ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

上坂部小学校 劇場見学会

2013年05月30日 | 劇場の話題

今日は尼崎市立上坂部小学校2年生130人の皆さんが、ピッコロシアターに劇場見学に来てくれました。
大ホールでは舞台の広さを体感してもらうために、実際に舞台に上がってもらいました。


クラスごとに舞台から客席に向かって声を出して、声が聞こえたら客席に残った別のクラスの人から拍手をもらうという役者疑似体験もしてもらいました。
みんなとても大きな声が出て、たくさん拍手をもらっていました。初めて見る舞台からの風景に、子供たちは興味津々の様子。

その後、小ホールでは手を叩いて音の響きを感じてもらい、最後に中ホールで、今年のピッコロ劇団ファミリー劇場「星つむぎの歌」の原作『星つむぎの歌』(響文社)を紙芝居にして上演しました。



劇団員の道幸千紗と、私の2人にキーボード1台というシンプルな演出でしたが、児童の皆さんはとても興味を持って観てくれました。
最後に感想を聞くと、たくさんの手が上がって様々な感想を聞かせてくれました。
子供たちの豊かな感性とこの本の持つ物語の深さに、改めて感動を覚えた貴重な時間になりました。

ピッコロ劇団ファミリー劇場「星つむぎの歌」は、8月24・25日 ピッコロシアター大ホール
12月21・22日 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール で上演します。


ピッコロ劇団員 小安展子

 

【出演情報】劇団員・原竹志が劇団突撃金魚に出演

2013年05月28日 | テレビ・ラジオ情報

こんにちは、ピッコロ劇団員の原竹志です。
僕は今、「突劇金魚」という劇団にて、修行中です。(^-^ゞ

「突劇金魚」は、今年2月、「泡」(ピッコロ劇団第45回公演/ピッコロシアタープロデュース)で出会ったサリngROCKさんが主宰で、山田まさゆきさんが所属している劇団です!
そこに誘っていただいたわけですっ!
ありがたいことです!はいっ!

二人とも同世代っ!
その他の客演の方々も個性的で、台本離すタイミングや、アップの仕方、稽古の進め方、呑み屋での会話(笑)。どれも新鮮で、刺激的です。

それは同時に、ピッコロでのお芝居への取り組みを省みるからです、おそらく。
自分のいる場所を、違うところから見ると、いい部分も悪い部分もよく見えてきます。

さて、お芝居はというと、大富豪の屋敷に一人の大学生が家庭教師としてやって来ます。
その一風変わった家族に巻き込まれていくのか、と思いきやっ…!?
サリngさんの書く脚本はかなり大胆で、ジェットコースターのような展開、独特の世界観です。

脚本の世界とどう付き合って行くか、日々模索中です。いい修行です!

名古屋公演は、6月12~16日までナンジャーレ(名古屋市中村区)で上演、大阪公演は、7月5~9日まで、芸術創造館(大阪市旭区)です。

是非、観に来てくださいっ!よろしくお願いします。

ピッコロ劇団員 原竹志


島守辰明が兵庫県地域高齢者大学で講演

2013年05月25日 | ピッコロ劇団

5月22日(水)、丹波の森公苑において、兵庫県地域高齢者大学〈丹波OB大学・丹波OB大学院〉の方々約290名を対象に、「演劇の表現、その創造力の源」をテーマ、私島守が講演して参りました。

私がこれまで手掛けた翻訳台本、朗読台本、オリジナル台本を例に、俳優や演出の立場からの取り組み方を実演を交えてお話ししました。

一番感銘を受けたのは、参加された方々の抜群の表現力とその説得力でした。
人生経験を重ねた重みが、いかに人の心を打つか、改めて気付かされました。
参加された方々自身が、これから様々な表現をされるきっかけになれば、と思います。

ピッコロ劇団員 島守辰明


おしらせ

2013年05月24日 | 劇場の話題

平成25年06月06日(木)午後8時から10時頃までの10分程度 メールシステムのアップデート工事を実施いたします。

この時間帯に当方からメール送信が出来ませんので、あしからずご了承願います。

 

舞台技術専門員:安積


「シアタースタート」開催しました

2013年05月23日 | 主催事業

今日は ピッコロシアターにおける「シアタースタート」の開催日でした。

「シアタースタート」とは乳幼児とその保護者のための“初めての劇場体験”
すでに 全国各地で試みが広がっていますが、ピッコロシアターでは今回が初の公演です。



出演者は京都のパペットアーティスト:つげくわえさん。
たったひとりで たくさんの登場人物を演じ分け子ども達を惹きつけます。

11時と14時の2回公演はどちらも大入り満員。
開演の合図の鈴をつげさんが鳴らして歩くと子ども達は魔法にかかったように注目しつぎつぎと現れる人形たちに夢中です。

30分の人形劇が終わるとタオルと輪ゴムを使って人形をつくるワークショップ。

お母さんが作った人形を子ども達は抱っこしたり被ったりして笑顔で楽しんでいました。

劇場が子育てパパやママたちと好奇心旺盛な乳幼児の芸術文化的な立ち寄り場所のひとつになれれば・・・と
ピッコロシアターでは今後も研究を続けます。

業務部 田房


県立図書館で『鶴屋南北vs別役 実』開催中

2013年05月21日 | 劇場の話題

ただいま、兵庫県立図書館(明石市)では、ピッコロシアターとの連携企画としてピッコロ劇団公演『不条理・四谷怪談』の上演にあわせて
展示『鶴屋南北vs別役 実』を開催中です。



「東海道四谷怪談」や作者・鶴屋南北についてや『不条理・四谷怪談』の作者で、日本を代表する劇作家・別役 実氏についての資料展示を行っています。

また、ピッコロシアター資料室には、別役 実氏の関連書籍200冊を集めた「南塚口3丁目文庫~別役づくし~」を開設しています。
あわせて多彩な別役ワールドをあ楽しみください。


広報 古川


「不条理・四谷怪談」記者会見

2013年05月19日 | ピッコロ劇団

去る5月16日、「不条理・四谷怪談」作者で前ピッコロ劇団代表の別役 実さんをお迎えして、公演にむけての記者会見を尼崎市内で開きました。


各新聞社の演劇記者の方、雑誌、ライター、評論家の皆さんが多数集まってくださり、公演への期待の高さを感じました。

鶴屋南北の名作怪談を、現代を映す不条理喜劇に変える・・・という斬新さ、また、別役さんが、南北の記録137本を超える138本目の書き下ろしということで関西だけでなく、東京からも注目されています。

別役さんは、「東海道四谷怪談」の伊右衛門のキャラクターに強く惹かれて戯曲にしようと考えたそうです。



「『東海道四谷怪談』は『忠臣蔵』の外伝として書かれていて、南北の作品の中でも飛び抜けて魅力的。
原作では、赤穂義士が善、伊右衛門は悪として、勧善懲悪で描かれている。
それも伊右衛門の悪は計り知れないスケールの大きな悪。伊右衛門の存在そのものが不条理です」とお話しされ、今回の作品では、人間の存在・営みそのものが喜劇的だという視点で書かれたそうです。

今後、様々な紙面等に公演が紹介されると思います。

お楽しみに。


広報☆古川


『悲劇喜劇』に戯曲「不条理・四谷怪談」が掲載

2013年05月17日 | ピッコロ劇団

発売中の『悲劇喜劇』6月号に別役実氏最新作「不条理・四谷怪談」が掲載されています。

読んでから観るか? 観てから読むか?
ぜひ両方で別役ワールドをお楽しみください!
ピッコロ劇団公演「不条理・四谷怪談」は、6月7~12日 ピッコロシアター大ホール、6月21~23日 座・高円寺2 で上演します。

なお、来月6月7日発売の『悲劇喜劇』7月号は、我らが劇団代表・岩松了の特集です。

広報☆古川


「不条理・四谷怪談」チケット早稲田大学でも販売中

2013年05月15日 | ピッコロ劇団

「不条理・四谷怪談」は、兵庫公演の後、6月21~23日まで、杉並区の劇場「座・高円寺2」でも上演します。

現在、 早稲田大学の生活協同組合でも「不条理・四谷怪談」東京公演のチケットを販売しています。

早稲田大学といえば、「不条理・四谷怪談」の作者・別役実さん、出演者の山田裕の母校です。
ちなみに、初代ピッコロ劇団代表の劇作家・演出家の故秋浜悟史さんも卒業生。

そんなご縁もあって、今回、大学生協の店舗(早稲田キャンパス17号館1階のライフセンター)で東京公演のチケットを販売していただくことになりました。

早稲田の学生さんに限らず、どなたでも直接店舗に行けば購入することが可能です。
6月7日(金)まで販売予定ですが、取り扱い枚数に限りがありますので、お急ぎ下さい。

劇団部:山本


出演情報

2013年05月12日 | テレビ・ラジオ情報

5月14日火曜、朝8時~ ラジオ関西「三上公也の情報アサイチ!」にピッコロシアターの大鳥館長と、劇団員の吉江麻樹が出演して、6月の「不条理・四谷怪談」について、ご紹介します。

今回の公演でお岩を演じる吉江。最新の稽古の様子もお話しする予定です。
ぜひ、お聞き下さい。

広報☆古川