!」



そして最後の難関!中ホール入口では斜めにして何とかすり抜ける。



定位置にそびえたつ、縦約4メートル、幅約2メートルの大きなパネル。
早速灯りが照らされると、一生懸命作った美術生からも「おぉ~~~」と感嘆のため息が。


大ホール地下の奈落から2階中ホールまで運んだみんなは御苦労さまでした。

子どもの頃、夜中に家の近くの国道を電車が運ばれていくのを見てびっくりしたのですが、
何だかそれに近い感覚で、思わず実況中継してしまいましたw

美術プランの加藤先生・照明の藤原先生も「素晴らしい出来!」と大絶賛のパネルも必見!?
「Piccoro Passo~小さな一歩~」は今週土曜31日17時と、翌日曜1日14時です。
是非ご来場下さい!

技術学校担当:中川

当劇場運営委員長・喜志哲雄氏が兵庫県文化賞を受賞

2009年10月27日 | 劇場の話題
この度、平成21年度兵庫県文化賞に当劇場運営委員長、ピッコロ演劇学校講師で演劇評論家、京都大学名誉教授の喜志哲雄氏が受賞されました。

喜志氏は日本における英米演劇研究をリードし、著作や翻訳を通して演劇の普及に貢献するとともに、永年にわたり県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)やピッコロ劇団の指導助言に努めるなど、演劇の振興に尽くされました。

HP管理:安積

はじめの一歩

2009年10月25日 | 演劇学校・舞台技術学校

毎年、「小品発表会」、「前期発表会」と名づけ別々に行われていた演劇学校本科・研究科と舞台技術学校の発表会。
今年はその2つが一緒になり、「Piccolo Passo~小さな一歩」という名のもと、合同公演を行うことになり、中ホールで仕込みがはじまりました。

演劇学校本科は4チームにわかれ、自分たちで書いた脚本を上演します。
共通のキーワードは「トランク」。 各チームそれぞれオリジナリティにあふれた作品に仕上がりそうです。


研究科は1950年に映画化された「白い野獣たち」を基に、島守先生が「夜明けを待つ女たち」と題して脚本を書きました。
舞台は戦後日本。娼婦たちの更生施設「白百合寮」・・・ということで、落ち着いたシリアスなお芝居に仕上がりそうですが、本科から研究科と学んできたみんなの力量が見える作品ではないでしょうか。


技術学校生はお揃いのTシャツも作成し(これがまたかっちょいい!) 発表会の準備を重ねてきました。
美術コースのみんなは連日朝から夜まで舞台美術の製作にいそしみ、初めて持つなぐり(トンカチですね)に四苦八苦しながらも一生懸命頑張っていましたよ。

中央にいる炭谷先生が着ているのが、じゃ~ん!技術生Tシャツです。

照明コースも音響コースもこの週末で仕込みは終了! これからは芝居とのきっかけ合わせなどが待っているのでしょうか。




発表会は10月31日(土)17時開演、11月1日(日)14時開演の2回です。
座席に限りがありますので、お早目にご予約下さい。
たくさんの方のご来場を、関係者一同心よりお待ち申しあげております!

技術学校担当:中川
 


タカラヅカ・スカイ・ステージに出演します

2009年10月21日 | テレビ・ラジオ情報
今日は、CS放送宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」さんの取材がありました。
 
まず、剣幸さんを囲み、平井久美子と演出の内藤裕敬さんとの対談を収録。
剣さんが「初演で出来上がっている中に参加させて頂くので、一生懸命ついて行きます」と抱負を話されると、
内藤さんは「剣さんとは前に役者として共演してますからね、ノリの良さと思い切りの良さは知ってます。
必ず弾けてくださると思います(笑)」と。
剣さんはニコニコ、稽古場の雰囲気そのままの和気藹々としたトークでした。
 
稽古風景の撮影では、取材クルーの音声さんと、「モスラ」チームの音声マイクがニョキニョキと。
どっちが舞台なのか、不思議な光景が。
「モスラ」チームのマイクを持つのは、なぜかお揃いのピンクのTシャツの(左)吉村祐樹、(右)橘義
 
かつての売れっ子女優・千影役の剣さんと、今の売れっ子女優・平井との女優対決は、迫力と可笑しさが弾け、稽古場に笑い声が響く。
 
内藤さんは次々と新しい試みを提案し、それに剣さんも、平井もバンバン応えながら新しい演技を見せる。
まさに、これもナマの女優対決!?  面白くなってきました。
 
写真は、女優二人の歌のシーン。
 
この収録の放送は、
初回10月26日(月)23:00~
その後、8回程度放映されます。
 
お楽しみに!
 
広報☆古川