ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

メッセージカード

2015年06月30日 | 劇場の話題

5月29日に劇場見学にこられた尼崎市立上坂部小学校2年生の皆さんから、大ホールを見た素直な感想や、「お仕事がんばってください」と励ましの言葉を書いたメッセージカードをいただきました。

現在、1階ロビーに展示しています。


県立宝塚北高校演劇科卒業公演

2015年06月29日 | 劇場の話題

6月20日(土)に、大ホールにて県立宝塚北高校演劇科第29回卒業公演が行われました。

今年の作品はゴーリキーの代表作「どん底」をもとに、大阪万国博直前の世相を描いたオリジナル作品「ドン!ドン!どん底」。

(許可を得て撮影)

39名が高校生活の集大成として熱のこもった舞台を披露。ピッコロ劇団員の眞山直則、今井佐知子、そして今年から講師陣に加わった木之下由香が舞台の指導、サポートを行いました。

 


6月後半のひとこと ピッコロシアター館長より

2015年06月22日 | 館長のひとこと

シェイクスピア翻案のピッコロ版喜劇の第2作目-

第53回公演「東男迷都路(あずまおとこまようみやこじ)」の6ステージ、同じ演目での県内中学生の演劇鑑賞体験事業“わくわくステージ”としての9ステージ、計15ステージを終えました。全体でのご来館者数(速報値)は約5000 人。

どの世代にも程よく楽しんでいただけたかなと思います。

ご来館、ご観劇ありがとうございました。

そして6月20日(土)には、ピッコロシアター大ホールでの兵庫県立宝塚北高等学校の第29回演劇科卒業公演「ドン!ドン!どん底」の上演。朝から夜まで29回生の皆さん方の若いエネルギーがシアター内に溢れ返り、まさに圧観。脱帽でした。

劇団では、8月のファミリー劇場「さらっていってよピーターパン」の稽古が始まろうとしています。このたびの再演では磨いた熟練の技をお届けできるはず。

いましばらくお待ちください。

館長:大鳥


演出家・鵜山仁さん来館

2015年06月21日 | 主催事業

7月26日に開催する
ピッコロシアター文化セミナー<86>
別役実フェスティバル 交流プロジェクト
「別役実を読む、聞く、語る」の打ち合わせのために
演出家の鵜山仁さん(文学座)が来館されました。

舞台打合せの後は
新聞2紙による囲み取材があり
鵜山さんが思う別役作品の魅力についてなど
たっぷりとインタビューに答えていただきました。


今回の文化セミナーは
現在東京を中心に開催されている
『別役実フェスティバル』の関連事業として企画された
別役作品のリーディングと、
別役作品について語り合うシンポジウムを
ピッコロシアターでも上演するものです。
(出演者等内容は、東京公演とは異なります。)



鵜山さんの演出によるリーディングは
童話集「淋しいおさかな」の中から数編を選択し
日本演劇界の大ベテラン俳優陣でおおくりします。
この顔ぶれを関西で観られる機会をお見逃しなく!

休憩をはさんでのシンポジウムでは
論理的には理解しづらいと言われながら
何故こんなにも多くの人に支持され続けるのか・・・
別役作品の魅力について語りあっていただきます。
ピッコロ劇団員の平井久美子、本田千恵子も出演します。
ご期待ください。

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ピッコロシアター文化セミナー<86>
別役実フェスティバル 交流プロジェクトVol.1
「別役実を読む、聞く、語る」
2015年7月26日(日)午後4時開演
入場無料:先着400名:要予約 


ピッコロ演劇学校<特別講義>『朗読』伊藤惣一先生

2015年06月19日 | 演劇学校・舞台技術学校

去る6月13日(土)・14日(日)に俳優・ナレーターであり、ピッコロ劇団の客演もされ、ピッコロシアターとご縁の深い伊藤惣一先生に『朗読』をご講義いただきました。この講義は当校で約30年続く伝統の講義です。

 

1日目は俳優だけでなくアナウンサーなど文章を声に出して読む職業の人が、滑舌の訓練で使用することでおなじみの『ういろう売り』をご指導下さいました。

冒頭に先生の朗々としたお手本の披露があり、学校生たちは先生を目指して研鑽を重ねていました。

2日目は、劇作家別役実氏の短編『淋しいおさかな』をテキストにした授業。学校教育上の音読とは違う<朗読>の面白さを教えて下さいました。また、『台詞ではない情景描写や登場人物の様子を描いた「地の文」はどこに気を付けて読むのか』や、『登場人物はどんな感情でその台詞を話しているか考えて読む』など聞き手に想起させるように読むための方法論を、先生の長年の経験をもとに、学校生一人一人に伝えてくださっていました。

授業後も先生の周りに学校生が集まり、盛んに質問が飛び、先生も丁寧に答えておられました。普段はなかなか触れることの少ない<朗読>の世界に、学校生たちも大変刺激を受けたようでした。

演劇学校担当 土倉


【掲載情報】神戸新聞

2015年06月17日 | ピッコロ劇団
ピッコロ劇団員の風太郎と小安展子が、制作協力・出演をした
“LLブック”写真絵本『わたしのかぞく なにが起こるかな?』が出版されました(樹村房:1080円)。
 
“LLブック”とは、スウェーデン語の「やさしく読みやすい本」という言葉の略語。
高齢者や障害によって文字が読みづらい方にも理解できるよう工夫された本です。
 
6月11日付の神戸新聞(夕刊)でも、詳しくご紹介いただきました。
 
神戸新聞

ピッコロ演劇・舞台技術学校『東男迷都路』バックステージツアー

2015年06月16日 | 演劇学校・舞台技術学校

ピッコロシアター大ホールで上演されたピッコロ劇団の本公演『東男迷都路』。

こちらで美術をご担当され、舞台技術学校の主任講師でもある加藤登美子先生のご厚意により、ピッコロ演劇・舞台技術学校生に向けてバックステージツアーを開催いたしました。

実際見たばかりの舞台に立ったり、触れたりという体験に学校生たちも緊張しつつ、興味津々という印象でした。

卒業公演で大ホールを使用する自分たちの姿に思いを馳せた学校生もいたようです。

こんな、チャンスも演劇・舞台技術学校ならではだと思います。

ピッコロ劇団の公演やピッコロ演劇・舞台技術学校の活動にご興味がある方はぜひピッコロシアターのHPをチェックしてください!資料請求もしていただけます。

演劇学校担当 土倉


中学生からも PR<2>

2015年06月09日 | 劇場の話題
ピッコロシアターで「トライやる・ウィーク(中学生の職場体験事業)」をしている中学生が、
上演中のピッコロ劇団公演「東男迷都路」のPR文を考えてくれました。
上演前に企画書や台本を読み、舞台稽古を見学し、一生懸命書いてくれたPR文をご紹介します。
 
 
初めてプロの劇団の練習を見て、十次郎の下男役の
吉村さんの演技力すごいなーと思いました。
実際練習を見に行ったときは人が少なかったけど
本番に人が多くなったときの迫力に期待しています。
東男迷都路楽しみにしていまーす。
(宝塚市立南ひばりガ丘中学校 2年 西脇君)
 
私は「東男迷都路」の一番最初の1シーンのけい古見学をしました。
とてもすごいなと思ったのが劇団の方の「声」です。
とても声が通ってて、聞きやすかったです。
あの声を出すのにはすごく大変な練習をしているんじゃないかな?と
思いました。もう一つすごかったのが「表情」です。
みなさんとても生き生きとおしばいをされていて泣く所は顔をゆがめて泣き、
笑う所はにっこり笑い、みている側が今登場人物がどんな気持ちにになっているのが分かりやすく
かったです。私は生のおしばいを見るの初めてだったのですが、
とても楽しめました。まだ1シーンしか見ていませんが、
6月に学校のみんなと見に行くのがとても楽しみになりました。
本番に期待します!
(宝塚市立南ひばりガ丘中学校 2年 田中さん)