ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【関西ウーマン】舞台美術家・加藤登美子

2017年03月28日 | 劇場の話題
「ピッコロ舞台技術学校」美術コースの主任講師で
舞台美術家として大活躍中の加藤登美子先生が、
『関西ウーマン』で紹介されました。
 
舞台美術家を目指すきっかけや、仕事の苦労話しや楽しさなど
舞台づくりに興味のある方にも読み応えのあるインタビューです。
 
 
※ 写真は、「ピッコロ舞台技術学校」授業から(中央:加藤先生)
 
なお、「「ピッコロ演劇学校・舞台技術学校」では、平成29年度生を募集中です。
応募締切は、4月5日(水)
 
学校についてのお問合せは
ピッコロシアター「学校担当」06-6426-1940 まで

【受賞ご報告】野秋裕香より

2017年03月23日 | ピッコロ劇団

昨年のピッコロ劇団第56回公演/ 尼崎市第6回「近松賞」受賞作品『砂壁の部屋』

(作=上原裕美 演出=岩松了)での、ユカミ役の演技により劇団員の野秋裕香が、第19回関西現代演劇俳優賞女優賞を受賞し去る3月13日、大阪のウィングフィールドにおきまして、授賞式が行われました。
 
授賞理由の一部をご紹介します。
 
『明朗で活気あふれる女性像を造形。希望に向かって脱皮しようとする、可憐なさなぎのような美しさだった。
 戯曲の本質を掴みとり、具体化した演技において高く評価する。
 ユカミの佇まい、視線、しぐさで、その時々の内面を雄弁に物語った』 (一部抜粋) 
 
野秋からお礼のコメントです。
 
「創作に関わってくださった全ての皆様へ」
 
芝居を続けてきて良かったです。
演劇というものは答えのないもので、その中で迷いながら悩みながらやってきて、でも、好きだからやり続けてこれたことが、こうして一つの形となって人に認めていただけたというのは
とても嬉しくこれ以上の幸せはありません。
 
『砂壁の部屋』で初めて本公演で主役をやらせていただきました。
 
演出が劇団代表の岩松了さん、作家の上原さんが近松賞を受賞した作品でもあり、しかも、若手ばかり集めて上演するというピッコロにとっても非常に珍しい公演だったので、「これは絶対に失敗できない」というプレッシャーの中、使命感だけをもってやりました。
 
だからこそユカミという役は、今ある全ての自分をぶつけて挑み、自分のやりたいようにやらせていただきました。
 
唯一、髪型を「ジーンセバーグにしてきて」と岩松さんに初日前日に言われた時は、ただただ不満でイライラしながら美容院に行って、ジーンセバーグの画像を見せて「これにしてください」と美容師さんに言ったのを覚えています。
 
でも結果として髪をばっさり切ったことがユカミを完成させました。
 
自分が好き勝手やれたのは絶対的に信頼のおける岩松さんの存在が大きいですし、劇団の強力なサポート、スタッフの方々、共演者の方々の支えがあったからこそです!
 
創作に関わった全ての方々に感謝しております。
この賞を励みに今後も新しい自分と出会えるよう挑戦し続けたいと思います。
 
これからもご支援よろしくお願い致します。本当にありとうございました。
 
野秋裕香


【外部出演情報】風太郎

2017年03月22日 | 外部出演

ピッコロ劇団員・風太郎が、尼崎市の「近松ナウ事業正式参加イベント」のひとつ『近松幻想紙芝居』に脚本・画・出演で参加します。

近松門左衛門お作品を自由にアレンジ、紙芝居として魅せる文芸イベント!!

【日時】2017年3月25日(土)18:00開演(17:30開場)
【会場】ピッコロシアター2階 喫茶室ピッコロ
【料金】2000円(軽食・ドリンク付)
【予約】090-6056-0815
    sawsin@world.odn.ne.jp
    お名前・連絡先(電話番号・アドレス)・申込み人数をお伝えください。


【子どもと楽しむ落語会】毎日新聞に掲載されました。

2017年03月16日 | 劇場の話題

去る3月12日、毎年恒例の「子どもと楽しむ落語会」を開催しました。

桂吉弥さん、桂ちょうばさん、桂二葉さんのご出演で
落語三席、解説、お囃子体験コーナーなど盛りだくさんの内容でした。

今年も、ご家族で、お友達同士で多くの方にご来場いただき
賑やかな会となりました。

当日の様子が、3月13日付の毎日新聞でも紹介されました。
http://mainichi.jp/articles/20170313/ddl/k28/200/256000c

来年の開催は、2018年3月21日(水祝)を予定しています。
どうぞお楽しみに。


【祝!受賞】桂ざこばさん

2017年03月09日 | 主催事業

おめでとうございます!

毎年、「ピッコロ寄席」にご出演いただいている 桂ざこばさんがこの度、平成28年度(第67回)芸術選奨 大衆芸能部門 文部科学大臣賞 を受賞されました。

贈賞理由として、今年度(2016年5月19日)ピッコロシアターで開催されたピッコロ寄席「桂ざこば独演会」での「崇徳院(すとくいん)」と「強情(ごうじょう)」が高く評価、特筆されました。

圧倒的な存在感と実績を持ちつつ、情のある語り口と愛嬌あふれる高座で多くのファンを魅了するざこばさん。
古希を迎え 今後ますます我々を楽しませてくださるでしょう。

今年5月の独演会も「厩火事(うまやかじ)」「笠碁(かさご)」と 得意演目が並びます。
お聴き逃しのございませんように!


【歌うシャイロック】大学生の観劇レビュー

2017年03月06日 | 劇場の話題

いよいよ明日6日(月)で千秋楽を迎えるピッコロ劇団公演『歌うシャイロック』。

ピッコロシアターのインターンシップ大学生4人が観劇レビューを書いてくれたので、ご紹介します(一部、ネタバレあり!!ご鑑賞前の方は、ご注意ください)。

なお、明日6日は、14時開演。当日券を若干数ご用意しております。

★稲野美優(園田学園女子大学短期大学部1年生)

兵庫県立ピッコロ劇団公演「歌うシャイロック」を鑑賞。とても面白くて素晴らしかったです!

ヴェニスの貿易商アントーニオ(岡田力)は、親友パッサーニオ(橘義)を女相続人ポーシャ(剣幸)と結婚させるため、犬猿の仲のシャイロック(孫高宏)から、「返せなかったら、体の肉きっかり1ポンドを切り取られる」という約束で大金を借ります。“童貞でどもり”のロレンゾー(三坂賢二郎)は、友人からけしかけられ、金のためにシャイロックの娘・ジェシカ(今井佐知子)と駆け落ちします。船がすべて沈み窮地に陥るアントーニオ。妻・ポーャ(剣幸)が持たせてくれたお金で親友を救おうとするパッサーニオ。その幸福だけを願っていた最愛の娘ジェシカを失ってしまったシャイロック。やがてヴェニスの法廷で、パッサーニオ&アントーニオと、シャイロックは対峙するというお話。

一番印象に残ったのは、ポーシャと侍女ネリッサ(右近健一)が、男に変装する為に低い声を出して歌うシーンです。その前のやり取りも面白かったのですが、音楽が明るくて、踊りも愉快で、剣さんと右近さんの表情も生き生きしていて、つい笑ってしまいました!

もちろん他の役者の表情や動きもとても情感豊かで、ちょっとしたアクションも面白かったです。セリフや動きに合わせて明るい時には明るい音楽を、悲しい時には悲しい音楽が流れてきて、泣いてしまいそうなシーンもありました。全体的には、関西弁で話したりギャグを言ったり、パントマイムやダンスを踊ったりなど、とても盛りだくさんで面白かったです!

公演場所は、神戸アートビレッジセンター(神戸市兵庫区新開地5丁目3番14号 )で。一般 3,500円 大学生・専門学校生 2,500円 高校生以下 2,000円の全席指定。上演は、3月6日(月)まで。笑いあり、涙ありの素晴らしい音楽劇「歌うシャイロック」皆さんぜひ観に来てください!!


★佐藤美夢(園田学園女子大学短期大学部1年生)

2月24日から兵庫県立ピッコロ劇団公演「歌うシャイロック」が、神戸市の神戸アートビレッジセンターで上演されています。

歌って踊って関西弁が炸裂。元宝塚歌劇団月組トップスターの剣幸さん、劇団☆新感線からは右近健一さん、そして関西で活躍する強力な客演陣とピッコロ劇団員がおくるもうひとつの『ヴェニスの商人』。

ヴェニスの貿易商アントーニオ(岡田力)は、貧乏貴族で借金まみれの親友パッサーニオ(橘義)から、「莫大な遺産を相続した年上の女性ポーシャ(剣幸)と結婚をしたい、そのためには先立つものが必要なのだ、金を貸してくれ」と相談をうける。アントーニオは、「商船が戻るまで当座の金は無いが、自分の信用を担保に必要な金を用立てる」と約束をし、返済できない場合はアントーニオの体の肉きっかり1ポンドを切り取られるという約束で、犬猿の仲であるユダヤ人の金持ちシャイロック(孫高宏)から、三千ダカット借りるはめになった。
 開演前に行われる注意事項は、俳優が全てパントマイムで表現したり、迫力のある演技と踊り、そして歌。台詞は全て関西弁で関西在住の方はとても親しみやすいと思います。笑いあり涙ありの作品です。
見処のひとつは、なんといっても劇中の様々なところでシャイロックの下男・ラーンスロット(菅原ゆうき)が行うパントマイム。レベルも高く、とても面白かったです。
人生に希望があれば、その分の絶望も存在している。悪とは何だろうか、善とは何だろうか。なぜ差別は起こるのだろうか…そう考えさせられる作品だった。
上演は3月6日まで。一般3500円、大学生・専門学校生2500円、高校生以下は2000円とお手頃価格です。興味がある方はご覧になってはいかがでしょうか?


★丹保七々子(園田学園女子大学短期大学部1年生)

兵庫県立ピッコロ劇団公演『歌うシャイロック』鑑賞。とても素晴らしい時間でした!!

誰もが観ていて楽しい気持ちになれる、笑いあり涙ありの公演で感動しました。

ヴェニスの貿易商アントーニオ(岡田力)は、親友パッサーニオ(橘義)を女相続人ポーシャ(剣幸)と結婚させるため、犬猿の仲のシャイロック(孫高宏)から、「返せなかったら、体の肉きっかり1ポンドを切り取られる」という約束で大金を借りる。“童貞でどもり”のロレンゾー(三坂賢二郎)は、友人からけしかけられ、金のためにシャイロックの娘・ジェシカ(今井佐知子)と駆け落ちする。 船がすべて沈み窮地に陥るアントーニオ。妻・ポーシャが持たせてくれた金で親友を救おうとするパッサーニオ。その幸福だけを願っていた最愛の娘ジェシカを失ってしまったシャイロック。やがてヴェニスの法廷で、パッサーニオ&アントーニオと、シャイロックは対峙するのだった・・・。

俳優の演技もとても良かったのですが、歌が一番印象に残っています。それぞれの場面に合った歌が心に響きました。人物の感情が伝わりやすく、楽しい時は楽しい気持ちに、悲しい時は悲しい気持ちになりました。

どの歌もとても魅力的でしたが、特に、剣幸さんはとても綺麗で素晴らしい歌声でした!鳥肌が立ちました。ぜひ、剣幸さんの歌声を聴いてほしいです!!

また、歌だけではなく、関西弁やギャグなど笑いどころも沢山あります。

役者の動きが表情豊かで、ちょっとした演技も面白かったです。パントマイムあり、ダンスありで、観ていて時を忘れるほどでした。演技や音楽だけではなく、舞台セットなど全体として本当に素晴らしい『歌うシャイロック』を、ぜひ、観に来てください!!

3月6日(月)まで、神戸アートビレッジセンター KAVCホールで上演。全席指定 一般 3,500円 大学生・専門学校生 2,500円 高校生以下 2,000円。


★道畑真理菜(園田学園女子大学短期大学部1年生)

兵庫県立ピッコロ劇団公演「歌うシャイロック」のキャッチコピーは、“笑って泣ける!”

まさにそのとおりで、本当に笑いあり、涙ありで、良い意味で「忙しい!」と感じました。

原作は、シェイクスピアの喜劇「ヴェニスの商人」。

ヴェニスの貿易商、アントーニオ(岡田力)は、親友パッサーニオ(橘義)を女相続人ポーシャ(剣幸)と結婚させるため、犬猿の仲のシャイロック(孫高宏)から、「返せなかったら、体の肉きっかり1ポンドを切り取られる」という約束で大金を借ります。“童貞でどもり”のロレンゾー(三坂賢二郎)は、友人からけしかけられ、金のためにシャイロックの娘、ジェシカ(今井佐知子)と駆け落ちをしてしまいます。 船がすべて沈み窮地に陥るアントーニオ。妻、ポーシャが持たせてくれた金で親友を救おうとするパッサーニオ。その幸福を願っていた最愛の娘ジェシカを失ってしまったシャイロック。 やがて、ヴェニスの法定でパッサーニオ、アントーニオとシャイロックは対峙するのだが…という物語。
 私が感じた見どころをご紹介します。

一つ目は登場人物の個性です。関西弁を喋るだけで十分濃厚な印象でしたが、それより登場人物一人一人の個性を感じました。一番は、下働きの道化・ラーンスロット(菅原ゆうき)だと思いました。パントマイムをしたり、戯けてみせたり、他の登場人物にはないユニークな個性だと感じました。パントマイムが凄く巧みで驚きました。

二つ目は舞台セットと演出です。場面が替わるごとに大きな階段状のセットを動かして、様々な場所を表現しているのが印象的でした。

嵐や雨のシーンでは、本当に雨が降っているのではないかと錯覚に陥るような演出で驚きました。
 3月6日まで神戸アートビレッジセンターにて。上演時間は3時間程度ですが、魅入っていたのであっという間に感じました。一回では物足りないような、何回でも観たくなる!そんな舞台でとても良かったです。


【当日券情報】ピッコロ劇団『歌うシャイロック』(3月5日現在)

2017年03月04日 | ピッコロ劇団

『歌うシャイロック』の当日券の有無については
各回の前日までにお知らせいたします。

3月 5日(日)14:00 前売券売切(当日券あり)
3月 6日(月)14:00 前売券売切(当日券若干あり)

*当日券は、開演の1時間前より会場(神戸アートビレッジセンターKAVCホール)受付にて販売いたします。
 売り切れの場合はご容赦ください。

お問い合わせ:ピッコロ劇団 TEL06-6426-1940


【当日券情報】ピッコロ劇団『歌うシャイロック』(3月4日現在)

2017年03月04日 | ピッコロ劇団

『歌うシャイロック』の当日券の有無については各回の前日までにお知らせいたします。

3月 4日(土)13:00 前売券売切(当日券あり)
3月 4日(土)18:30 前売券売切(当日券あり)
3月 5日(日)14:00 前売券売切(当日券あり)
3月 6日(月)14:00 前売券売切(当日券の有無は前日発表)

*当日券は、開演の1時間前より会場(神戸アートビレッジセンターKAVCホール)受付にて販売いたします。
 売り切れの場合はご容赦ください。

お問い合わせ:ピッコロ劇団 TEL06-6426-1940


【ピッコロ演劇学校・舞台技術学校】合同卒業公演

2017年03月03日 | 演劇学校・舞台技術学校
いよいよ、3月4日(土)17:30~・5日(日)13:00~で、「ピッコロ演劇学校・舞台技術学校」の平成28年度合同卒業公演をピッコロシアター大ホールで行います。
 
同校あわせて74名が、俳優として、また、舞台スタッフとして一年間の学習の成果を披露します。
 
各回とも、開演の1時間前から、当日券を販売いたします。
平成29年度生も募集中です。
 
お問い合わせ:ピッコロシアターTEL 06-6426-1940 


【当日券情報】ピッコロ劇団『歌うシャイロック』(3月2日現在)

2017年03月02日 | 劇場の話題

『歌うシャイロック』の当日券の有無については各回の前日までにお知らせいたします。

3月 2日(木)13:00 前売券売切(当日券あり)
3月 2日(木)18:30 前売券売切(当日券あり)
3月 3日(金)18:30 前売券売切(当日券若干あり)
3月 4日(土)13:00 前売券売切(当日券あり)
3月 4日(土)18:30 前売券売切(当日券あり)
3月 5日(日)14:00 前売券売切(当日券の有無は前日発表)
3月 6日(月)14:00 前売券売切(当日券の有無は前日発表)

*当日券は、開演の1時間前より会場(神戸アートビレッジセンターKAVCホール)受付にて販売いたします。
 売り切れの場合はご容赦ください。

お問い合わせ:ピッコロ劇団 TEL06-6426-1940