今日のピッコロ

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・舞台技術学校などのニュースや、日々の活動をご紹介します。

【掲載情報】ピッコロ劇団公演「当世極楽気質」

2015年09月27日 | ピッコロ劇団
「当世極楽気質(とうせいごくらくかたぎ)」は、9月30日の初日にむけ舞台稽古まっただ中です。
9月24日(木)の毎日新聞(夕刊)でご紹介いただきました。
毎日新聞『坪内逍遙の評伝劇、気鋭の作・演出で』
 
こちらからもお読みいただけます。
 
 
 
兵庫県立ピッコロ劇団第53回公演「当世極楽気質」
作=長田育恵 演出=上村聡史(文学座)
 9月30日(水)18:30
10月 1日(木)14:00 
    2日(金)13:00/18:30
    3日(土)14:00
    4日(日)14:00 
ピッコロシアター 大ホール
〈全席指定〉一般3500円 大学・専門2500円 高校生以下2000円
ご予約=ピッコロシアター06-6426-1940

研究科集中講義「動く、とまる、ゆっくり動く」いいむろなおき先生

2015年09月19日 | 演劇学校・舞台技術学校

9月12日(土)・9月13日(日)はピッコロ演劇学校研究科の授業でマイム俳優いいむろなおき先生をお迎えし、「動く、とまる、ゆっくり動く」と題してご指導いただきました。

「マイム」は現在、言葉を用いず、身振りや表情だけで物事を表現する演劇で、無言劇とも表現される。その中の一つのジャンルとしてある「パントマイム」はギリシア語の「パント」=「全て」と「ミモス」=「真似る」を組み合わせた言葉である…。

という「マイム」の成り立ちを軽妙な語り口で説明していただいたのですが、いいむろ先生は本当に体一つで何でも表すというのを体現されている方です。

先生には1学期に本科生のご指導もいただいたのですが、その時は、一般的に分かりやすい「壁」や「ロープ」のマイムレッスンが主でした。研究科の授業は演技により深みを持たせることを目的とした本科生よりも一歩進んだ授業のように感じました。

 

例えばこの写真は、マイムでの喜怒哀楽や驚きを表すポーズを練習している様子です。

他にも、新聞を使った小作品作りのレッスンや今回の講義名「動く、とまる、ゆっくり動く」を意識したディナモ・リズム(動きのリズムの意味)を取り入れた即興芝居のレッスンなどがありました。

研究科生にとっては、マイムを演技の中でどう生かしていくかを学び、合同発表会に向けての刺激となった2日間だったのではないでしょうか。

そんな研究科生と舞台技術学校生がタッグを組む合同発表会は10月31日(土)、11月1日(日)上演です。チケットは10月初旬に発売予定。

ご興味がございましたら、ピッコロシアターにお問い合わせくださいませ。

演劇学校担当:土倉


中学生と高校生の職場体験

2015年09月19日 | 劇場の話題

9月8日~11日まで中学生の「トライやる・ウィーク」と高校生の労働体験授業として6名の生徒を受け入れました。

最終日には、『ブログ講座』を行い、4日間の体験の中で印象的だったことを書いてもらいました。

それぞれユニークな文章が出来ました。

 

まっきーの演劇ワークショップ!!

ピッコロシアターに来て、一番楽しかったことは、他校のトライやるのみんなと受けた

まっきー(ピッコロ劇団員・吉江麻樹さん)の演劇ワークショップです。

まっきーは、ピッコロ劇団員の中でも、すごい女優さんで、初めてあった時は、すごい美人が来たなっ!!と思ってたのだけど…(汗)

元気で気さくな面白いお姉さんでした。 みんなで脚本の読み合わせをしたり、身体を使いながら声を出したりするのが楽しかった。声を出すのはすごくしんどかったけど、慣れてくれば楽しくなってくるだろうな、と思いました。

ピッコロシアターは、しんどいところもあったけど、楽しいところもたくさんあって良かったです。

尼崎市立小田北中学校 駒井風花

 


 楽しいエコー

一番面白かったのは「舞台音響講座」だ。音響ケーブルをいろんな機材につなぐ時、絶対守らないといけないルールについて教わった。それはアンプのスイッチを一番最後に入れるということだ。アンプがついた状態で他の機材のスイッチを入れると大きなドンっ!!という音がして、スピーカーが壊れることがあるという。そんなことはまったく知らなくてとてもびっくりした。

ミキサーを使ってエコーをかけるのも面白そうだった。テレビなどで使われている声の高さを変えたりも出来るそうで、自分でもやってみたいと思った。音を自由に操れたらとても楽しいだろう。パソコンでも出来るそうなので、家でも遊んでみたい。

尼崎市立南武庫之荘中学校 大吉泰嗣

 

ミキサーにもっと触りたい!! 音響体験

ピッコロシアターでの体験で一番印象に残ったのは「舞台音響講座」です。もともと舞台技術に興味があったので印象に残っています。音響がどんな役割を果たすかとかケーブルのつなぎ方、ミキサーをどう使ったら音が出るのかなどの説明をしていただき、実際にミキサーに触れて、やまびこやエコー等の効果を付けたり、とても興味のある話ばかりで、もっともっとミキサーを触ってみたいな~と思いました。

尼崎市立南武庫之荘中学校 山本芽依

 

 気まずい!? トライやるウィーク!

「トライやるウィーク」で、たまたまピッコロシアターへ行くことになりました…。

しょうがなく来たので面白くないだろうなぁ~と思ってましたが、他の中学だけでなく高校生の人たちまで来ていてビックリ! はじめは気まずくて話せなかったけれど、一緒に仕事などをしていくうちに仲良くなることができました。

舞台上に立てたり、本物のスポットライトを使わせてもらったりといろいろ体験した中で一番良かったのは、まっきーの演劇ワークショップ!!です。ぼくは身体が硬いので痛いことはやりたくないなぁと思っていましたが、柔軟体操などをやりワークショップが終わる頃には柔らかくなっていたので、痛くなくって良かった。一生懸命やれば良いことが自分にかえってくるんだ!!

良い体験をさせてもらいました。

尼崎市立成良中学校 北林新大

 

ナニコレ!? ピッコロシアターは奥深い!

最初はとても緊張していたのですが、職員の皆さんはとても優しい方ばかりで、だんだん落ち着いて体験することができました。

自分は、普段ほとんど読まないので、新聞のスクラップ作業が苦手だなと思ったのですが、そういう仕事も笑顔でされているのを見て、とてもこの仕事を愛されているのだなと感じました。

そんななか、一番楽しかったのは舞台裏の見学ツアーです!舞台の上から下(奈落)まで見せてもらって、1本のお芝居を作るのに、とても多くの人が関わり、たくさんの大道具小道具が使われていることがわかりました。

「トライやるウィーク」でピッコロシアターに来ることが出来てとても良かったです。ありがとうございました。

尼崎市立成良中学校 柳優光

 

 体感!! ピッコロ!!!

 ピッコロシアターでの労働体験。当初は緊張気味でしたが、スタッフの皆さんのおかげで落ち着いて実習を受けることができました。

舞台について様々なことを学びましたが、中でも舞台設備関係の実習が最も印象的でした。調光室に入りスポットライトの操作体験。 学校の授業の一環で何回か舞台で演じたことがある自分でさえ知らなかった、照明操作の難しさや大変さを実感しました。

演じることに興味があり、これからも演技の勉強をしていきたいと思っている自分にとって、今回の体感したことは何事にも代え難い財産になりました。この経験を活かして頑張っていきたいと思います。

NPO法人 京田辺シュタイナー学校 硯石悠太郎


業務部:西岡


東北との交流公演

2015年09月13日 | 主催事業

9月11日、「第7回むりやり堺筋線演劇祭参加劇場における~東北×関西演劇交流2015~」という内容の記者会見を大阪市内で行いました。

ピッコロシアターでは東日本大震災後、ピッコロ劇団によるワークショップや演劇公演、SENDAI座☆プロジェクトの兵庫公演の受け入れなど演劇を通じて被災地との交流を続けてまいりました。

ピッコロシアターだけでなく、多くの劇場や表現者が様々な形態で、交流し活動し続けている中、今回の会見では、

SENDAI座☆プロジェクト
兵庫県立ピッコロ劇団
ジャブジャブサーキット
短距離男道ミサイル
コトリ会議
DANCE BOX

以上6団体7名がそれぞれの東北×関西演劇交流活動について発表しました。

ピッコロシアターでは、11月13日(金)14日(土)にSENDAI座☆プロジェクトが「洗い屋稼業」を上演します。
この公演は仙台・東京・名古屋でもあります。

ピッコロ劇団の「学校ウサギをつかまえろ」は、
11月26日(木)七ケ浜町立汐見小学校
11月28日(土)仙台市宮城野区中央市民センター体育館

この前後には兵庫県内公演もあります。

業務部:田房


高校生インターンシップ

2015年09月12日 | 劇場の話題

9月6日~10日まで、ピッコロシアターで職場体験をしていた百合学院高等学校の生徒さんから、感想文が届きましたのでご紹介いたします。

私が3日間で一番印象に残った事は演劇ワークショップです。
その中で私は台詞のアクセントの違いに興味を持ちました。

 

「ひがし」という言葉でも「干菓子」の様に、「が」を強く読むのか「東」の様に「ひが」を強く読むのかで聞く人は違う言葉のように聞こえます。

私は日常生活で、この様な事を思いながら過ごしていなかったので初めて気付きました。

なので、インターンシップが終わってもふと気付いた時に言葉のアクセントを気にしてみようと思います。

百合学院高等学校1年  呉島実優

 

今回、インターンシップで、ピッコロシアターの方たちと一緒に、消防点検や新聞のスクラップなどの作業をしたり、演劇のワークショップなどを体験しました。

演劇のワークショップでは、ピッコロ劇団の女優の方に、日本語のアクセントについてや、基礎トレーニングを教えてもらいました。

また、トランプを使ったステータスゲームや、「さらっていってよ ピーターパン」の朗読などもできて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

百合学院高等学校1年  大石紗瑛


資料室だより

2015年09月05日 | 資料室だより

坪内逍遙の人生にもっと深く触れていただける機会が、9月30日(水)~10月4日(日)ピッコロ劇団第53回公演
「当世極楽気質」公演で上演されます。ピッコロシアターにぜひ足をおはこびください。

 
【坪内逍遙とは】
今年は坪内逍遙の没後80年にあたります。
彼は、明治時代から大正時代にかけて小説家、評論家、劇作家、翻訳家、教育者として活躍しました。
近代文学・演劇の発展に尽力した生き様は、後の文芸家たちに多くの影響を与えました。
坪内逍遙が残したものの中からいくつかご紹介しましょう。


【坪内逍遙が残したもの・朗読術】
坪内逍遙は愛知外国語学校在学中(明治初期)に、シェイクスピア劇の朗読を初めて耳にしました。そして、俳優がセリフを発するための”エロキューション”という発声技術がヨーロッパにあることを知りました。
彼は、その時受けた感銘をいつまでも忘れることができず、後に独自で日本の朗読術を確立しました。

【坪内逍遙が残したもの・シェイクスピア】
坪内逍遙は大学卒業後、早稲田大学の講師となりました。
外国歴史などを教えていましたが、あるときシェイクスピアの講義を試みたところ好評で、その後シェイクスピア作品の全文翻訳をした本を刊行しました。
日本人が好きな作家として、シェイクスピアは今でも根強い人気があります。
そのきっかけをつくったのは、坪内逍遙でした。

【坪内逍遙が残したもの・文章表現】
坪内逍遙は、これからの近代文学の真髄は、「人間の内面心理を描くこと、現実を描くことである」という考え方を「小説神髄」という理論書にまとめました。
そして人間の姿を写実するように表現するため、日常に用いられる話し言葉に近い文章表現(口語体)を提唱しました。彼のこの考えが近代文学の方向を決定づけ、現在に至っています。

(以上は清水書院:人と作品37・坪内逍遙、未来社刊:坪内逍遙を参考にしています)
 
【資料室・劇場で坪内逍遙をお楽しみください】
現在、私たちがごく自然に親しんでいる様々な言葉の世界やシェークスピア戯曲、朗読、演劇などの源には
坪内逍遙が関係しているといっても言い過ぎではありません。
資料室では坪内逍遙が翻訳したシェークスピア作品や坪内逍遙の伝記本などを取り揃えています。
この機会にぜひ資料室で文芸の源をさがしてみてはいかがでしょうか。

資料室担当:戸川


ピッコロ劇団第53回公演『当世極楽気質』記者会見

2015年09月04日 | ピッコロ劇団

8月20日(木) ピッコロ劇団第53回公演『当世極楽気質』記者会見を行いました。

朝日・毎日・産経・日経・神戸など新聞社、ぴあなど雑誌社の記者からフリーライターの方々など多くの方にお越しいただきました。今、演劇界で注目を集めている長田育恵さんと上村聡史さんが組んでの作品であるため、関西でもとても注目していただいているということを改めて感じました。

記者会見で特に印象深かったのは、長田育恵さんが本作を執筆する中で「継承すること、受け継ぐこと」を強く感じ今も考え続けているというお話でした。

坪内逍遙は、江戸から明治へという政治や社会、思想が激動する時代の渦中に生き、幼いころから慣れ親しんだ日本独自の文化と西洋から流入してくる新しい文化との間でひき裂かれるような葛藤を感じました。その中で、次の世代の人々へ何を残せるか、何を伝えるか?について悩み続けました。

「逍遙が様々なものを残し伝えたかった“次世代の人々”とは、まさに“現代に生きる私達”なのではないか。その私たちは、逍遙が命を賭けて残し伝えてくれた数々のものに対して、手渡され、残されたということに気付いていないのではないか。」という長田さんの執筆に懸ける思いに触れました。この物語は、単なる歴史物語ではなく、様々な課題、事象に直面して生きる私、まさに“今を生きる私がどう生きるかの話”なのだと感じました。

長田さんが逍遙の人生に想いを馳せ丁寧に紡いだこの物語を、上村さんの演出のもと、ピッコロ劇団員一同、精一杯心を込めて作品創りに臨んで参ります。

今後、新聞記事などでもこの公演のことが出て来ると思います。
みなさまぜひご注目ください。

劇団部 貴田


9月のひとこと ピッコロシアター館長より

2015年09月02日 | 館長のひとこと

夏休みが過ぎて多くの学校が動き始める9月となりました。

8月恒例の第37回ピッコロフェステイバルには8000人(速報値)を超える皆様方にご来館いただき、館内を大いに盛り上げることができありがとうございました。若さとそのエネルギー、活気に溢れていることが、シアターにとって何よりの刺激です。

特別企画のピッコロ・ファミリー劇場「さらっていってよ ピーターパン」の再演4ステージにも多くのご来館をいただきました。うち1ステージでは視覚に障害のある方への鑑賞サポート・音声ガイド付き公演を初めて試みました。

ピッコロ劇団では第53回本公演「当世極楽気質」(9月30日~10月4日の6ステージ)に向けての稽古が佳境を迎えようとしています。演劇界のホープである劇作家・長田育恵さん(てがみ座)、演出家・上村聡史さん(文学座)と初めて組んでの舞台創りです。題材は明治から大正、昭和へと日本の近代化の過程での“坪内逍遙”博士の時代への挑戦。その一代記に劇場・劇団としても真摯な挑戦です。

これからも確かな歩みを続けます。ご来館をお待ちしています。

館長:大鳥 裕士


【掲載情報】LLブック

2015年09月01日 | 外部出演
ピッコロ劇団員の風太郎と小安展子が制作協力・出演し今年5月に出版された
LLブック『わたしのかぞく なにが起こるかな?』(樹村房、1080円)が
毎日新聞 8月31日(月)朝刊1面の「余録」で紹介されました。
 
LLブックとは、スェーデン語で「やさしく読める」と言う意味。
絵記号や写真、簡潔な文をを使い
知的障害の方が楽しく読めるよう工夫された本のことです。
 
「余録」は、ネットからも読めますので、拡散するといいですね。