ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【出演情報】FMいたみに三坂賢二郎が生出演

2013年09月24日 | テレビ・ラジオ情報

9月25日(水)朝9時30分から、FMいたみに劇団員の三坂賢二郎が生出演して、けいこ中の『間違いの喜劇~現夢也双子戯劇』についてご紹介します。

FMいたみのホームページから動画でもご覧いただけます。

ぜひご覧ください。


ハッピーFMいたみ(79.4MHz)http://www.itami.fm/

広報☆古川


施設見学

2013年09月20日 | 劇場の話題

武庫川女子大学建築学科3年生のみなさんが、劇場の設計演習の参考のため、見学に来られました。

初めて見る舞台裏に興味津々、さまざまな舞台の仕組みにあちらこちらから驚きの声があがっていました。職員でもなかなか入らないようなところまで立ち入り、舞台の構造についてメモや写真を撮る姿は真剣そのものです。普段の施設見学とは少し違った視察となりました。

今後の研究に活かしていただきたいと思います。

 

業務部 冨永


NHK-Eテレ「名作ホスピタル」放送のお知らせ

2013年09月18日 | 劇場の話題

9月3日に大ホールでNHK-Eテレの人気番組「名作ホスピタル」の収録がありました。

当日は、地元園田学園女子大学のみなさんが参加され、にぎやかな収録となりました。

 

この模様は、9月21日(土)と28日(土)のいずれも午前0時から放送されます。
(再放送は月曜日朝5時50分から)

 

NHK-Eテレ 名作ホスピタルのホームページはこちらから

貸館担当:安積


中学生・高校生が公演ポスター作成

2013年09月15日 | 劇場の話題
9月10日からピッコロシアターでは、高校生2名のインターンシップと、中学生2名のトライやる・ウィークの生徒を受け入れました。
 
期間中は、舞台機構の見学や、公演チラシの仕分作業、舞台芸術関係の新聞記事をスクラップするなど、劇場の仕事に触れていただきました。
 
また、生徒の皆さんにピッコロ劇団公演「間違いの喜劇~現夢也双子戯劇」のポスターも作成してもらいました。
 
公演企画書や台本を読み、稽古風景や新聞記者の方の取材現場を見学、劇場の資料室でシェイクスピアの原作本にも触れ、美しいイラストに、『中学生の皆さんへ』というメッセージや、シェイクスピアについての解説、あらすじや見どころを入れるなど、それぞれが工夫を凝らして仕上げてくれました。
 
各校のポスターをご紹介します。
 

★百合学院高等学校1年生
 大山紗奈さん、廣田帆奈美さん
 
 
★尼崎市立小田北中学校2年生
 下佳那子さん、山下まりなさん
 
 
このポスターは、公演期間中、会場にてご披露しますのでどうぞお楽しみに。
 
 
広報 古川
 

『間違いの喜劇~現夢也双子戯劇(うつつはゆめ ふたごのたわむれ)~』の稽古が始まる

2013年09月02日 | ピッコロ劇団

8月30日から、ピッコロ劇団第47回『間違いの喜劇~現夢也双子戯劇(うつつはゆめ ふたごのたわむれ)~』の稽古が始まりました。

プロの劇団の稽古を見学させていただくことは初めてで、どんなことをするのだろうとワクワクしながら稽古開始を待ちました。

今日は初日ということもあり、本読みの稽古(役者が声に出して台本を読む稽古)でした。

今回は、歌舞伎の台詞めいた七五調の台詞のため、アクセントや発音などで難しい所があり、部分的に上演監修の喜志哲雄先生に確認を取りながら進めていきます。喜志先生が原作を一から翻案され、選び抜かれた台詞の数々に、役者のみなさんはじっくりと身体に落としながら読まれているように感じました。

稽古の中で出たキーワードの一つに「大人が楽しめる、大人の喜劇」というものがあり、これは今回の公演のキーワードなのではないかな?と感じました。双子とその従者がコロコロと入れ替わり、妻やその妹たちなど周囲の人たちが翻弄される。しかも、役者はその役を必死に演じていて、その必死さに、観客は思わず笑ってしまうという所が「大人が楽しめる、大人の喜劇」につながっていくのかな?と感じました。

演出家の孫高宏さんが、役者にむけて語っていた言葉の中で、「何を受けて、どんな息をするか」ということがとても心に響きました。

私自身、大学で演劇のゼミで、「何を受けて、どんな息をするのか」ということについて、「その役柄の息づかいが上手く表現出来ていない」と指摘されたことがあります。その時は、「その役のことを頭で考えてやってはいけない」ということまではわかりましたが、具体的にどうすればいいかについてはわかりませんでした。しかし、今回の稽古を見ていて気づいたことがありました。

 

姉妹役のお春さん(杏華さん)とお夏さん(樫村千晶さん)の二人のやり取りの台詞がとても自然に聞こえたのです。阿吽の呼吸で、ずっと昔から姉妹同士であるように思え、それによって自然と物語に引き込まれるように感じました。その時は、思わず二人の息が“見える”ような錯覚をしてしまうほどでした。二人のことを見て、役者は、自分一人で舞台に立っているのではなく、相手との関係の中で存在し、台詞を言っているのだということに気づきました。

例えば、怒っているときは、浅い息で捲し立てるように言ったり、荒い息づかいになったり、台詞を言い終わった後で疲れて脱力してしまったりします。怒るといっても、全身を使って怒る場合もあれば、静かに諭すように怒る場合もあり、それによっても違ってきます。そのように、人はその時の感情や、相手との関係で息づかいが変化しています。役を演じるとは、その役の息づかいに自分の息づかいを近づけることなのだと感じました。

色々な瞬間があり、まだまだ稽古は始まったばかりですが、これからどんな稽古になるのかとても楽しみです!

インターンシップ 張間綾(大手前大学総合文化学部)