ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

1月のひとこと ピッコロシアター館長より

2015年01月23日 | 館長のひとこと

寒い日が続いています。

阪神・淡路大震災から20年を機に、文化芸術がまちづくりに果たす役割を考えるフォーラム「関西・兵庫から文化の力で日本を元気に」が、1月21日(水)神戸市中央区の県公館で開催されました。

そのパネルディスカッションにピッコロ劇団の俳優、平井久美子がパネリストとして参加しました。
その際の平井劇団員のことば。「震災発生当時、被災した観客と誠実に向き合うという芝居の基礎を学んだ」。

震災当時、ピッコロ劇団は産ぶ声を上げたばかり。
劇場が、劇団が、若い劇団員が、いずれも何ができるのか?
直後に劇団員チームが被災地の避難所を訪れる活動から始まりました。

20年が経過した現在、劇団では第51回公演 ピッコロシアタープロデュース「マクベス」(2月20日から22日の6ステージ。芸術文化センター・阪急中ホール)の上演に向けて、関西役者陣などからも参加の関係者全員が稽古場で熱く取り組んでいます。

ピッコロシアターでも「ピッコロ演劇学校」「ピッコロ舞台技術学校」の学生が、卒業公演(3月7,8日)に向けて、稽古を本格化させています。どのような成果につながって行くのか楽しみです。

ピッコロシアター鑑賞劇場では、来月6日(金)に待望のおなじみ桂米團治独演会。これもとても楽しみです。

これからも益々努力いたします。
ピッコロシアター/ピッコロ劇団を応援いただけますよう心からお願いいたします。

館長:大鳥裕士


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