ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

新しい1年のはじまり

2013年04月27日 | 演劇学校・舞台技術学校

去る、4月26日(金)ピッコロ演劇学校・舞台技術学校 平成25年度合同入学式が行われました。今年度入学されたのは、演劇学校 本科31期生 40名、研究科30期生 29名、舞台技術学校22期生 34名、総勢103名。入学者が100名を越えるのは10年ぶりです。


式典では、本科・研究科・技術学校を代表する3名の学校生に井戸校長から受講票が授与されました。



これからの学校生活にたくさんの期待と少しの不安を胸に式典に臨んだ学校生たち。式典後におこなわれたオリエンテーションでは、各学校の主任講師や事務局職員から学校生活や授業内容について説明を受け、みんな真剣なまなざしでメモを取っていました。



今年の学校生たちが、お互いに刺激をうけながら修了式までの1年間に創りだすカラーは、どんな色になるのか・・・私もとても楽しみにしています。学校生たちのこれからの歩みを、あたたかく見守ってください。

演劇学校担当 小梶


【出演情報】ソラトニワ梅田

2013年04月20日 | テレビ・ラジオ情報
梅田の阪急百貨店のサテライトスタジオでは、「ソラトニワ梅田」というインターネットラジオ放送が展開されています。
 
4月21日(日)14時からの「劇場へ行こう!」に業務部の田房が出演して、ピッコロシアター・ピッコロ劇団の公演や舞台の魅力についてお話します。
 
パーソナリティーは、元宝塚歌劇団宙組男役の彩羽真矢さんと、俳優・作家・演出家・振付家・漫画朗読家の石原正一さんです。
 
「ソラトニワ梅田」

広報☆古川
 

資料室便り

2013年04月16日 | 劇場の話題

資料室は12日から始まった棚卸しの真っ最中です。

そんな中、ピッコロシアター劇団部の貴田さんが本を探しにやってきました。

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いつも公演に関する雑誌や書籍を探しに資料室を利用します。

今日行くと、資料室担当の高橋さんが棚卸作業中でした。

 

10月のピッコロ劇団公演「間違いの喜劇」に関連する「古代ローマ喜劇全集」…。やっぱり、ありました。

シェイクスピアが「間違いの喜劇」を書く時に、下敷きにしたと言われる「メナエクムス兄弟」という作品が掲載されています。

一つの作品を元に、新しい作品を生み出すという営みを考え、時間と場所を越えて、一つの物語が生まれ変わることへのロマンに想いを馳せます。

10月の公演でも、シェイクスピアの「間違いの喜劇」を下敷きにして、“日本版・間違いの喜劇”とでも言うべき一つの物語が誕生します。

ワクワクです。

シェイクスピア研究者の喜志哲雄先生が、今回、訳、翻案、作品監修を務めて下さり、演出はピッコロ劇団員の孫高宏。

今から楽しみです。

今後も、続報をお届けしますので、楽しみにしてください。

 

いつ行っても、読みたいと思う本が揃っている資料室には、改めて感動です。ピッコロシアターだけでなく、関西演劇界の貴重な宝物だと思いました。

 

資料室は19日(金)まで棚卸作業予定です。

20日(土)から一般貸出を再開します。

みなさまも気になる本を探しに、是非、お越し下さい。

 (劇団部:貴田)


平成24年度 ピッコロ・山根演劇賞

2013年04月10日 | ピッコロ劇団

一年を通して顕著な活動をした劇団員に送られる「平成24年度 ピッコロ・山根演劇賞」が発表になりました。

ピッコロ劇団第44回公演/ピッコロわくわくステージ「虎と月」の演出、劇団公演の舞台監督として活躍した
鈴木田 竜二

「エレノア」「不思議の国のアリスの帽子屋さんのお茶の会」「虎と月」「泡-流れつくガレキに語りかけたこと」に出演した
野秋 裕香 

以上2名が受賞しました。

広報☆古川


プロデビュー

2013年04月08日 | 劇場の話題

この3月に舞台技術学校照明コースを卒業した旗手要(はたて・かなめ)さんが、7日(日)行われた日本舞踊発表会でプロデビューしました。

旗手さんはピッコロ演劇学校・舞台技術学校の学校案内で「プロの技術者として舞台創造に関わり走り回る自分をイメージし、夢見ながら愉しく授業を受けています」と語っていましたが、その第一歩を果たしました。

とはいえ、日本舞踊の舞台を見るのは人生で初めて、仕込みの時からただ呆然とすることもあり、目の前で迅速に動くプロを見て「びっくりした」

そして11時から4時過ぎまでの長い本番ではピンスポットライトを任され、一緒に担当する先輩から細かい指示が次々出されながら、懸命に取り組んでいました。

初仕事終了後、感想を聞くと「とっても大変でした、でも勉強になることがたくさんありました」と、すでに次の仕事に向けての意気込みも感じられました。

これからいろんな経験を積んで、立派なプロに成長して欲しいと願っています。

このように卒業後プロに進む人もいる舞台技術学校では、ただいま新年度生を募集中です。
詳しくは、演劇学校・舞台技術学校のページをご覧ください。願書などはこのホームページからもダウンロードできます。

舞台担当:安積


「不条理・四谷怪談」東京公演にむけて

2013年04月07日 | ピッコロ劇団

6月のピッコロ劇団の第46回公演「不条理・四谷怪談」はピッコロシアターの他に、東京公演を行います。

4月1日、東京公演の会場となる杉並区立劇場「座・高円寺」におきまして、【2013年 座・高円寺 プログラム説明会】が開催されました。

今年、同劇場で上演される公演の劇作家・演出家からマスコミ・編集者・地元ファンの皆さんに作品の見どころや抱負などをプレゼンテーションしてゆく会です。

※座・高円寺 阿波おどりホールで行われた説明会


芸術監督である佐藤信さんはじめ、川村毅さん、岡安伸治さん、坂手洋二さん、生田萬さん、中津留章仁さん 松本修さん、ごまのはえさん…などなど。

演劇界をリードずるベテランから若手まで、そうそうたるメンバーが舞台に並びその中に、今回の作家・別役 実さん、演出家の佐野剛も参加し抱負をお話ししました。

※(左から)別役 実、佐野剛


別役さんは

「鶴屋南北が生涯で137本の戯曲を書いたので、南北に敬意を表してといいましょうか、その記録を抜く138本目です。元の四谷怪談の不条理をどう再構築しようかと苦心しました。
 最初は幽霊を出さないという案もあったんですが、お岩を出さないと怪談じゃなくなっちゃうんで出すことにしました。ご期待ください」とお話しされました。

前売開始は、4月19日から。

詳しくは公演ページをご覧ください。

広報☆古川


追加公演決定!「ビーンズ・ドリーム まめちゃんのゆめ」

2013年04月06日 | 主催事業

ピッコロシアターが今年度から始めるシアタースタート〉
0歳児から參加していただける初めての劇場体験企画。

昨日から申し込み受け付けを開始したところお陰様で大好評。
定員100名に達しましたので、追加公演を開催することになりました。
14時から同じ内容で追加公演をいたします。
(なお11時から14時への変更についてはご遠慮ください)
ご来場お待ちしております。

■シアタースタート
くわえ・ぱぺっとステージ
「ビーンズ・ドリーム まめちゃんのゆめ」
2013年5月23日(木)11:00 定員に達したため締切ました。
               14:00 ←追加公演決定!!


ピッコロシアター 中ホール

〈自由席〉おやこ1000円(一人増える毎+500円)
お申込み ピッコロシアター TEL06(6426)1940

公演ページからもお申込みいただけます。

広報☆古川


兵庫県立ピッコロ劇団オフシアターVol.28 & ピッコロシアター資料室《連携企画》

2013年04月05日 | 劇場の話題

ピッコロシアター資料室では、ピッコロ劇団オフシアターVol.28との連携企画を実施中!

『寿歌』の作者北村想氏、『私のかわいそうなマラート』の作者アルブーゾフ氏の作品を集めております。

観劇と合わせて、戯曲を読んでみませんか? また違った感動に出会えるかもしれません。

■実施期間:4月5日(金)~4月11日(木)

■利用時間:午前10時~午後5時30分(土・日・祝日は午後4時まで)

 

資料室担当:高橋

 


当日券情報

2013年04月05日 | ピッコロ劇団

ピッコロ劇団オフシアターVol.28「寿歌」(北村想=作 吉村祐樹=演出)本日からスタートします。核戦争後の日本を舞台に、ゲサク、キョウコ、ヤスオ、どこか不思議で愛すべき3人が織りなす奇妙な旅のひとときを、客席でともに体験してください。

また、明日からは「私のかわいそうなマラート~焼跡のワルツ~」(アルブーゾフ=作 島守辰明=翻訳・演出)も開幕します。

レニングラード包囲戦のさなか出会った3人の少年少女の戦中から戦後、復興にかけての人間模様を繊細に紡ぐ不朽の名作です。

どちらも当日券をご用意して、皆さまのご来場をお待ちしております。

劇団部 田窪